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2012年1月12日 (木)

バッハ ブランデンブルク協奏曲第5番 シューリヒト指揮

Yamanishi_church

実家の海辺を散歩していたときに見つけた夕暮れの教会。

手作り感、といいますか、ほぼ、おうち的な教会に、とても暖かな思いを感じました。

こういうところにこそ、心やさしいひとが集い、子供たちの笑顔もあるんだなぁ、って思いました。

お金をたくさん集めて運用し、大規模な普請をして、大きな寺社でもって信心を集めるのもひとつだが、どちらに、心が宿っているでしょうか。
もう、言いますまい。

Motomachi_temple

こちらも、家のそば。

地元の人々が大切に守っている神社です。

Bach_brandenburg_schuricht

バッハ ブランデンブルク協奏曲第5番

カール・シューリヒト指揮 チューリヒ・バロックアンサンブル
                    (1966年@チューリヒ)

これは、わたしにとって、とても懐かしいレコードです。

中学生のときに、頒布制のレコード会社コンサートホールレーベルにて購入の1枚。
当時、バロック音楽にやたらと憧れた。
1000円の廉価盤は、有名曲ばかりで、このジャンルはなきに等しく、「四季」はイ・ムジチの専売特許みたいなもので、ほかの演奏すらほとんどなかった時代。
そして、わたしにとってのバロック音楽の象徴は、オルガンやハープシコードだった。
それを求めて、FMの朝のバロックを聴いてたけれど、服部・皆川両先生の明快な解説で、一番ハマりまくり、聴きまくったのが、バッハ。
そしてブランデンブルク協奏曲をこちらのシューリヒト盤で購入し、聴きまくった。
とくに、ギャラントな5番。
チェンバロの大活躍がともかく好きで、1楽章の長いカデンツァばかりを繰り返し聴いたりしたものだ。

聖フランチェスコと思わせるステンドグラスのジャケットも不思議に気にいっていた。

バラエティ溢れるブランデンブルクは、いまや渋い3番や6番が好きだけれど、当時はともかく5番。
そしてトランペットの活躍する2番や、リコーダーの4番なども。
1,3,6は、若い頃は苦手だった。

コンサートホールレーベルにしては、いつものモコモコ感が少なめに感じたのは、もこもこでも、雰囲気豊かに録音でちゃうチェンバロという楽器の特性か。
レコード時代でも、悪くない録音に感じていたし、なによりもその演奏がいい。
シューリヒトのテキパキとした指揮ぶりと、余分なものをそぎ落としたすっきり明快バッハが、いまも新鮮で、そしてとても好ましく感じる。
当時のレコードには細かな表記はなかったけれど、後に知った、そのソリストたちの豪華さ。
ホリガー、アンドレ、ジャコテ、メイラン、ピゲなどなど、当時スイスで活躍中の名手ばかり。
わたしの心と耳に刻まれているブランデンブルクといえば、このシューリヒト盤。

シューリヒトのコンサートホール録音は、レコード時代にデンオンから出たものなどや、CD時代のコンサートホール復活盤で、ほぼ揃えたが、ボックス化されたものも買い直している。
やはり、どれも、もこもこ系なのであるが、それがいいのであります。
オケもへたくそなものもあります。
そんな雰囲気の向こうに、そしてそれを通り越して、大指揮者シューリヒトの姿が浮かんでくるところに愛着を感じ、思い出としてずっと大切にしていきたいのであります。

ちなみに、このブランデンブルクは、大指揮者シューリヒト(1880~1967)最後の録音です。

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コメント

お早うございます。確かにシューリヒト御大と言うといえよう先生の世界ですね(笑)。私も件の先生の評論にハマッタ時期がありました。今は食傷ぎみですが。シューリヒト御大の録音というと私はヨハン・シュトラウスの作品ぐらいしか聴いたことがありません。中学時代に買ったカセットテープです。ヨーゼフ・クリップスが指揮したシュトラウスの作品も収録されていました。「シューリヒト御大の演奏はウィーンフィルを振ったブルックナーぐらい聴いていて欲しいのだといえよう」と誰かに怒られてしまいそうです。
  ブランデンブルク協奏曲は初めて買ったCDがリヒターとミュンヘンバッハの名盤中の名盤でした。そのあとに買ったのは古楽器演奏ばかりですね。アーノンクール、クイケン、ピーター・ヤン・ベルガーなどです。昔はブランデンブルク全曲のCDを買うと6~7000円はしたものですが、最近は廉価バッハ大全集やバロック音楽全集を買うとブランデンブルク全曲は必ずと言っていいほど付いてくる時代になってしまいました。なんとも贅沢な話です。モダン楽器のバッハだとリリングもいいですね。

投稿: 越後のオックス | 2012年1月14日 (土) 10時54分

こんにちは。「電網郊外散歩道」のnarkejpです。シューリヒトのブランデンブルグ協奏曲は、コンサートホール盤の第1集、第2集ともに、今も手放さずに持っています。若い頃の記憶のために、捨て去るにはしのびないものがあります。演奏も良かったし、ソリストの顔ぶれが、ほんとに豪華でしたね。パブリック・ドメインになるにはまだしばらく間がありますので、貴重なLPになっています。ヴィオラ・ダ・ガンバのために書かれたという第6番、私もお気に入りです(^o^)/

投稿: narkejp | 2012年1月15日 (日) 10時24分

越後のオックスさん、こんにちは。
いえよう先生の世界には誰もがはまるのですね。
おかげで、いくつもの往年の名演を受容することができたと思ってます。
コンサートホールには、シューリヒトと並んで、クリップスやワルベルクのウィンナワルツがあり、その音源を聴かれたのですね。
ブルックナーばかりでなく、小粋なワルツもテンポよく聴かせるシューリヒトでした。

ブランデンブルクは、あとは新旧アバドとアーノンクールぐらい。リヒターは半分だけです。
数多い音源に、価格破壊。でもあまり手元にないのが自分でも意外でした。

投稿: yokochan | 2012年1月15日 (日) 21時01分

narkejpさん、こんにちは。
猫ちゃん、たびたび拝見してます!

コンサートホールのこちらのブランデンブルクお持ちですか。
当時1350円のレコードは、ダイヤモンドシリーズと並ぶ、貴重でうれしい存在でした。
お小遣いで選びに選んで買ったものですから、いまでも私も捨てがたく大事にしております。

シューリヒトのキッパリした演奏は素晴らしいものでしたね。
TBもありがとうございました。
渋い6番は、3番とともに、いま一番好きです。

投稿: yokochan | 2012年1月15日 (日) 21時40分

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