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2012年11月11日 (日)

交響曲第1番「HIROSHIMA」 

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相模湾の夕焼け。

遠くは、真鶴、さらには伊豆半島。

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  佐村河内 守  交響曲第1番 「HIROSHIMA」

      大友直人指揮 東京響楽団

           (2011.4.11,12 @パルテノン多摩)

NHKで特集した佐村河内さん。

「ただイマ」、ご覧いたでけましたでしょうか。

震災後、10日目。

弊ブログにコメントいただいた内容をここに再褐いたします。

ご本人に未確認のままでありますこと、申し訳なく存じます。

以下、3月11日「大友直人指揮東京交響楽団新潟定期」の記事に対するコメント

『ウィーンフィルが東日本大震災の追悼演奏をして観客と共に1分間の黙祷をした』とNHKのニュースでやっていました。追悼曲がモーツァルトだったのは???でしたが、やはり被災し家族を失った僕にとっては感動的なニュースでした。
今も避難所で悲しみと被ばくの恐怖に震えています。
僕は大友直人と東京交響楽団のファンで、昨年4月4日、遥々東北から東京の芸劇に被ばく二世の作曲家佐村河内守の交響曲第一番“HIROSHIMA”を聴きに行きかつてない感動を得ました。あまりの感動に8月14日の秋山和慶と京響の演奏を聴きに京都まで行きました。もちろん大友直人と東響のほうが素晴らしかったです。
大友直人と東京交響楽団で佐村河内守の交響曲第一番“HIROSHIMA”の全曲演奏を期待しています。
祈りの大交響曲である佐村河内守の交響曲第一番“HIROSHIMA”こそ被災した僕たちに今最も希望をもたらす曲であると信じています。

        投稿:辰之 2011年3月21日(月) 15時25分


        ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

辰之さん、被災地にあられ、しかもご家族を失われたとのこと。
適切な言葉もなく、どうお見舞いを申し上げいいのかわかりません。
音楽を通じ、メッセージをお送りすることしかできません。

ウィーンフィルの報道は、いまほど確認しました。
バレンボイムの弾き語りだったのですね。
そして、素晴らしくも、すごい音楽と、その作曲家を逆にお教えいただきました。
youtubeで、佐村河内氏の人となり、そして交響曲の第3楽章を聴きました。
感動で、鳥肌が立ちました。
そして、涙が出ました。

わたしは、大友さんは、英国音楽ばかりで追いかけておりましたが、こうした音楽を広く紹介してゆく真摯で誠実な音楽家に思います。
 そして、まだ未聴の祈りの大交響曲を是非にも聴きたいと思うとともに、辰之さまが、おっしゃるとおり、希望をもたらすこの音楽が皆さまを勇気付けるものと、わたくしも思い、微力ながらyoutubeをリンクして、記事にしたいと存じます。

寒さもまだ厳しいようですし、物資の不足も心配ですが、どうか気持ちを強くお持ちになってお過ごしになられるようお祈りしてます。

         投稿:yokochan 2011年3月21日(月) 17時14分

思えば、こちらのコメントを契機に、佐村河内さんを知り、その作品を聴くこととなったのです。
わたくしごとですが、福島と宮城を中心に仕事をしておりました。
不況業種に属する職種でしたので、震災前より仕事ははかどらず、苦心の日々でした。
大熊やいわき市での活動もあり、それが震災、原発でダメ押しともいえる不芳を被りました。

 そして、自粛気分のなか、おとなしくしていた中に、お知らせいただいた佐村河内音楽。

不謹慎ながら、3月21日、即日聴いた折には、あまりに切実、ひっ迫のサウンドに、震災の数々の映像が脳裏を駆け巡りました。
 でも、最後の眩しいほどの希望の輝きに体が震えるほどの感銘と感動を味わうこととなったのです。
 こんな素晴らしい音楽と、そして作曲家、佐村河内さんをお教えいただきましたこと、あらてめましてここに感謝申し上げます。

以来、わたくしは、日に日に、この交響曲を聴いております。
 仕事も好転せず、日々厳しいことには変わりはありませんが、この音楽に救われております。
 嫌なことがあったとき、プチ逃避に、スマホで持ち歩き、帰りの電車で聴いて、没頭して感動しまくってます。
 そんな時、もしかしたら涙ぐんでるかもしれません、手に握り拳をつくっちゃってるかもしれません。電車の中で恥ずかしいことになっているでしょう。

わたくしにとって、日々の喪失感を埋めるような音楽のひとつにしっかりとなってます。 

人生、ひとそれぞれに、試練や苦しい課題が必ず課せられていることと思います。
そんな試練の克服にいくばくか、いや、大いなる後押しをしてくれる音楽。

佐村河内さんは、常人では想像もできない苦難を背負っておられ、苦しみつつもそれをバネにして、闘争とともに、これまでの活動をなされてまいりました。

そして、そこから生まれたご自身の子供でもある作品を確認することが出来ない。
その心中たるや、いかばかりのものでありましょう。
その作品・音楽を耳で確認できるわたくしたちは、佐村河内さんに、その音楽の素晴らしさと、その影響の大きさをこうした文章でお伝えすることが出来るんです。
そして、そうすることで、氏に力をお与えし、新たな創作への活力をお与えすることができるものと思います。

佐村河内さんを応援しましょう!

わたしたちは、力をもらってます。

交響曲第1番の、自分にとっての聴きどころを、また後に書いてみます

※本記事は、執筆当時のままにつき、事実と異なる内容が多く含まれております。

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コメント

yokochanさんこんばんは!このコメントがきっかけだったんですね。yokochanさんのこの曲に対する深い思い入れには感動しました。世の中には目を背けたくなるような悲劇や悪意があります。佐村河内の芸術は、でもでも、前へ前へと、僕らを勇気づけてくれます。
少し前の小学生の女の子のコメントには、ガツンとやられてしまいました。音楽はやはり偉大ですね!

