二郎しちゃいました、そしてクレンペラーのワーグナー
久しぶりに、じろっちゃいましたよ。
ラーメン二郎三田本店。
二郎経験したい、というお客さんに便乗し、9:30に三田駅で待ち合わせ。
並ばずに、朝から二郎、いまさらジローしました。
1年半前まで、わたくしは、この本店を見下ろせる場所におりまして、並んでる某おなじみブロガーさんを上から撮影したりもしてました。
そんな至近にいても行ったのは2度だけ。
いまは、徒歩圏ながら少し遠くなってしまったけれど、どことなく食べたいな、と思ってましたね。
横からジロー。
ラーメン小、ニンニクのみ。思えば、麺少なめコールをするんだった。
久しぶりだったので、ちょっと甘くみてました。
いい盛りしすぎてますぜ。
親父さんのまん前の席でした。
お隣から、分厚いブタ1枚移動してきました。ひぃーーーっ。
麺を下から掻きあげつつ食すこと10分。
店前に売ってるウーロン茶の助けを借り、苦しみながらも見事完食すること、午前10時。
朝から何やってんだろ、ワタクシ。
お客さんたちとヒィヒィ言いながら打ち合わせに移動しましたが、三田・田町はラーメン屋さんが多く、その前を通り抜けるのも苦痛、麻布ラーメンの食券販売機を見るのも苦痛でございました。
あれから10時間あまり経過しますが、いまだに腹一杯。
恐るべし二郎
今夜は、枝豆に、冷奴ぐらいだな。
といいながら、こんなの飲んでしまいました。
「トクホ・コーク・ハイ」
これ、まったく違和感なし。
体にいいような気がして、嬉しいトクホハイ。
ばかですねぇ。
トクホビールとか、トクホ焼酎とか、トクホ酒って出来ないんでしょうかね。
できるわけ、ねぇだろな(笑)
お腹一杯なのに、トクホハイのほろ酔いも手伝って、今日もワーグナー。
そろそろお終いにしますので、ワーグナーがお好きでない方、すいません。
ワーグナー 「ニーベルングの指環」から
「ラインの黄金」~「ワルハラ城への神々の入場」
「ワルキューレ」~「ワルキューレの騎行」
「ジークフリート」~「森のささやき」
「神々の黄昏」~「ジークフリートのラインの旅」、「葬送行進曲」
オットー・クレンペラー指揮 フィルハーモニア管弦楽団
(1960、61 @ロンドン)
巨大なワーグナーが聴けます。
信じがたいような逸話の宝庫の持ち主、クレンペラーのワーグナーは、フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュのような深遠で神秘的なものとは違う意味での巨大さ。
鋼のような強靱な意思でもってきっぱりと響きわたるワーグナーの音塊に、背筋が伸びるほどの筋の通った泰然としたこの指揮者の姿を感じる。
愛想はなし、期待する盛り上がりや、ロマンティックな陶酔もなし。
こんな色気のないワーグナーも、これもまたありか。
先般の神奈川フィルの演奏とはかなり異なる、男のワーグナー。
面白みは少なめだけど、耳の洗濯になります。
「葬送行進曲」はストイックなまでの厳しい演奏に聴こえました。
そして、わたしは、まだお腹いっぱい。
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コメント
どこからともなく、二郎の香りがするかと思えば、こちらからでしたか!(笑)。
いやぁ、さすがは聖地:三田、キャベツの緑色の配合具合、
スープの表面に浮く液体アブラ、
実に見事でございます。
これ、ジロリアン的にはヨダレモノの一杯。
ちなみに最近、三田はおやっさんジュニアのもとに
夜営業を始めたんだそうです。
昼営業のみで敷居の高かった私には今年一番の朗報でございます。
ぜひ今度ご一緒しましょう?!
そしてクレンペラーのワーグナー。
やっぱり現代音楽を得意とした御大の、
リアリスティックな側面が残存しているように思います。
フルトヴェングラーのように陶酔しきらないところが、
私は大好きだったりします。
神奈川フィル、yokochanさんを始めとして
皆さまの記事を読みまして、ものすごく気になりだしています・・・
ワーグナー、さぞかし素晴らしかったのでしょう!ぐぬぬ・・・。
投稿: minamina | 2012年5月29日 (火) 21時57分
minaminaさん、さすがのジロリアン即効反応ありがとうございます。
久しぶりにやっちまいましたよ、普通サイズで!
