チャイコフスキー 「イタリア奇想曲」 フィードラー指揮
「キッチンさまクラ」
今回は、チリビーンズを。
これはアメリカ料理です。
中学時代から放映されていた「刑事コロンボ」で、あの野暮ったいコロンボがお昼にチリを食べているのを見た。やたらと大好きだとも言っていたように記憶していて、チリとはいったい???
と思っていて、チリビーンズを作ってもらったりしたこともあるけど、どこかトマトの甘い感じ
がありすぎで、どうも違うとずっと思っていた。
チリソースは、辛いのが定番だもんね。
で、海外食材がスーパーでも買えるようになり、缶詰のチリビーンズなんかも買えるようになり、自分勝手に辛くして調理するようになりました。
こちらが、英国初のスーパー、テスコブランドのチリトマトソース。
これをベースに作ってみましたよ。
お肉がなかったので、ベーコンで代用。
ピリッとして、ビーンズの歯ごたえもあって、ビールに最高っ!
チャイコフスキー イタリア奇想曲
アーサー・フィードラー指揮 ボストン・ポップス・オーケストラ
(1977.10 ボストン)
チャイコフスキーの管弦楽曲は、長さも手頃だし、旋律も豊富で、ドラマティックで結構盛り上がるしで、時間のないときや、自分が元気のないときなどに聴くには、うってつけの音楽である。
ドイツや北の芸術家がイタリアに訪れると、決まってイタリアの陽光にさらされ、魅惑され、明るい作品を残すことになります。
チャイコフスキーもその例外でなく、弟と訪問したそのイタリアで、当地の民謡や風物に触れて書いたのが「イタリア奇想曲」。
1880年、40歳、交響曲では4番とマンフレッドの間ぐらい。
ともかく、かげりや暗さはまったくなく、明るい。
隅々まで、イタリアの光にあふれてます。
第2部のバレエ音楽のような、心躍るような旋律が好きですよ。
もちろん軽騎兵序曲のようなラッパによる出だしも、子供の頃には大いに惹かれましたよ。
そして、タランテラ舞踏による、あっけらかんとした後半。
晴れ晴れと、爽快、嫌なことなんてみんな忘れちまえーーー的な楽しさ満載のフィナーレですよ。
あ〜、すっきりした。
ポップス専門家でなかった名匠フィードラーのクラシカルな1枚は、Rコルサコフのスペイン奇想曲との、ロシア作曲家による、南欧カプリッチョコンセプトの組み合わせ。
予想外に派手なことせず、じっくり音楽に取り組んだ渋い演奏ですよ。
この曲、バレンボイムとストコフスキー、メータ、カラヤンが愛聴盤にございます。
なぜか、アバドはこれ、演奏しないんだよな。
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