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2012年11月27日 (火)

ベートーヴェン 交響曲第1番 アバド指揮

Kanzakura

芝公園でみつけた寒桜。

花振りは、小さいけれど、しっかりと中身が詰まったような花。

そして、ピンク、薄桃、白、薄緑の各色を愛でることができます。

秋空に映えて、とても美しいと思いましたね。

Beethoven_sym14_abbado

  ベートーヴェン 交響曲第1番 ハ長調

   クラウディオ・アバド指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

                    (1988.1 @ウィーン)


晩秋がなくって、いつのまにか冬、それも本格的なものに突入してしまった感があります。

ベートーヴェンの1番って、フレッシュなイメージに塗りこめられているから、春のスタート時期か、または欧米では9月の新シーズンの開始に相応しいイメージがあります。

1800年頃に書かれた第1交響曲は、よくいわれるように、ハイドンとモーツァルトの音楽、とりわけ先達の交響曲の影響下にあるとされます。
モーツァルトはすでに9年前に亡く、ハイドンはまだ存命中ながら、交響曲から卒業して5年。
まさに、若き30歳のベートーヴェンの時代を自ら開いた初々しい1番の交響曲。

「運命」「田園」「英雄」「第九」ばかりの小中時代の音楽聴き始め。
それもカラヤンとダイアモンド1000シリーズの廉価盤ばかりの1970年の自分。
まさにその年は、ベートーヴェンの生誕200年と、大阪万博の重なった目出度い年。

自分では人気薄だった1番も、その年に聴きました。
確か、フジテレビが株主だった分裂前の日本フィルの日曜朝のクラシック番組で聴いたはず。
指揮は、渡辺暁雄か、手塚幸紀。
モーツァルトのジュピターとの相似も解説で述べられてました。
全然ベートーヴェンじゃないじゃん・・・と少年心に思ったものですが、長じて聴いて思う、この交響曲の愛らしさと潔癖なまでの清潔さ。
辛くて、悩み一杯のベートーヴェンのお顔はまったくうかがえません。

CDも、今日は、そんな初期モードの緩やかさに満ちているアバドの1回目の全集から選択してみましたよ。
50代の活力みなぎるアバドは、どこをとっても自然体で、にこやかな指揮ぶりが思い浮かぶようです。
加えて、ウィーン・フィルの青竹のような新鮮な響き。

演奏会だったら、これを前半に、後半は、マーラーの1番あたりを爽快に聴いてみたくなるような演奏であります。

この1番を皮切りに、ベートーヴェンの交響曲チクルスを始めますよ。

東京では、旬のヤンソンス&バイエルンのベートーヴェンの全曲演奏会もおこなわれてます。
コンサートに行けないわたくしは、ヤンソンスの全集はのちの楽しみとして、CDで9曲、バラバラの演奏で聴いてみたいと思います。
途中、別な曲も入りますが、「穏健シリーズ」が切り口ですよ。

Kanzakura_2

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コメント

こんばんは。
昨日、ヤンセンを王子で聴いてきました。二列目通路席で快適でした。ヤンセン大変な美音でした。でも、ややパッションに欠けるような。シマノフスキの神話より、メシアンと知らないデュビュニョンのほうが楽しめました。アンコールは9時過ぎましたので、フォーレのところで帰路へ。

投稿: | 2012年11月28日 (水) 19時25分

 今晩は。アバドのウィーンフィルとの一回目のベートーヴェン全集、廉価再発されましたね。ディープなアバド・ファンには「同時期に録音された序曲や声楽曲もちゃんと付けろ」と言っている方もおられるようですが。
 アバドともベートーヴェンとも無関係かもしれませんが、ワーグナー生誕200年が来年なので各社はワーグナー商戦にしのぎを削っていますね。名だたるリングの名盤が次々と廉価再発されていますが、不思議なのはカラヤンのリングが再発されないことです。いくら帝王の名演だからって14枚で17000円は高すぎるでしょう。
 1番がアバドか最近出たマリスの演奏だろうとは私でも予想できましたが、2番がモントゥーとは全く予想できませんでした。私もべト聴き始めは英雄・運命・田園・第9でした。1番や2番は高校時代でしたね。1番はムラヴィンスキー、2番はアバドでした。ブログ主様がノリントンの第2番もお好きとは意外でした。

投稿: 越後のオックス | 2012年11月28日 (水) 23時27分

1番ですね。何回か演奏会で弾きました。譜面は簡単なのですが実に良くできているのがわかります。よく、「ハイドンの手法で書かれており」というような解説を見ますが、実際に演奏した側としては「何を言ってる!全然違うだろ!」と怒鳴って反論したい気分です。完成度が違うと言うのが正直なところです。(ハイドン氏、申し訳ない)
ダイアモンド1000シリーズ!ようこそ紹介くださいました!私もこのシリーズからスタートしました。今でも大切にしています。というよりも愛聴しています。解説のほとんどが大木正興氏です。うれしい。
アバドとウィーンフィル!いいですね。こちらも愛聴しています。

投稿: モナコ命 | 2012年11月29日 (木) 19時10分

Mieさん、こんばんは。
ヤンセンは王子ホールでしたか。
わたしは、ブルッフの協奏曲を聴いたことあるのみですが、大柄にもかかわらず、繊細な美音ですね。
でも美人です。
名の知れぬ作曲家のお名前ですが、そんな曲もしっかり聴かせちゃうんですね!

投稿: yokochan | 2012年11月29日 (木) 22時58分

越後のオックスさん、こんばんは。
アバドの音源は一部を除き、ほぼコンプリートしてますが、ウィーンでのベートーヴェンはとりわけ思い入れ深い音源です。
現地で見たクリムトのベートーヴェン・フリーズのジャケットもその思い入れに拍車をかけるものです。

若い頃のアバドが、9月のウィーンフィル新シーズンオープニングに、この曲を持ってきていたこともズバリの今回企画の発送です。

これまで、大散財してきたワーグナーの各種音源が、あきれ返るくらいの脅威の廉価化。
あまりに虚しく哀しい人々もいるわけです。
悔しくて、処分も低価格でになってままならず、音源の価値とは何ぞやと思う昨今です。
ですから、カラヤンぐらいは、そのままそっとしておいて欲しいとも思ったりしてますが・・・・。

投稿: yokochan | 2012年11月29日 (木) 23時56分

モナコ命さん、こんばんは。
演奏会でやりましたか!
わたしもそんな風に言ってみたいですが、思えば演奏会経験も1番は少なく、シュナイト&神奈フィルの、まさにベートヴェンといえる明るさと重厚さが不思議にマッチした実演のみです。
アバドは全部いいですが、ウィーンとのものでは、ワルターみたいに、偶数や小さめの交響曲が良いと思います。

ダイアモンド1000シリーズの信者がここにもいらっしゃって嬉しいです。
大木先生が、大推薦してた、このシリーズのパンフレットは今でも大事に持ってます!

投稿: yokochan | 2012年11月30日 (金) 00時02分

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