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2011年7月 6日 (水)

ビゼー 「アルルの女」 マリナー指揮

Butakimuchi1

さまクラ、夏のクッキングシリーズ。

暑い夏に、力をつけましょう。
野菜もとれる簡単料理。

まずは、定番「ブタキムチ」。
当然に、ビールを飲みます。
ご飯にもばっちり。

Butakimuchi2

色も鮮やか。
うれしくなる暖色系ですな。

中火のフライパンに、豚バラ肉を一面にひきつめます。
そのうえに、キムチを一面にひきつまめす。
お好み次第で、たっぷりどうぞ。
そこへ、荒く溶いた卵をゆるゆると流しこみます。
あとは、ふたをして卵が固くなるまえに火を止めて、余熱で温めて、これまた卵の様子を、お好みの具合で盛りつけましょう。

調味料は不要。
キムチの味だけで、異常なくらいのうまさ。

夏にキムチ、最高ですな!
唐辛子は、秀吉&清正が、かの地に持ち込んだとされているけれど、諸説あって不明です。こんなことで争いたくない、素晴らしい食材でございます。

Bizet_marriner

ぶたキムチとはあまりに関係ないけれど、今日は名曲。

ビゼーの「アルルの女」。

なんもいうことのない名曲。
そして、時おり無性に聴きたくなる。
名曲でも、そんなに何度も聴きたくない、遠ざかっていても大丈夫な曲と、しばらく聴いていないと、ある日、急に聴いてみたくなる曲がございますね。

「アルルの女」は、わたしには、そんなたぐいの名曲のひとつなんですよ。
フェチ曲とはまた違う意味でね。

30分というちょうどいい具合の長さ。
簡単に味わえる異国情緒、それが陽光あふれる南フランス。
抒情と劇的な場面とのちょうどいいバランスと華々しいエンディング。
並々とこぼれ、溢れだす名旋律がくどくなく、ふと思い出すような親しみにあふれている。

こんな印象が、つかず離れずの名曲たる由縁でありましょうか

ビゼーは、37歳の早世だけれど、こうした曲やオペラ「カルメン」を聴いてしまうと、天性の劇作家という風に思う。
もう少し長く生きてくれれば、フランスのワーグナーのようになったかもしれませんねぇ。
ビゼー(1838~1875)、ワーグナー(1813~1883)、ヴェルディ(1813~1901)。

いつくかあるCDから、定番クリュイタンス、アバドやバレンボイムと並んでお気に入りなのが、サー・ネヴィル・マリナー指揮のロンドン交響楽団の演奏。

これは、素晴らしい。
ともかく、どこからどこまでも清々しく、音楽にいい風が吹き抜けている。
この風の吹き具合が実は、とてもよろしくって、うまく聴かせてやろうとか、劇的に構えたりすることがなくって、どこまでも自然体なので、受取るわたしたちにも、すっきりと爽やかな風として感じることができるのです。
 同じロンドン響を振ったアバドは、このマリナー盤の少しあとの録音。
あちらは、ビゼーの人間ドラマにまで踏む込みつつ、音の美しさを磨き上げた演奏だった(ゴッホの素晴らしいジャケット!)。
どちらの個性、それに応えるロンドン響も素晴らしいです。
 そして、アナログ録音最末期のフィリップスの名録音(78年)。
ちなみに、EMIへのアカデミーとの再録音はいけないことに、未聴なんです。

あぁ、気持ちがいい。
音楽を聴く楽しみは、こうでなくっちゃ。

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コメント

さまよえる様。ようこそ!ようこそ「アルルの女」を取り上げてくれました。感謝申し上げます。ご存じの通り、この曲にはアルトサックスが登場します。
不肖私は、アルトサックスを学生時代に極めたのです。故大室勇一氏、阪口新氏、ダエルデファイエ氏、マリーロンデックス氏からレッスンを受けた数少ない人物だったりするのです(何?自慢?)
したがってこちらの作品はノンビリ聴いてなんかいられない状況なのです。だから今夜は豚キムチを食べながらありとあらゆるLP(え?)CDを取り出して聴きまくっています(そうか。)
とはいえ、オジサンとしては「アルルの女を取りますか?豚キムチを取りますか?」の質問には少しの躊躇もなく「豚キムチ^^」と答えてしまう悲しい習性だったりするのです。
50を過ぎたオジサンにはこの曲の「アダージョ」が泣けて泣けてしょうがありません。「むかし若いときに恋人であったおじいさんとおばあさんが出会ったシーン」の描写音楽。。。泣けるなー。。。

投稿: モナコ命 | 2011年7月 7日 (木) 20時44分

モナコ命さま、こんばんは。
いつもコメントいただき、うすうす木管系の楽器をされてらっゃるのではと想像してました。
不勉強のわたくしには、マリーロンデックス(音源をもっいたかもしれません)くらいしかわかりませんが、素晴らしい方々にレッスンをお受けになられたのですね。
いやぁ、声楽系とも思ってましたもので!

豚キムチとアルルの女韓国バージョンは、チョン・ミュンフンですが、マリナーのものは、かなりあっさりしたものでした。
ともかく、豚キムとともに、夢想してしまう音楽でございます!

投稿: yokochan | 2011年7月 8日 (金) 00時13分

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