アンディ・ウィリアムスを偲んで
アンディ・ウィリアムスさんが亡くなりました。
1927年生まれ、享年84歳。
ヴォーカルと呼ぶジャンルでしょうか、アメリカの良き時代を象徴するような名ポピュラー歌手でした。
小学生から中学生にかけての頃、テレビで放映された「アンディ・ウィリアムス・ショー」をよく見ていたクラヲタなりたての少年のワタクシ。
当時のスタンダードナンバーや映画音楽の数々を多彩なゲストたちを交えて歌うアンディ・ウィリアムスの歌声は、ゴージャスで明快で、誰しも好きになってしまう普遍的なものでした。
加えて、まだまだあったアメリカへの憧れ。
「ルーシー・ショー」や「奥様は魔女」「ドリス・デイ・ショー」などと並んで、子供心に、物心両面で豊かなアメリカの強さと美しさを見せつけられたようなものです。
そして、アンディ・ウィリアムスの歌声は、ラジオでも常に流れてました。
FMでもAMでも、耳にする機会がとても多かったのです。
さらに、当時の専属CBSソニーから出ていたレコードもベストセラーで、「一家に1枚」みたいにしてご家庭に必ずありました。
クリスマスシーズンともなると、決まってベスト盤が発売されるのもアンディ・ウィリアムスでした。
ちょっと古い世代の方々ならきっとわかっていただける60~70年代のアメリカン・ポピュラー音楽の偉大なるワンシーンを飾った大物でした。
冒頭の画像は、いま残っていた17センチLPのジャケット。
「シャレード」「男と女」「いそしぎ」「慕情」といったスクリーンミュージックの名曲ばかりです。
古きよき名曲、でも、いま聴くと、とても新鮮なんです。
そして輝かしいばかりのアンディさんの歌声は、一点の曇りもなくはればれ晴天なりです!
逝去を機に、youtubeをいろいろ観てみました。
ずっと後年、70代までも、その素晴らしい声は健在でした。
「オズの魔法使い」のジュディ・ガーランドとの共演。
彼女は早世してしまったけれど、アンディ・ウィリアムスと5つ違い。
その娘は、ライザ・ミネリですから!
こちらも貴重な共演。
お馴染みのジュリー・アンドリュースですよ。
これはもう、われわれクラシック音楽好きをもうならせる名人芸です。
あと忘れちゃならないのは、アンディ・ウィリアムス4兄弟。
みんなおんなじ顔と声質で、フォーブラザースでした。
クリスマスソングなど、映像でたくさんあります。
でも、ここではこれ。
夢のようなクリスマスに思いを馳せることができるアンディ・ウィリアムスの歌声にステージセット。
子供心のクリスマスは、こんな感じと、大きなクリスマスツリーに、クリスマスブーツにラメの鮮やかなカードに、ケーキとプレゼント。
それもこれも、アメリカナイズされたテレビ番組が心の背景にあったように思います。
そして、その歌声はいつもアンディ・ウィリアムスでした。
歌好きだったダンディな、亡き伯父にそっくりでもありました。
WE WILL MISS YOU ANDY!
アンディ・ウィリアムスの公式ページにこうありました。
アンディ・ウィリアムスさん、思いでをありがとう、そして安らかならんことをお祈り申し上げます。
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コメント
レコードLP時代、本当によく聴きました。懐かしいです。
投稿: edc | 2012年9月28日 (金) 06時42分
今晩は、よこちゃん様。 アンディ・ウィリアムスさん9月25日に永眠されたんですね。えぇ、私も幼いながら彼の歌声に魅せられたひとりでございます。マイウェイ・ある愛の歌・ムーンリバー・慕情…数々の名曲思い出されます。アンディ・ウィリアムス、ルシル・ボール、ドリス・デイ、奥様は魔女のエリザベス・モンゴメリ。可愛い魔女ジニーって番組覚えてますか?
サンセット727(だったと記憶してるんですが違ってるかな?)アメリカへの憧れの気持ち膨らみましたよ。 アンディと加山雄三さん、声質が少し似ているなと思いませんか?いずれも美声ですねぇ(ため息) 私はフランク・シナトラよりアンディ・ウィリアムス派でした。 ウィリアムスブラザースの記憶あんまりないですねぇ(涙)オズモンドブラザースは、はっきり記憶しておりますが。
また昭和が遠くなりますね。
PS…ベイスターズ連勝おめでとうございます(喜)
投稿: ONE ON ONE | 2012年9月28日 (金) 21時55分
euridiceさん、こんばんは。
家にもありましたが、友達の家のレコードはまた違う選曲だったりして、よく貸し借りをしておりました。
あの頃の思いでとともに、わたしもとても懐かしいです・・・。
投稿: yokochan | 2012年9月28日 (金) 23時21分
ONE ON ONEさん、こんばんは。
まだ一応、こっそり連勝中です。
毎年、事態がほぼ決してからこんな感じになるベイは、ほんと申し訳ない存在です・・・・。
アンディ・ウィリアムスの逝去は、忘れたころにやってきた悲しい報でした。
アメリカをしのび想像する音楽面での代表格でした。
あげられたアメリカンなTV番組、すべてピピっときますよ。
サンセット727は合ってると思います。
冒頭のテーマソングなんぞ、いまだに鮮明に覚えてますとも!
アメリカも、日本も変わってしまいましたね。
そして当時想定外だった隣国ふたつ。。。。。
投稿: yokochan | 2012年9月28日 (金) 23時28分