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2011年12月 6日 (火)

大井町横丁、そして、スッペ 「美しいガラテア」 メータ指揮

Ooimachi

大井町の横丁。

横丁好きのわたくし、昼時には、有名な洋食屋さん「ブルドック」に行ったことはありますが、ずっと気になっていた夜の部は初めて。

Ooimachi_toribun1

まずは、焼き鳥屋さん「鳥文」。

狭い店は、超満員。それでも、カウンターの客をずらし、テーブル客も相席にと、少しでも隙間があれば通してくれる。

そしてオーダーした焼き鳥の数々の素材(岩手鶏)のよさと、おおぶりな肉に、頬張れば、そのうまさに、人気店の由縁もすぐさまにわかる。
そして、その安さ。

Ooimachi_toribun2

ピーマンの肉詰めは、少しレアな感じの歯触りのつくねで、コリコリ・ピーマンとの相性もばっちりでしたね。
ともかく、うんまい。

Ooimachi_kanaisushi

次いで、横丁を歩いて梯子して入ったのがお寿司屋さん。

Ooimachi_kanaisushi_2

やりて店主と話もはずんだ、「金井寿司」。
ともかく、よくしゃべる。
でも、ごらんのネタのよさ。

Ooimachi_kanaisushi_3

巻物もつまみになる。
最高ですよ。

狭い店ゆえに、煙草が唯一の、そして最大の難点。
寿司で煙草は正直勘弁して欲しい。

この寿司屋の地下は、同じ経営のスナックになっていて、数歩で次の店で仕上げができる仕組み。
しかし、今回はパスして、さらに横丁内部に潜入することとなった。

Karen

奥へゆくと、スナックエリアで、お姉さんがたが、いらっしゃいしてる。

うーーむ。カラオケはうるさいし、静かに飲みたい。

ということで、客数が少なく、こじゃれた店を探しだし突入。

カラオケあるけど、しばらくは大丈夫ということで、ここを最終地点として、ウィスキーを飲みつつ国際親善に興じる。

トイレを催すと、少し離れた駅便まで、案内してくれる。
その駅便がまた、ほんものの公衆便所で、郷愁さそう悲しさ。
思わず写真を撮りましたが、ここではあまりにマズイので非公開とさせていただきます。

Ooimachi_mikami

最終地点を出てから、こんどこそ最終のラーメン。

「味香美」というラーメン屋さん。
あとでわかったのだが、味噌ラーメンで有名みたい。
でも、酔いまくりで注文したのは、さっぱりしてそうな塩ラーメン。
ご覧のとおりの、透明スープに、たっぷりの具材、そしてコシのあるストレート麺。
とってもおいしゅうございました。

ナイスだぜ、大井町。

消防法や建築基準法すれすれの横丁。
数少なくなった、こんな風情は、絶対に残しておいてもらいたい。

Suppe_mehta

さぁ、いらっしゃ~い、とメータさん。

いつも陽気で、美しく、センスよく、歌謡性と舞踏性にも富んだスッペの序曲から。

「美しいガラテア」を。

メータのキビキビとしたリズム感と、たっぷりと歌わせる指揮。

それに応える相性抜群のしなやかウィーンフィル

スッペの序曲集では、ゴージャスなカラヤン&ベルリンフィルとならんで双璧でしょう。

優雅で華奢なワルツは、ウィンナ・オペレッタの鑑です。

アンナ・モッフォとルネ・コロのオペレッタ映画を観たことがあります。

ほろ酔いと、楽しいはしご酒に相応しい音楽です。
(と思うのは自分だけ)。

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コメント

だから!こら=====
いつもいつも酒池肉林の毎日^^
うらやましすぎです。
大井町!今すぐ行ってみたいですね。そして次々ご案内の料理を食べ尽くしてみたい。
「美しきガラティア」は恥ずかしながらこの年になるまで吹奏楽の演奏しか聴いただけです。。。なんてこった!
ちなみに今までバランタインの17年、21年、30年と次々飲んで味を比べて楽しんでいました。隣で娘がさっさとどいて頂戴、ネットのゲームがしたいんだよーと怒っています。

投稿: モナコ命 | 2011年12月 6日 (火) 21時14分

こんばんは。メータ、カラヤン。勿論、手元にあります。非ドイツ運度になるとデュトワ、モントリオール響。パレー、デトロイト響。フレンチですね~。ウィンナ・サウンドにゴージャスなのがマッチしているからでしょう。劇版は入手不可能のようですが、演奏機会の多い序曲ですね。

投稿: eyes_1975 | 2011年12月 6日 (火) 23時19分

モナコ命さま、まいどの酒と食をお見せしてしまい、申し訳ないです。
始終行ってるわけじゃありませんよ。
こちらは、もう1ヶ月も前、客先と行ったものです。
横丁は、すべてが揃ってるし、人情味もあるし、大好きなんです。
狭い路地や横丁を見ると、つい入っていってしまうサガなのです。
「ガラテア」はウィーンの音楽そのもので、ウキウキきらきらでございますね。

そしてバランタインの年代物とは聞き捨てなりませんぞ。わたしは、発泡酒とトリス中ですが、PCは独占状態です。

投稿: yokochan | 2011年12月 7日 (水) 01時05分

eyes_1975さん、こんばんは。
そうでした、デュトワを忘れちゃいけませんでした。
未聴なのですが、カラフルそうですね。
パレーはその存在も知りませんでした。
そしてあとスゥイトナーでしょうか。

ニューイヤーコンサートでもよく演奏されてました。
目出度くも明るい曲ですよね。

投稿: yokochan | 2011年12月 7日 (水) 01時22分

この頃のメータは、まったくなんというか、懲りない人なんでしょうねぇ。先日「どぼはち」を聴きましたが、いい演奏と言うより面白い、ディズニー的演奏で、楽しいですよね、この人。
それにしても、大井町、いいですねぇ。朝ご飯食べたばかりですがなんだかよだれが出てきます。

投稿: yurikamome122 | 2011年12月 9日 (金) 08時37分

yurikamomeさん、まいどです。
メータはニューヨーク以外は、こりない性分が全開のようで。
この人のマーラーやブルックナーもこの延長線上で、とても好きな系統にあります。

大井町は、あなどりがたい横丁の宝庫でありました。
今度是非!

投稿: yokochan | 2011年12月 9日 (金) 21時38分

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 ドヴォルザークと言えばどうもノイマンとかクーベリックとか、とくに8番であればカラヤンやワルターと言うことになるのがよくありがちなところではあるのだが、今回の神奈川フィルの定期で演奏された広上さんも期待をしておったわけで、レビューは別途ではあるのだが、若々しさで溌剌と面白い演奏をしているのが70年代の若きメータでありまして、ロス・フィルを自在に操りながら結構個性的に、ヘンなのだけどスペクタキュラーで映画音楽みたいな豪快でオケをならしまくる面白い演奏をしていると思う。  そして、あと本当は取り上げた... [続きを読む]

受信: 2011年12月 9日 (金) 08時38分

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