風呂入っても、鼻の脂がとまりません(笑)。
さすがに、わたしの歳では厳しかったかも、デス。
夜営業は、常連さんとおぼしき方が、お店の人と話しておりました。とりあえず、17時からと。
しかし、夜食っちゃうと、寝てる間が恐ろしい。
でも、ビールはコップ一杯、あとは水割りなんぞを飲みながら食べれたら最高なんでしょうね。
持ち込みの水筒に酒を仕込んでゆくのも手かもです(笑)
ジロー好きには、お叱りを受けそうですね。
しばし間をおけば、また食べたくなりそうなので、その節は是非。
そしてクレンプの強いワーグナーは、二郎後に、不思議とマッチしてました。
横浜にも是非!
投稿: yokochan | 2012年5月29日 (火) 23時11分
あ~。この時間にこの写真とコメントはつらいです。
ボリュームありそうですな。
でもにんにくが効いてそうで食欲をそそられます。
がまんがまん(^-^;
今度是非行きたいです!!
投稿: ぶよたろう | 2012年5月30日 (水) 00時32分
>1年半前まで、わたくしは、この本店を見下ろせる場所におりまして、並んでる某おなじみブロガーさんを上から撮影したりもしてました。
その記事も写真も覚えていますよ(^^
ワーグナーで最初に買ったLPがクレンペラーでした
東芝EMI、例の赤いLPです。
当時は全く面白くないと思っていましたが、最近はようやくその良さが分かってきたようです??
投稿: パスピエ | 2012年5月30日 (水) 20時26分
この記事に触発され、久しぶりにクレンペラーのワーグナー管弦楽曲第2集を聴きました。マイスタージンガーで始まり、指環の後、パルシファル、仰るように巨大で強靭泰然な音楽が聴けました。
信じがたいような逸話の宝庫の持ち主、人格としては変なおじさんであるクレンペラーは、音楽家としては立派ですよね。
投稿: faurebrahms | 2012年5月30日 (水) 23時27分
ぶよたろうさん、こんばんは。
ボリューム云々どころでなく、油断してると、半端ないですよ。
これで、こちらの店の食券は「ラーメン小」@600円です。
麺は二人前はありました。
大なんかにしたらもう・・・、あとは知りません。
でも、ともかくウマいですよ。
今度、ご案内します!
投稿: yokochan | 2012年5月31日 (木) 01時17分
パスピエさん、こんばんは。
あの写真、覚えてていただきましたか。
一番先にコメントいただいた方より先に店を出て、事務所から撮りました(笑)。
クレンペラーのワーグナーは、晩年の「ワルキューレ」1幕が初でしたが、あまりの遅さに閉口しました。
でもいまは、その味わいがわかるようになりましたし、ずっと最近になって聴いたこちらの2CDも、いい味してるように思えるようになってきました。
投稿: yokochan | 2012年5月31日 (木) 01時22分
faurebrahmsさん、こんばんは。
この2CD、結構選曲がいいですよね。
気にしなかったのですが、リングからうまいこと抽出していると思いました。
そして演奏も、いまの私にはとても新鮮に感じられました。
あとEMI系では、ボールトのものが、かなりスケールの大きな演奏でした。
でも変なオジサンでは、クレンプはダントツですね。
投稿: yokochan | 2012年5月31日 (木) 01時25分
愚生がLP時代にクラシック・レコードに目を向けだした頃、東芝音工から『クラシック・ダブル・エース・シリーズ』なるシリーズから、このクレンペラーの音源が、当時Westminsterとの契約もあり、クナッパーツブッシュ&ミュンヘン・フィルの『管弦楽曲集』もリリースされ、豪勢な商売ぶりでしたように、記憶しております。クレンペラーのワーグナー全曲盤は、『さまよえるオランダ人』のみの筈ですので、この『管弦楽曲集』も大事に致しましょう。カラヤンがフィルハーモニア管弦楽団と録音に勤しんでいた時代に、ワーグナーを全く取り上げずじまいでしたのは、理由不明ですが、お蔭で老クレンペラーにお鉢が廻って来たのは、やはり幸いと申すべきでしょうね。
