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2012年8月25日 (土)

プロムス2012 前半

London_a

一部、後味が悪かったものの、オリンピックは成功裡に終りました。

次は、パラリンピックですね。

そして、ロンドンの音楽のお祭り、プロムス2012は、まだまだ継続中。

2か月に渡って、ロイヤル・アルバートホールで繰り広げられる音楽祭の数々。

例年にも増して、英国各地のオーケストラと英国人指揮者、そして英国作曲家の名前が目立つ今年のプログラム。

100演目近いコンサートをいくらなんでも全部はチェックできません。

好みのプログラムだけ、ネット試聴したり、録音しましたので、簡単に前半戦をレビューしときます。

Proms2012

①4人の英国指揮者による英国作品・・・・既報

②ドビュッシー ペレアスとメリザンド

  ガーディナー指揮・・・・いかん、半分しか聴けなかった。
   情を切りつめたあっさり系でした。

③スメタナ(セル編曲) 「わが生涯より」、ドヴォルザーク7番

  ビエロフラーヴェク指揮 BBCso

   セルによって編まれたオケ版スメタナが、まるでシンフォニーのようで素敵。
  ドヴォルザークも充実の演奏。この指揮者はもう大物級です。

④ブリテン シンフォニア・ダ・レクイエム、マーラー 10番
  ストラヴィンスキー 「春の祭典」

   マーク・エルダー指揮 オールドバラ・ユースオケ

  魅惑のプログラム、ブリテンゆかりの地の勉学生による、やるきあふれる演奏。
  ハルサイは、はやり若者の音楽だ。

⑤尾高忠明指揮 BBCウェールズso  オール英国もの・・・既報  最高っsign01

⑥ワーグナー 「ジークフリート牧歌」、ブルックナー8番

    ドナルド・ラニクルズ指揮 BBCスコテッシュso 

  ワーグナー指揮者による熱演。テンポ早し。
  スコットランド出身の左手による指揮棒は、本物ですよ。

⑦「マイスタージンガー、スコットランド幻想曲、ドン・ファン、ローマの松」

       Vn:ニコラ・ベネデッティ

     ドナルド・ラニクルズ指揮ナショナル・ユース・オケ・スコットランド
                     BBCスコテッシュso

Benedettinicola

  盛りだくさんのプロ。好きな曲ばかり。
  わたし大好きニコラちゃんのおおらかなブルッフ。
  ダイナミックなローマの松は超盛り上がり。

⑧バーンスタイン  ミサ曲

     クリスティアン・ヤルヴィ指揮 BBCウェールズso
                        合唱、歌手多数

  ライブでは初聴きの曲。この曲のスペシャリストのヤルヴィ二男。
  主役歌手がイマイチだけど、全体にノリノリの好演。
  ビデオ・クリップで映像が数分見れます。
  クリスティアンは、親父ネーメと、ジョン・トラボルタを足したような顔しとる。

⑨エルガー 「アポステルズ(使徒たち)」

      エヴァンス、ケンプスター、グローヴスほか

    マーク・エルダー指揮 ハルレ管、合唱団、LPO合唱団

  エルガーらしい真摯なる音楽。CDでかなり聴きこんだ音楽は聴けば聴くほど感動的。
  この曲は、いまエルダーが一番かも。
  エルガーの3大オラトリオ、じっくり聴いてみて欲しいと思います。

⑩シェーンベルク 「グレの歌」

      デノケ、オニール、シェーネ

    エッカ・ペッカ・サラステ指揮 BBCso cho

    まずなにより、曲が好きだし、素晴らしいシェーンベルクの音楽にしびれちゃう。
  歌手も万全。世紀末系はデノケですよ! 
  そして、往年のアンフォルタスやシェーン博士のシェーネの味わい深い語り。
  ワーグナー歌手としても注目のオニールのヴァルデマール。
  サラステの指揮も意外なほどいい。
  最初は、ビエロフラーヴェクの名前だったような気が・・・

