グリーンウェーブ コンサート13th
親密でチャーミングなコンサートに行ってきました。
この、緑の光あふれるホールは、ゴルフ練習場のレストランホール。
保土ヶ谷区のハンズゴルフクラブでの、グリーンウェーブ・コンサートは、13回目を数えるチャリティーイベントだそうで、今回初めてお伺いしました。
勝手に神奈川フィルを応援する会の音楽視聴活動の一環にございます。
そう、神奈フィルのヴァイオリン奏者、森園ゆりさんの恒例コンサートでもあるのでした。
まず、イギリスのティータイム風に、サンドイッチやフルーツ、スィーツなどをいただけました。
ゴルフ場のレストランは、本格的でおいしい。
ラヴェル 「亡き王女のためのパヴァーヌ」
クライスラー 「ボッケリーニの様式によるメヌエット」
バッチーニ 「妖精の踊り」
リスト 「小人の踊り」(ピアノソロ)
エルガー 「愛のあいさつ」
シンディング 「組曲」~「プレリュード」
パラディエス 「シチリアーノ」
フォーレ 「子守唄」
ブニャーニ(クライスラー編) 「前奏曲とアレグロ」
サラサーテ 「カルメン幻想曲」
ヴァイオリン:森園 ゆり
ピアノ :佐藤 裕子
(2011.6.4@ハンズゴルフクラブ)
「復活~つなぐ」が今回チャリティのテーマで、収益金は、例年のみどり財団ではなく、震災の被災地へ寄付されるとのこと。
そして、冒頭にプログラムには当初なかった、ラヴェルがしっとりと演奏されました。
オープンなホールなので、音響が不安でしたが、とても響きはよく、ヴァイオリンもピアノもしっかり芯があって聴こえ、まったく問題なしでした。
一見、名曲コンサートのようでいて、実は普段なかなか聴くことのできない、本格的なプログラムで、わたしも初めて聴く曲もいくつか。
進行役のもと、森園さんの曲紹介を交えて、コンサートは進められます。
普段、オーケストラの一員として、遠目に拝見している森園さん。
静かにおしとやかにヴァイオリンを弾いてらっしゃるイメージを持っていたけれど、このソロコンサートでは、技巧満載の難曲に堂々と対峙。
すごい集中力でもって、バリバリと弾かれておりました。
その鳴りっぷりのよさに、わたくしは驚き、そして、その音色に、慣れ親しんだ彼女の所属する神奈川フィルハーモニーの響きを感じたのです。
そう、「ひとり神奈フィル」ですよ。
潤いと艶やかさに満ちた美音の芳醇サウンドが、神奈フィルの、特に弦。
応援メンバーともども、聴いていて、とてもうれしくなりましたね。
ピアノの佐藤さんも、コンビネーションばっちりで、同質の音色です。
ホールの天窓からは、ゴルフ場周辺の豊かな緑が見えて、それが風にそよいでおります。
陽光と、緑と風。
それを感じながら、音楽を聴く歓び。
癒されます。
シューベルトの持つ単純だけど、ちょっと深い世界。
佐藤さんの詩的で鮮やかなリスト。
最愛のエルガーは、今日の雰囲気にぴったりのチャーミングなもの。
フォーレの優しさ。
初聴きのプニャーニ(クライスラー)の毅然としたたたずまい。
そして、盛り上がった名曲幻想曲、カルメン。
アンコールには、この4月より、ヴュルツブルクに留学された森園さんのお嬢様の今回コンサート用の書き下ろし作品が素敵に演奏されました。
楽しかったです。
野口さん2枚で、こんな思いができまして感謝です。
終演後、ご挨拶を申し上げて、アフターコンサートへ。
保土ヶ谷ということで、駅に戻って周辺で、とも思いましたが、1年前に食べて、夢にまで出てきたあの焼肉屋さんを探すことに・・・・・。
この時期に「ユッケ」ですよ。
新鮮だから全然OK。
甘くて、芳醇。
たまりませんねぇ~
ユッケ、ダブルで
肉厚のぷりぷりちゃんは、レバ刺し、よ~ん
カルビ中
焼肉写真集
「京城苑」 (同名の店が横浜市内にもいくつかありますが、こちらは情報少なめ、隠れ名店なり)
素敵なコンサートに、おいしい酒と食事、そして音楽の仲間。
皆さま、どうもありがとうございました。
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