ストラヴィンスキー 「ペトルーシュカ」 サロネン指揮
さまクラ、簡単野菜クッキング。
チョーかんたんな、野菜炒めでござる。
野菜を常備しておくにこしたことはありませんが、お一人さまや、少人数では余らせてしまいます。そんなときに、片っぱしから炒めてしまうのも一手。
野菜を買うのが面倒なら、いまやコンビニに少量で野菜のミックスが売ってますな。
88~128円くらい。
一人なら、これをそのまま。お肉があればなおよろしい。
塩コショウして、出来れば、中華ダシ(顆粒のガラスープがあれば万能)を少し加えて、一気に炒めます。
そして、大根おろし、そしてポン酢。
これに付けて食べるんです。
さっぱりとした、おろしポン酢に、薄めの中華味の野菜炒め。
これ、もう、最高ですぜ、皆の衆!
わたしは、もうこんな風にして食べて、30年ですぜ。
ビールもいいけど、ご飯が進みますぜよ。
100円ちょっとでできちゃう。
大根は日持ちするから、常に冷蔵庫に常備してね。
おろし蕎麦や、缶詰の水煮にかけてもばっちりの食材なんだから。
ストラヴィンスキーのバレエ音楽「ペトルーシュカ」。
手軽に聴ける組曲版の「火の鳥」、オケの練習曲のようでもあり、耳や脳への刺激的快感、「春の祭典」、歌謡性と生気に富みながら、どこか寂しい悲哀を感じさせる「ペトルーシュカ」。
名曲揃いのストラヴィンスキーの3大バレエ。
「ハルサイ」が一番好きと、堂々といってのけることができるけれど、「火の鳥」よりは、「ペトルーシュカ」の方が数等好きという声は、ちょっと小さめ。
でも、わたしは堂々とそうなのです。
「ハルサイ」もいいけど、同等に「ペトルーシュカ」も大好きなんです。
恋をしたわら人形(ピノキオ)は豊かな感情をもって、自らの悲哀を最後は亡霊となって人々の前に現れる。
いじめられっ子が、最後は霊や憎しみの返礼として復元し復讐する。
いまや、チープなオカルト映画みたいだけれど、わたしのような世代には、そんな恐ろしい映画やドラマが流行ったものだ。
ペトルーシュカは、サーカスという、これまた哀感あふれるシテュエーションの中に生きた悲しみの存在。
そのシテュエーションは、外部からは華やかな世界だけれど、内部は悲喜こもごも、嫉妬や差別の横行する辛い世界。
ペトルーシュカは、人間社会への警鐘でもありましょう。
最後、ペトルーシュカは、霊となって怒りもあらわに登場。
でも、今日は7月7日。
星になりましたとさ。。。。
エサ・ペッカ・サロネン指揮のフィルハーモニア管弦楽団の演奏。
作曲家として、ブーレーズと同じようなレパートリーを築き上げたサロネン。
でも、大好評だったロスフィル時代、ブーレーズ系ばかりか、モーツァルト、ベートーヴェン、ワーグナー、マーラー、ブルックナー、ショスタコ、プロコなどなど、普通のオケプロを手掛ける一方、自作や現代ものもさらっと取り上げる凄さがあった。
保守的なアメリカでそうであったくらいだから、自身おなじみのフィルハーモニアに復帰してからは、さらのその大胆なレパートリーと演奏に拍車がかかっていると思う。
自主制作レーベルの、マーラーやシェーンベルクは素晴らしいものだ。
メリハリのばっちり効いた凄演。
祭りの頂点では、文字通り、聴く側も、興奮の坩堝と化してしまう、勢いと若々しさがある。
でも、それは、空しさの裏返し。
華やかさと悲しさの両極端を、人間味ゆたかに、しかも今風のスリムさとクールさをもって描きつくしたサロネンです。
N響に来演してこの曲を指揮したサロネンを聴きました。
ショスタコのP協、バルトーク・マンダリン、ペトルーシュカというスンバらしいプログラム。
もう、興奮の坩堝でございました。
サロネン。
ラトルの次になるかもです!
どうでしょうか。
あと、思い出の「ペトルーシュカ」ライブ演奏。
ブーレーズ&ニューヨークフィル(バーンスタインの横で聴きました)、井上ミッチー&新日本フィル、サロネン&N響、ヤンソンス&コンセルトヘボウ。
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コメント
管理人さん こんばんは。
ストラビィン大好きでなのですね!
尊敬いたします。私も好きでペトル―シカ例の最後のミュートラッパが精神病院の中で無力に響く映画を見ました。
25年程前でニジンスキ―の栄光と没落を20世紀バレー団と作曲家を絡み描いた少しホモ映画でした。
親友と勇んで聴きに行ったらお客は私達だけで…ストラビィン、ラベル、ドビュッシイ―などが登場しパリオペラ座を舞台に初演の裏表を描いてとても内容ある映画で素晴らしかったですよ。
サロネンの変拍子の山々を捌く指揮は仮借なく決して間延びしなく一つの理想的だとおもいますが。
投稿: マイスターフォーク | 2011年7月 8日 (金) 17時58分
マイスターフォークさん、こんにちは。
すべてではありませんが、ストラヴィンスキーは変幻自在で好きですね。
ご覧になられた映画は、とても雰囲気ありそうですね。
おホモ系は困りますが、ディアギレフでしょうか。
当時のパリは、豪華なものだったのでしょうね。
サロネンに、このあたりを振らせたらピカイチです。
ロンドン以外での活躍ももっと期待したいところです。
投稿: yokochan | 2011年7月 9日 (土) 10時26分
こんにちは。上京10日目Cozyです。
私も三大バレエではペトルーシュカがダントツ大好きです。次が火の鳥、ハルサイの順ですね。
サロネンのこのCDも愛聴盤ですし、サロネンを敬愛しています。ライブではロスフィルatサントリーホールとのバルトークオケコンにベト7、シカゴ響atシカゴオーケストラホールでの「火の鳥」、フィルハーモニアat福井など鳥肌ものでした!
投稿: Cozy | 2011年7月10日 (日) 09時59分
Cozyさん、こんにちは。
暑い東京にはもうお慣れになりましたか。
わたしは、かなり参ってます、歳ですね(笑)
サロネンお好きなのですね。
シカゴでもサロ様をお聴きなったんですか!
素晴らしい。
昨年のウィーンフィルとの来日が幻になってしまいましたが、さらなる活躍を期待したいですね。
わたしは、FM録音したサロさまの、トリスタンが気にいってます。
投稿: yokochan | 2011年7月10日 (日) 13時04分