投稿: 山元 光 | 2012年11月12日 (月) 00時56分

山元さん、こんばんは。
こちらのコメントが、佐村河内さんを知ることになるきっかけでした。
今回の放送でも、多くの人がその音楽を聴くきっかけになったのではないかと思います。
CDもかなり問い合わせあるそうです。
いまのこの時代、殺伐とした希望のない世の中を生きる私たちに必要な音楽ですね。
まやさんのコメント、そうですね、心に響きますね。

追)コメントいつもありがとうございます。
ブログの方では、ハンドルネーム(yokochan)でお呼びいただきたく存じます。
一部、修正させていただきました、申し訳ありません。
ありがとうございます。

投稿: yokochan | 2012年11月12日 (月) 23時47分

生きるって大変なことなんだなぁ(涙)
12月1日佼成ウィンドオーケストラ定期
佐村河内守への委嘱作品 祈り《Prayer》 世界初演
いまから興奮です。
佐村河内守先生もおみえと・・・・もうテンションMAXです。
ところで、小学生の女の子とは??

投稿: コロン | 2012年11月13日 (火) 11時55分

奇跡の天才作曲家、佐村河内守。

投稿: SAYU | 2012年11月13日 (火) 18時08分

コロンさん、コメントありがとうございます。
早速調べさせていただきました。
飯森さんの指揮のコンサートですね。
世界初演に立ち会えるのは、いま時期が時期だけに、素晴らしいことですね。
そしてチケットも大変なことになるのではと。
佐村河内さんも、体調が大変なことは承知ながら、コンサートにおいでになり、立ち会うことは、実に良いことですね。
女の子とは、前の前の記事に頂いたコメントのことです。
よろしければご覧ください。

投稿: yokochan | 2012年11月14日 (水) 00時02分

SAYUさん、コメントありがとうございます。

まったく同感です。

多くの方に、そうした確信をもたらしたNHK番組でした。

投稿: yokochan | 2012年11月14日 (水) 00時08分

ヨコチャン様
ヨコチャン様は佐村河内守先生を全国に広めてこられたんですね。
その鋭い着眼に敬意を表します。
私は、知らなかったんです。もっと早く知りたかったです。
佐村河内守先生は本物の奇跡の作曲家ですね。

先生呼ばわり、すみません。
音大生なもので

投稿: ミナミ | 2012年11月14日 (水) 15時30分

ミナミさん、こんばんは。
コメントどうもありがとうございます。
いえいえ、広めたというより、熱く語ったところが、ともに共感を得たという、まさに佐村河内作品の強さあってのものであります。

光を遮断した部屋で苦しむ佐村河内さんを思うと、もっともっと、と言うようで、申し訳なく感じてしまいます。
でも、わたしたちが、氏=先生の音楽を聴いた印象をそのまま述べることで、間違いなく佐村河内さんは力を得るものと思います。

音楽の勉強、大変ですけれど、とても羨ましく存じます。
佐村河内さんを応援しましょう!

投稿: yokochan | 2012年11月14日 (水) 20時42分

私が、何番かはしりませんが、最近では佐村河内守音楽を愛する人を「サムラー」と呼ぶそうです。シューマニアーナみたいなものでしょうか。よこちゃんさま間違いなくサムラーNo.1でしょうね。佐村河内守、真の天才作曲家です。

投稿: サムラーNo.500番 | 2012年11月17日 (土) 05時34分

サムラーNo.500番さん、こんばんは。
サムラーですか。
知りませんでした。
でも、まだまだその実際に聴ける作品が少なすぎます。
もっと音源化して欲しいです。
そのうえでの真のサムラー発生かと思います。
いまは、氏の作品の普遍化と正当な評価と多作家として、次々なるCD発表でしょうか。
ですから、いまは、いやずっと、佐村河内音楽を愛し、望む人々は、みんなNO1です!
ありがとうございました。

投稿: yokochan | 2012年11月17日 (土) 23時56分

12/1オヘラシティー世界初演いってきます!奇跡の作曲家佐村河内守の吹奏楽曲。何を書いても天才です。

投稿: 吹奏ヲタ | 2012年11月18日 (日) 15時30分

吹奏ヲタさん、こんばんは。
12月1日の初演、わたくしは行くことがなりませぬが、作者来席ともいわれるその機会、是非とも、ご感想をお聞かせください!
ついに、いや次々にきますね!!

投稿: yokochan | 2012年11月18日 (日) 21時36分

冷えてるか~○゚★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜ε゚

投稿: | 2014年7月26日 (土) 02時08分

  お早うございます。佐村河内氏の件、まことに残念でしかも後味の良くない事件でした。しかし曲をつくったのが佐村河内氏であろうと新垣氏であろうと内容的に優れた曲であればこれからも聴かれ続けるのではないかと思います。時間は最良の批評家だからです。このことはShushiさんにも申し上げたのですが、彼も「同感です。でも曲の内容以外のことで曲の値打ちまでどうこう言うような人が出てきそうでそれが心配です」という主旨のことを言っておられました。

投稿: 越後のオックス | 2014年7月26日 (土) 10時47分

暑いので、冷房全開です。

投稿: yokochan | 2014年7月29日 (火) 19時32分

越後のオックスさん、こんにちは。
あの騒動は、極めて面白くなく、腹のたつことでした。
いまは、静かにして、いつかまたちゃんと聴ける日が来ることを思ってます。

投稿: yokochan | 2014年7月29日 (火) 19時35分

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