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2011年9月 8日 (木)

マーラー 交響曲第4番 マリナー指揮

Azumayama201108_4

わたくしにとっては、天国のような場所。

いつも紹介してますが、海と山と花々。
約30分で登頂。
ここに来れば浮世も忘れることができます。
実家に帰ったときは、必ず朝登ります。
夏は、遠くがぼやけて、海山空の境界線が曖昧ですが、空気が澄んでくると、それはもう美しい光景なのです。

小学校時代から、ここには来てましたからかれこれ40年以上。
昔は、なにもない山でした。

Kibanacosmos

別なところに咲いていたキバナコスモス+アリさん。

Mahler_sym4_marriner 

久々のマーラー、そして、マリナー卿

サー・ネヴィル・マリナーマーラーだなんてsign02

毎度古臭い話でごめんなさい。
マリナーといえば、「四季」。
それがほぼマリナーが日本でメジャーになったレコードで、以来、アカデミー室内管弦楽団と切ってもきれない関係ということで、「マリナー&アカデミー」と完全に同一体のイメージに。
そしてそのレパートリーも、バロックから古典、そして近代にかけての室内オケ的な小ぶりな演奏曲目。といった具合に、マリナーのイメージはなんとなく固められていった。

いまだに、それを引きずっているから、「マリナーありえへんシリーズ」なんて聴き方を、当ブログでは特集しちゃってるけれど、案外若い方々には、そんなイメージはなく、マリナーはフルオケも、室内オケも普通にこなすマルチ指揮者ということになっているかもしれないし、アカデミーも室内オケじゃなくて、変幻自在な普通のオーケストラという受け止め方が出来上がっているのではないのでしょうか。

マリナー好きのわたくし、その音源を数々揃えるなか、マーラーはこの交響曲第4番と、歌曲のみ。
ブルックナーは0番があったけれど、ともに珍しい、そして他の番号は考えにくい作曲家でありましょう。
誰が考えても、マリナー卿が「千人交響曲」を振るなんてことを考えつかないですよね。

オーケストラは、シュトゥットガルト放送交響楽団
チェリビダッケにしごかれ、少し間をおいてマリナーが受けた鋭敏な放送オーケストラ。
ちなみに、マリナーのあとがイタリア人のジェルメッティ、そのあと少し間をおいて、いまのノリントン。
実に多彩な指揮者の系譜。
英国人ふたり。
サー・ネヴィルとサー・ロジャーともに、古楽演奏からスタートしたふたり。
後者は、大胆なまでに、現代オーケストラに自前の論理に基づいたピリオド奏法を持ち込んだけれど、マリナーはずっと温厚・柔軟で、先鋭さは少なめで、濃厚な味わいを薄めに、音楽のテクスチュアが爽快かつ淡白で、耳当たりが実によろしい。
 このあたりに、マリナーの音楽造りの好き嫌いが出そうだが、わたくしは、そんな少し軽めの、耳に優しいマリナーが大好きなのです。
加えて、近年到達しつつある芸風の大きさが、意外なまでの爆発力を持っているものだからライブはまったく目が離せないのであります。

このマーラーは、1989~90年の録音。
全編を流れる、こだわりの少ない爽快なマリナー節。
当然に、思い入れのあるようなポルタメントやテンポの揺れは少なく、透けて見えるような透明感と、こだわりのない楽譜が見えるような歌い回し。
全4楽章、そのような感じで、とても美しいマーラーでして、クリアーで純粋無垢、緩やかで軽めな音色がわたくしには実によろしいのでした。
3楽章のほんとに美しい歌と、感動の高まりのピークも実に自然な高揚感に溢れてます。
 こんなマーラーらしくないマーラーも、本当に耳に優しいものです。
ソプラノの白井光子さんの、清潔で、かつドイツ語の明確な発声による名唱が、終楽章を親しみあふれる身近な天国のようにしております。
あぁ、なんて、素敵なのでしょう。

サー・ネヴィルのマーラーでした。

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コメント

そうですよね。一般的なクラシック通の人にとってマリナーのマーラーなんかありえない話ですよね。こんな僕も半分そう思っていたひとりでした。ただ、最近you tubeでマリナーがマーラーの交響曲第1番を振っている動画を見つけ、認識が変わりました。もしかしたらyokochan さんはこの動画をご存知かもしれませんが、一人でも多くの方にこのマリナーのマーラーの演奏を聴いて頂きたいいと思うので、この動画を貼る事を許して頂けたらと思います。http://www.youtube.com/watch?v=D0I6MdbHEwg&feature=related

投稿: ナンナン | 2011年9月 9日 (金) 00時43分

ナンナンさん、毎度、こんばんは。
あり得ないマリナー=マーラーでしたが、なんと巨人もあったんですねぇ!!!

カダケス響では、マリナーは好きなように演目を極めているようですね。
早速にに映像を拝見しました。
感謝感激です。

このホール、サントリーとうりふたつですねぇ・・・・。
そしてマリナーは、若いものんです!

投稿: yokochan | 2011年9月 9日 (金) 23時42分

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