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2012年8月31日 (金)

シベリウス 「フィンランディア」 ベルグルンド指揮

Ageshirasupizza

キッチンさまクラ。

これは、油揚げですよ。

揚げは、つまみとして、新潟の栃尾のものならば、そのままオーブンで焼いて、大量のネギとおろしと生姜で食べるのが最高。

普通の揚げは、納豆を袋詰めにして、焼くかオーブントースターでこんがり。
これもまた、大好きなおつまみ。

そして、ネットで調べたこの調理方法。

揚げを適当な大きさにして、ネギをのせ、出汁醤油をかけ、さらにシラスの釜茹でをのせ、最後にチーズを散りばめて、オーブントースターでチンします。

すると、どうでしょう、ピザ顔負けのこおばしい、最高のおつまみが、簡単にできあがるのでした。
あまりにも美味しくて、あっという間に食べちゃいます。
当然に、ビールですな。
あとは、キリリとした白ワインなんかも。

Sibelius_berglund_1

  シベリウス  交響詩「フィンランディア」

   パーヴォ・ベルグルンド指揮 フィルハーモニア管弦楽団

                  (1980 ロンドン)


こんな名曲、もう何を言えばいいでしょう。

本当に、久しぶりに、そして、この日々クソ暑い晩に聴く「フィンランディア」。

感動の極みでした。

クラシック音楽の中で、愛国心を歌う音楽は数あれど、この曲ほど、どんな国の人々の心をも熱く燃え上げ、じわじわと感動させてしまうものはありません。
中間部の金管とシンバルの活躍する勇壮な場面に奮い立つのも然りですが、なんといっても、フィンランディア讃歌とも呼ばれる、歌心あふれる旋律は、いやでも心から湧き上がる静かなる民族の魂の歌として感じられます。

オリンピックで、つかの間の愛国心を奮い立たせた日本人に、次々と突きつけられる、隣国からの難題。
彼らも、その背景には、国に煽られているとはいえ、熱い愛国心と信じ込んだ心がある。
教育により、そのように育ってきているから、その心は間違いとは言えない。
実に難しい局面に陥ってしまったものだ。

いまは、「フィンランディア」を聴いて、冷静に、でも、心に熱い魂を持っておきましょう。
それが、しがないクラヲタ人としてできること。

ベルグルンドは、交響曲もオーケストラ曲も、複数録音しているが、そんな中でも、ブリリアントな音色のフィルハーモニアとのデジタル初期の録音の演奏の、じわじわと盛り上がる素晴らしさは格別のものがあります。
これもまた、名曲・名演です。

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コメント

こんにちは、ご無沙汰しております。garjyuです。

私も、このベルグルンド+フィルハーモニアで、この曲を再評価した口です。
真夏に聴くシベリウスは、キンキンに冷えた4番のシンフォニーか、ちょっとホラーな『悲しきワルツ』かなあと思っておりましたが、久々にベルグルンドの『フィンランディア』を聴きたくなりました。

過去記事のトラックバックお許しください。

投稿: garjyu | 2012年9月 1日 (土) 00時35分

お早うございます。ポピュラー名曲特集のようですね。魔法使いの弟子は、私はマゼール&フランス国立管、デュトワ&モントリオール、フルネ&オランダ放送フィルのみです。フルネが好きです。デュカスの曲なら無題の交響曲が一番好きです。
 フィンランディアは初めて聞いたのはオーマンディのCBS盤でした。今は父ヤルヴィとエーテボリのbis盤で聴くことが多いです。「シベリウス・アンコール!」というシベリウス管弦楽曲を収めた一枚で、選曲・演奏とも申し分ありません。

投稿: 越後のオックス | 2012年9月 1日 (土) 08時23分

ベルグルンドのこの演奏は、私もフィンランディアのベスト3に入れています。同じジャケットのLPで持っています(CDは未所持)。
他の収録曲も全部、味わい深く熱い演奏ですよね。

投稿: 親父りゅう | 2012年9月 1日 (土) 16時54分

garjyuさん、どうもこんばんは。
TBありがとうございます。

そうなんですね、聴き古した感のあるフィンランディアですが、懐かしいベルグルンドの演奏で目からウロコでした。
やっぱり、名曲だし、演奏者の力ですね。
イギリスのオケというのも成功の要因だったとおもいます。

久しぶりのシベリウスに、秋には交響曲を聴いてみようと思いました。

投稿: yokochan | 2012年9月 2日 (日) 01時04分

越後のオックスさん、こんばんは。
暑いし、疲れちゃったし、8月最終週は、軽くポピュラー路線で。
デュカスは、交響曲が一番かもですね。

そしてシベリウス、もちろん親父ヤルヴィの交響曲のカップリングとしてのフィンランディアをよく聴きました。
当時、まだ田舎くさい鄙びたエーテボリのオケがよい味だしてますね。
鄙びた雰囲気は、サージェントとウィーンフィルでも味わえます。

投稿: yokochan | 2012年9月 2日 (日) 01時10分

親父りゅうさん、こんばんは。
この頃は、レコードからCDへの端境期でした。
レコードジャケットは、インテリアのようにスピーカーの上に置いて楽しみました。
左手指揮棒のベルグルンドの姿を見ると、シベリウスしか思い浮かばないです。
これ1枚で、管弦楽曲はキマリですね。

投稿: yokochan | 2012年9月 2日 (日) 01時17分

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» シベリウス 交響詩《フィンランディア》/ ベルグルンド フィルハーモニア管弦楽団 [一年365枚 ver.7.0]
「今更、《フィンランディア》?」と言う人(過去の私)に聴かせたい、絶対的な自信に裏付けられた王道の名演。 [続きを読む]

受信: 2012年9月 1日 (土) 00時44分

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