チャイコフスキー 「くるみ割り人形」 ストコフスキー指揮
縁起ものが勢ぞろい。
川崎大師の参道には、こんなお店がいくつかありますが、今年はお客さん少なめに感じましたね。
お参りの楽しみは屋台めぐりをして一杯。
屋台の飲み物はむちゃくちゃ高いので、今年は秘策を編み出しました。
恒例(?)の不謹慎賽銭覗き
今年は紙幣多し。
2012 2011
2010 2009
こんなことしてバカですよね。
景気を占う賽銭覗き、今年はいい年になるといいですねぇ
チャイコフスキー バレエ組曲「くるみ割り人形」
レオポルド・ストコフスキー指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
(1973 ロンドン)
三大バレエ、最後は晩年の「くるみ割り人形」。
メルヘンの世界を、そのドラマに負けないくらいに夢見るファンタジーの音楽にしたてあげたチャイコフスキーはまぎれもない天才です。
病死がなければ、さらなるバレエやオペラ、そして交響曲も9番を超える数字を残したかもしれませんね。
昨今はソフトバンクの定番音楽になってしまったくらいに、全曲も組曲も耳になじみやすい。全曲も長くないし、一夜のコンサートにも可能。
ゲルギーが1CDに収まる快速調で絶対に踊れない音源を作ってしまうのも、この曲がおおらかな名曲たるゆえん。
今日は、ストコフスキー91歳のときの録音で。
ストコフスキーは1882年生まれだから、くるみ割りが完成した年(1892)には、10歳の少年だったわけだ。
快刀乱麻のストーキーさん。
すっとこスキーじゃないですよ。
某ショップで、ストコウイスキーとタスキに書かれていて笑わせていただいたこともありますよ。
90を超えてもやってくれてます。
すごいテンションとあっと言わせるキテレツ大百科ぶり。
思えば亡くなるまでずっと変わらなかったストコフスキーさんです。
いま当時の音源をあれこれ聴いて、その面白さと意外なまでのまっとうぶりに、存命のおりにちゃんと聴いてこなかった自分が悔やまれます。
フィリップスとCBSに、従来のデッカとRCAとともに録音し始めたのも90歳を超えてから。
すごいことです。
で、この「くるみ割り」の面白さ。
生き生きと弾む心地よい「小序曲」は、普通にステキな演奏です。
ところが、むちゃくちゃ早い「行進曲」に度肝抜かれます。
オケも大変、よく着いていったもんです。小走りの行進曲ですぞ。
「こんぺいとう」は、今度はリタルダンドかけまくりの劇遅で、前につんのめりそう。
ピチカートでなく、一部トレモロを使うところが斬新でびっくり。
「トレパーク」は、以外にも、しごくまともですが、若いね。
ねっとりと濃厚な「アラビアの踊り」はポルタメントも粋です。
どんどん早くなる「中国の踊り」。
愛らしい「あし笛の踊り」は、テンポの緩急が自在で、聴き手の耳を捉えてやみません。
そして、最後、夢見心地に誘う「花のワルツ」では、巧みな棒さばきで心くすぐられます。
大見えを切る個所も、嫌味はなく、この曲とストコフスキーなら許せちゃうノリですよ。
なんたって、表情が若いんだから!
こんな芸風、誰が真似できましょうか。
人生観が豊かになる、そんなほのぼのとした勇気をもらえるストコフスキーの若々しい演奏でした。
いまの元気のない中高年にストコフスキー!
ご静聴ありがとうございました。
ちなみに、今回のCDは、同じフィリップスへのLSOとの「弦楽セレナー」ドと、オリジナルカップリングのLPOとの「イタリア奇想曲」が併録されてます。
イタリアは、この曲ナンバーワンとも思う活気あふれる名演です。
先のジャケットは新譜発売時のレコ芸の広告からですのでモノクロですが、オリジナルはクリスマスムードあふれる夢のような美しいものでした。
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