佐村河内 守 大反響
6月の雨季に訪れた天草の津崎教会。
このあと、この地域は未曾有の大雨。
自然の猛威は、先の震災のごとし、人間は備えあれど、無情にも打ち砕く力を見せつけるのでした。
手を合わせ祈り、心に平安をもたらすことを、われわれは人類生れてこのかたずっと繰り返してきました。
容(かたち)は違えど、どんな宗教も同じ。
本質は、人間の心の平安。
佐村河内守さんのこと。
今週月曜の日経新聞での全面広告。
各メディアが、こぞって取り上げるようになりました。
わたくしもチョイ役でお話させていただきましたNHKの「ただイマ」を皮切りに、テレ朝の「モーニングバード」でも知らぬ間に特集がされました。
CD販売も、チャートはうなぎのぼりで、プレスが一時間に合わない状況に。
うれしくて、うれしくてしょうがないです。
佐村河内さんの、音楽の本質を、多くの方々にお聴きいただいて、ご共感いただけること、願ってやみません。
NHK番組では、最後の数分の浄化場面をクローズアップして、何度も流しておりましたし、観客の涙も、ここにあったことは間違いありません。
そこに惹かれ、さらに作曲者の大いなるハンディや存在感に打たれ、CD購入した方々も少なくはないと思います。
でも、CDを手にして、80分の長尺の音楽に戸惑いを覚えた方もいらっしゃるかもしれません。
最後のあの場面までの、曲折が辛すぎて、長すぎるからです。
でも、どうか、それを辛抱して耐えて、最後のあの光を待つようにして聴いてみてください。
わたくしも、あのエンディングがあってこそ、そしてあの眩しさを知ってしまったから、こうして何度も何度も聴くわけなのです。
あそこを知った自分が、途中の何度もある苦しい足枷や十字架を背負わされるような苦しみの音楽に対し、たゆまなく克己心を奮い立たせる踏ん張りや、心の力を、同じこの音楽から与えられ、没頭して聴くことができるようになりました。
偉そうなことを言うようですが、人生に照らし合わせるようにして聴く80分間は、音楽への同化がもたらす自分自身への問いかけです。
最後の眩しい希望の輝き。
そのあとのことも、自分として、いまは想いを馳せるようになっております。
ある人の人生には、まだ続く辛い想像かもです・・・・・。
しかし、こんな素晴らしい音楽を、今、わたしたちと共に生きる作曲家が残してくれたことに本当に感謝です。
交響曲第1番 演奏会
2月25日 @東京芸術劇場
大友直人指揮 日本フィルハーモニー交響楽団
※本記事は、執筆当時のままにつき、事実と異なる内容が多く含まれております。
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コメント
またテレビが大袈裟なことを言ってやがる!それが佐村河内守との出会いでした。
いま、交響曲第1番HIROSHIMAを聴き終えあの時の思いを大いに悔い、涙を拭っています。
オーケストレーションはマーラーほど派手ではないにせよ、構築力は佐村河内守のほうが遥かにすぐれています。
響きはマーラー的でありながら、ベートーヴェンに近い世界です。
奇跡の作曲家佐村河内守。
宣伝に偽りなしでした!
投稿: パル | 2012年12月 1日 (土) 06時10分
パルさん、コメントどうもありがとうございます。
わたしも、この交響曲にyoutubeで初めて接したときのことを鮮明に覚えております。
いまは見れませんが、テレビ朝日のドキュメントと合わせまして、強烈な感銘を受けました。
以来聴くほど、回を重ねるごとに、ご指摘のとおりに、過去の大作曲家の腕前に並ぶ存在にあると思います。
投稿: yokochan | 2012年12月 1日 (土) 13時14分
奇跡の作曲家佐村河内守
情報LIVEただイマが、日本全国からの大反響を受けて、12/12NHKあさイチ!で再放送決定です(ビバ!おけいこバイオリンより)!
見逃していたのでとっても嬉しい!
もちろん2/25芸劇も行きますよ!
投稿: FRISK | 2012年12月 5日 (水) 18時56分
FRISKさん、こんばんは。
情報ありがとうございます。
やはり、再放送決まりましたね。
相当な反響といいますから。
しかも「あさイチ」となると、今度は主婦層の皆さまから!
嬉しいですね!
次の東京ライブはチケット争奪戦となりそうな・・・・!
がんばりましょう!
投稿: yokochan | 2012年12月 6日 (木) 22時10分