投稿: 覆面吾郎 | 2020年11月12日 (木) 07時23分
愚生がLP時代にクラシック・レコードに目を向けだした頃、東芝音工から『クラシック・ダブル・エース・シリーズ』なるシリーズから、このクレンペラーの音源が、当時Westminsterとの契約もあり、クナッパーツブッシュ&ミュンヘン・フィルの『管弦楽曲集』もリリースされ、豪勢な商売ぶりでしたように、記憶しております。クレンペラーのワーグナー全曲盤は、『さまよえるオランダ人』のみの筈ですので、この『管弦楽曲集』も大事に致しましょう。カラヤンがフィルハーモニア管弦楽団と録音に勤しんでいた時代に、ワーグナーを全く取り上げずじまいでしたのは、理由不明ですが、お蔭で老クレンペラーにお鉢が廻って来たのは、やはり幸いと申すべきでしょうね。
投稿: 覆面吾郎 | 2020年11月12日 (木) 07時23分
東芝EMIレコードのレコ芸広告が緑色の枠だった時代、私もダブルエースシリーズ、記憶があります。
ウエストミンスター盤も、シルズなどたくさん出てましたね。
カラヤンのフィルハーモニア時代の疑似ステレオとかも懐かしいです。
そのカラヤン、ワーグナーはベルリンでしかやらないと考えていたのかもしれませんね。
ステレオ初期にBPOとの録音がありましたが、いまは聴けないみたいです。
投稿: yokochan | 2020年11月16日 (月) 08時31分
『カラヤン名曲1000』シリーズの、AA-5104で出ていたベルリン・フィルとのワーグナー、確かモノラルからの擬似ステレオ加工では、なかったでしょうか。1970年代前半迄は、東芝音工はよくその手の細工してましたので(笑)。昭和50年代頃から、フルトヴェングラーの戦後のセッション、マリア・カラスのアリア集等を、モノラルのままで再発なさってました。シルズの録音は『プローブ』なるレーベル名で、シッパース指揮のドニゼッティの『ルチア』全曲が出てましたね。マスネの『マノン』全曲は、KINGがWestminsterの発売権を持っていた頃に、SR-5196~9の番号で出していたようです。
投稿: 覆面吾郎 | 2020年11月16日 (月) 10時01分
コロムビアのダイアモンド1000シリーズが廉価盤の口火を切り、東芝はカラヤンのフィルハーモニア時代の録音を疑似ステ導入したものと記憶します。
1枚も買わなかったですが、今や聴いて確認してみたいと思ってます。
シルズのドニゼッティは、いま買い直したりしてまして、いつか取り上げようと思います。
いずれにしても懐かしい、昔のことばかり思い出します・・・
投稿: yokochan | 2020年11月17日 (火) 08時29分
KINGがカラヤン&VPOの千円盤をリリースした際、雑誌広告に、『すべてオリジナル・ステレオです。』なる、宣伝文句を掲げてましたね。これなど、明らかに東芝音工への幾分かの当て付け、対抗心の現れだったと、解釈しております(笑)。
投稿: 覆面吾郎 | 2020年11月17日 (火) 15時06分
ロンドンレーベルでのウィーンフィルのカラヤン。
狂喜してかなり買いました。
あの時代のカラヤンはいいです。
投稿: yokochan | 2020年11月21日 (土) 07時02分
業界の情勢変化で東芝もレコード事業から撤退、KINGもDecca、Teldec等の売れ筋レーベルを喪い、弱体化。豊臣秀吉が『浪花の事は夢のまた夢。』と申したらしいですが、yokochan様と語らせて戴いております、いにしえの思い出話も何か『夢のまた夢。』と言った感慨が、ございます。
投稿: 覆面吾郎 | 2020年11月21日 (土) 09時28分