⑪ディーリアス「パリ」、サン=サーンス ピアノ協奏曲2、チャイコフスキー5番

      シャルル・デュトワ指揮ロイヤル・フィルハーモニー
        Pf:B・グロスヴナー

  デュトワのディーリアスとはまた珍しい。さすがにカラフルなパリっ!
  定番チャイ5は、新コンビRPOとの相性ばっちり、ビューテフル。

⑫ドヴォルザーク「新世界」、コープランド「市民のためのファンファーレ」
  ヴィラ・ロボス、ほかブラジル系音楽

      マリン・オールソップ指揮 サンパウロso

  情に流されない、意外なほどにまっとうな美しい新世界。
  後半はラテン大会で、大盛り上がり!!
  次回オリンピック開催国からの来演。
  世界のオケの一員として注目かも。

⑬ヴォーン・ウィリアムズ 交響曲第4、5、6番

      アンドリュー・マンゼ指揮BBCスコテッシュso

    こんなプログラムは、英国プロムスならでは。
  4・5・6ですよ。
  4と6は戦争の影もあり、激しさと不条理さが響き合うが、5番は田園的柔和さ。
  5番がとても美しい演奏でした。
  マンゼは、ヴァイオリニストとして、バロックから近現代まで、指揮者としても
  ヨーロッパ全域で活躍中。
  この人ブレイクしますよ、きっと。

⑭チャイコフスキー 「マンフレッド交響曲」

  ウラディミール・ユロフスキ指揮ロンドン・フィルハーモニック

  俊敏でダイナミック、でも、こけおどしのない純音楽的なチャイコ。

⑮フィンジ「バガテル」より、ディーリアス「エヴェンテュール」、ニールセン5番

     Cl:マイケル・コリンズ

   オスモ・ヴァンスカ指揮 BBCso

   前段はエグモントとモーツァルトのCL協、ヴァンスカらしいユニークなプロ。
  ヴァンスカのディーリアスは、ミステリアスな「昔々・・・」で始まるディーリアス。
  オケの声による咆哮は大人しめだったけれど、雰囲気豊かなディーリアスが聴けた。

⑯ショスタコーヴィチ 交響曲第7番「レニングラード」

   アンドリス・ネルソンス指揮 バーミンガムシティso

    弾むリズムに、生き生きとしたフレーズ。巧みな聴かせどころの盛り上げ。
  若きヤンソンスを思わせる絶好調男ネルソンスだ。
  オケも実に上手い。

前半、というか、残り、3分の1。
これから大物が登場して、楽しみも増します。

BBCは、こうして全演目、ストリーミング放送をしてくれます。
以前は、1週間限定だったけれど、日によって1ヶ月以上そのままだったりしますので、その加減がよくわかりません。
ソリストがいない場合とか、BBC放送系のオケだったり、と想像するのですが不明。
本国内ならば、映像もタダで楽しめるみたい。

わが国営放送の厳然としすぎた管理下におかれた各種音源たちの扱いと、大違い。
いずれにしても、毎年ありがとう、BBCッて感じですよ。

後半は、また9月半ばに。

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コメント

よこちゃ~ん。やったよ~ベイスターズ!延長10回サヨナラ勝ち!オレンジ軍団から白星をもぎ取ったですよ~!
私の観戦した新潟エコスタの中村ノリさんのサヨナラホームラン以来のサヨナラ勝ちなんですねぇ。いや~溜飲の下がる思いですよ。さあ、打倒オレンジ軍団の幕開けといきましょうぞ(^_^)v

投稿: ONE ON ONE | 2012年8月25日 (土) 21時53分

えーーーー、知らなかったよ!
ONE ON ONEさん、情報ありがとうございます。
ブログ作成に勤しんでましたもので。。。。

テレビテレビ、いまぐるぐる回してますが、24時間だったりで、なんもなし。
あっ、タケシのやつでやるかしら?
快哉を叫びたいっすよ!

投稿: yokochan | 2012年8月25日 (土) 22時05分

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