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2012年12月12日 (水)

ディーリアス 「そり乗り」冬の夜 ヒコックス指揮

Shinjyuku2012_a

某所のショーウィンドウ。

早くも30%オフが見えますね。

閉店間際のスーパーの値引きは、それをねらう巧みなオヤジとなりました。

クリスマスシーズンのこんなディスプレイが大好き。

値引き商品をあさる一方、いつまでも夢見るオヤジなのでした。

Delius_hikox

  ディーリアス  そり乗り~冬の夜

 リチャード・ヒコックス指揮 ノーザン・シンフォニア・オブ・イングランド

                (1985.9 ニューカスル・アポン・タイン)


ディーリアスのアニバーサリー(生誕150)だった今年も、あと半月あまりを残すのみとなりました。
相次ぐ寒波で、雪の多い地域はさぞかし大変なことと存じます。
こちら関東も連日寒いです。
手袋に、パッチは必須です。

そんなディーリアス・イヤーも、静かな盛り上がりで、あまり大ごとにならなかったのがうれしい。
英国音楽、ことにディーリアスやフィンジは、ひとり静かに、そぉっと聴くのがよろしい。
かくいう私は、ブログで大宣伝をしちゃってるから何ともいえませんが、きっとここで知ることとなった彼らの音楽は、どんな方でも、静かに楽しんでいただいていると思うんです。
これからも、そんな寄り添うように、心のひだにしみ込むような音楽であり続けて欲しいと思います。
英国系の音楽には、こうした嗜好が多くありまして、やはり島国としてのメリハリある季節感や永年の独立性なども、われわれと同じ志向を感じます。

「そり乗り」は、私が中学生のとき、いまを去ること40年近くむかしに、ディーリアスを知ることになるきっかけとなったビーチャムのレコードによって聴いた曲。
その時の思い出は、本ブログ初期の恥ずかしい記事にしたためてあります。 →こちら

この曲は、そのタイトルにあるように、楽しく、そして明るいです。
冬の遊びの楽しみ、そり遊びは、雪国でないわたしのようなものでも、きっと面白いのだろうなと想像できますが、たぶんそんな想像どおりの音楽。
冒頭、鈴がシャンシャンとなり、ピチカートに乗り、軽快なピッコロがその高鳴る喜びの高揚感を演出し、やがて爆発的な歓喜へと音楽は膨らみます!
6分程度の音楽ですが、中間部ではしみじみとした暖炉端の様子をも思わせるような静かな場面もあります。

誰でも、これは素敵って思える冬の音楽のひとつだと思いますね。

20代の若いディーリアス。
実業家の父親に命じられアメリカのプランテーションで修行したものの、音楽への情熱冷めやらず、懇願して留学したライプチヒでの音楽三昧の日々。
北欧旅行もして取りつかれた彼の地の風物。
そしてライプチヒで知り合ったシンディングやグリーグ。
そんな中で生まれた「そり乗り」です。

北国テイスト満載の素晴らしい音楽です。

御本家ビーチャムではなく、今日は4年前の11月23日に亡くなったヒコックスと、80年代手兵のノーザン・シンフォニアで。
明快で、曇りない冬晴れのようなバリッとした演奏でした。

まだまだ、日々いろんなことの起きる12月。

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コメント

今晩は、よこちゃん様。 ディーリアス初心者の私ですので当然この曲を知りませんが曲目を聞いただけでも何だかワクワクしちゃいます。
中村勘三郎さんが亡くなられた同じ日。中畑監督の奥様も天に召されたんですね。 スポーツニュースチェックしていなくて、今日知りました。 監督、人目も気にせず涙を流されたとか…辛いですね。。。
来シーズン、辛さを跳ね返してベイスターズ頑張って欲しいものです。天国から 中畑夫人が力を貸してくれる事でしょう…ご冥福お祈り申し上げます(合掌)

投稿: ONE ON ONE | 2012年12月14日 (金) 01時39分

ONE ON ONEさん、こんにちは。
この曲の音源はあまりないと思いますが、想定通りの音楽ですので、とても楽しゅうございますよ。

中畑監督の奥様は、テレビでも何度か見てましたので、まさかの思いでした。
ベイを強くすることが、最大のご供養です。
ご冥福申し上げます。

投稿: yokochan | 2012年12月14日 (金) 17時35分

お久しぶりです。

ディーリアスの音楽は、しばらく離れていても、また、戻ってくる、そんな音楽ですね。
BOXは仕事のBGMでじっくり聞いてきましたが、全部は、聞けていません。最近ようやく聞いたバイオリン・ソナタが思っていたより良くて、もっぱら、仕事のBGMになっています。
 最近ナクソスからアパラチアと海流が入ったCDが出たようです。私のディーリアスデビューはナクソスでしたので、こうやって、ディーリアスのCDを出してくれるのは嬉しい限り。まだ聞いていないのですが、演奏家、演奏場所がアメリカというのが、注目です。アパラチアやコアンガなどは、アメリカやラテン系の演奏家のものを聞いてみたいと思っていたので、ぜひ、聞いてみたいと思っています。
 それでは、今年もあと僅かになりましたが、良いお年を。

投稿: udon | 2012年12月27日 (木) 16時55分

udonさん、こんばんは。
コメントどうもありがとうございます。

今年はディーリアスのアニヴァーサリーでしたが、静かに幕を閉じそうでよかったです。
聴かなくても、いつも静かに、そばにあって欲しい音楽ですね。
ヴァイオリンソナタは、わたしもときおり、寝る前の支度をしながらとか聴いてますよ。

アメリカ系のオケでのアパラチアやコアンガは、想像するだけでグッときますね。
ディーリアスは、コスモポリタンな人でしたから、ドイツやフランスのオーケストラでも聴いてみたいです。

どうもご丁寧にありがとうございます。
udonさんも、よいお年を!

投稿: yokochan | 2012年12月28日 (金) 01時00分

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