ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 バックハウス
あたまが雲で隠れちゃいました。
1月3日の富士山。
菜の花の背景が隠れ富士
菜の花祭りは、1月14日から。
早い春を先取りの温暖の私の郷里の吾妻山。
水仙の甘い香りがただよう途中の登山路。
日の出は間に合いませんでしたが、7時頃の東の空。
三浦半島ときっと遠くは房総半島。
山を降り、箱根駅伝の通過まではまだ早いので、ひとまず帰宅。
でも、テレビ見ながら食事が始まっちゃったし、母校が上位スタートだったので飲みだしてしまう。
そして、実家近くをヘリコプターが飛び、テレビにも街が映し出され大満足。
さらに大手町ゴールの3校ラストスパート・デッドヒートに大興奮。
母校は見事競り勝ちましたよ!
去年のシード争そいのデッドヒートに続いて、今年も魅せてくれましたよ!
またもや興奮して大声出しちゃった。
あと頑張れの大声は、繰上げスタート数秒前のゴール至近で倒れちゃった神大。
ドラマありすぎの箱根駅伝。
しかし、東洋大が強すぎて、格差出過ぎで、繰上げばかりで気の毒すぎるのも今年の問題点か。
2日には、恒例、川崎大師。
今年は多かった。
山門からの入場規制に引っかかったのは初めて。
さて今年の景気を占う、こちらは・・・・
恒例の不遜なる賽銭覗き
左上が今年2012年。時計回りに→2011↓2010←2009.
いつも長くて大きい賽銭箱の最も左手ですが、今年は大きい札が多いぞ。
いい年にしたい、切なる心のあらわれでありましょう!
そして、わたくしは屋台で、キムチ味の煮込みを食べて、はふはふして、お酒を一杯飲むのです。
目出度いめでたい、ダルマ屋さんの店頭ディプレイ。
2012年、いい年にしたいものです。
いまさらどうしたらいいのか、こんな名曲名演奏。
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ピアノ:ウィルヘルム・バックハウス
ハンス・シュミット・イッセルシュテット指揮 ウィーン・フィルハーモニー
本ブログ初登場の「エンペラー」。
ほとんど、10年ぶりくらいに聴きます。
少年の頃に、聴き過ぎて飽きてしまった皇帝。
いまなら、4番や2番により魅力を感じます。
初めて「皇帝」を聴いたのがこの高名なるバックハウス盤。
親戚の家にあったそのレコードは、ロンドンレーベルの金文字のゴージャスな見開きジャケットで、ベートーヴェンの像があしらわれていた。
すぐさまこの曲に取りつかれ、むちゃくちゃ聴きまくった。
印象にあるのは、札幌オリンピックでやってきたミュンヘンフィルのNHK放送で、リヒター・ハーザーとフリッツ・リーガーの共演。
今思えばドイツ的でカッチリした演奏ではなかったのではないかと・・・。
音盤もたくさん揃えたけれど、あの頃の感動や興奮は訪れませんでした。
しばらくぶりの「皇帝」。
華やかさや威風よりは、静謐な2楽章にとても感じ入り、両端楽章も、そんな耳でしっとりと聴いている自分。
そして、さすがはバックハウス。
イッセルシュテットの渋い指揮と、まろやかで丸っこいウィーンフィルを背景に、一音一音丁寧に、克明に弾いていて、ルーティンなベートーヴェンから遠いところで孤高の雰囲気を醸し出している感じだ。
1959年の録音も鮮明。
思えば、わたしは、ドイツのピアノ音楽といえば何でもバックハウスだった。
そして、ケンプやルービンシュタインも現役だった60~70年代が懐かしい。
新春恒例、名曲シリーズやります。
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コメント
去年の元旦は交響曲第1番ばかり聴き
今年はベートーヴェン・オンリー。
「皇帝」ももちろん聴きました。
この曲がベートーヴェンのピアノのみならず協奏曲の最後でしたが
この後にピアノ協奏曲を作曲しているのですね。もちろん未完で聴けませんが。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲は5曲ではありません!
ヴァイオリン協奏曲の編曲版のみならず
若き日のピアノ協奏曲変ホ長調WoO.4(オーケストレーションは他人)
なんてのもあります。
どちらもいい曲です。
ベートーヴェンでいつも思うのは
うんざりするくらい取り上げられる名曲に対して
不当に無視されている曲があまりにも多いこと。
ピアノ・ソナタでも13歳の3つの「選帝候ソナタ」がそう。
第2曲のヘ短調は悲愴のプロトタイプみたいですよ。
投稿: 影の王子 | 2012年1月 6日 (金) 23時27分
影の王子さん、こんにちは。
ベートーヴェン・オンリーの正月でございましたか。
ヴァイオリン協奏曲のピアノ版はバレンボイムで聴きましたが、もう一方は未聴です。
ご指摘のとおり、来日公演は判で押したように、有名交響曲と皇帝ばかりで、まったく聴く気にもなれません。
わたしも、器楽・室内楽・歌曲のベートーヴェンにも、その本質が隠されているように思います。
このところ、積極的には聴かないベートーヴェンですが、このあたりをあらためて聴いて行こうかとも思いました。
ありがとうございました。
投稿: yokochan | 2012年1月 7日 (土) 11時03分
やはりニックネームの有無が影響しているかな?と。
ピアノ・ソナタ第13番と「月光」は作品番号27の「幻想曲風ソナタ」。
第13番は「月光」に勝るとも劣らないのに・・・
ピアノ三重奏曲第6番も「幽霊」と同じ作品番号70。
この曲の瑞々しさは得難いです。
でも来日公演のプログラムは思考停止なくらいワンパターンですね。
おうちでCD聴こうという気になります。
「皇帝」ですがルービンシュタイン&バレンボイム
ルドルフ・ゼルキン&小澤と老大家のばかり聴いてました。
今度キーシン&レヴァインを聴いてみます。
この曲は40代になってから好きになりました。
両端楽章と第2楽章の対比とか、カデンツァの廃止とか圧倒的な完成度です。
やはりこれで協奏曲が打ち止めになったのもやむなしですね。
投稿: 影の王子 | 2012年1月 7日 (土) 22時15分
影の王子さん、こんばんは。
交響曲以外は、あきらかにニックネームかもですね。
ハイドンじゃあるまいし、作品数が多いゆえの不合理です。
バックハウスのソナタ全集をレコード時代から聴いてましたが、いったん全曲をきき終えると、さて何番を聴こうか?
ということになります。
でも何気に、田園ソナタも好きだっリします(笑)
ご指摘の皇帝、わたしも聴いてました。
キーシンとレヴァインはなるほど、よさそうです。
あと、ペライア&ハイティンクも聴いてみたい演奏です。
皇帝離れを食い止めなくてはなりません・・・。
投稿: yokochan | 2012年1月 8日 (日) 01時10分