ディーリアス 「フェニモアとゲルダ」間奏曲 フェンビー指揮
いつもの画像で恐縮です。
どうしても好きなんです、この景色。
一番、心和む光景は、どんな時もわたしに安寧の気持ちを与えてくれる。
普段行けないときは、四季折々の自分で撮ったこの場所での写真をひとり眺めることも多い。
菜の花は、まだまだ見ごろです。
疲れてしまった月曜の晩。
時間もあまりない。
最愛のディーリアスの小品を聴く。
ディーリアスの管弦楽曲集には、だいたい入っている曲のひとつが、オペラ「フェニモアとゲルダ」間奏曲。
6~7分ぐらいの小さな曲で、フォルテもなく、静かに静かに、淡々と語りかけるような音楽は、ディーリアスの音楽によくあるように、過ぎ去ってしまった過去への思い、しかもそれらが楽しい幸福なことでなく、悲しく寂しい思いがつきまとっている・・・・・。
デンマークのヤコプセンの原作によるこのオペラは、CD1枚分の短いもので、男女3人の、出会いと別離を紡いだ桂作。
それらの幕間の短いフレーズたちを、ビーチャムの依頼で間奏曲に編んだのが、このCDで指揮をしている使徒フェンビー。
あまりに美しく、儚い音楽を、こうして一日の終わりに聴き、故郷の風景に思いを馳せる。
そんなわたくしです。
このオペラ、全曲盤を近々取り上げる予定です。
そして、当CDのメイン「日没の歌」がまた素晴らしく美しい音楽。
こちらの記事もしたためております。
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