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2013年1月 3日 (木)

ブリテン 青少年のための管弦楽入門 ヤンソンス指揮

Ekiden_1

箱根駅伝の復路を観戦。

他の学校はうまく撮影できているのに、母校は失敗。

ついつい叫んじゃうもんですからね。

このところずっと出場していて、お正月の大いなる楽しみになってます。

ありがたいことです。選手・関係者の皆さんには感謝です。

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白バイのお巡りさんもご苦労さまです。

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撮影クルーもご苦労さん。

そして、音楽。

今年、生誕100年のブリテン聴きます。

オペラ全曲制覇まであと少し。

没年は、1976年で、多作だったブリテンの63歳での早過ぎる死。

もうあと、10年存命だったら、次のオペラが数作、デジタル録音のブリテン自作、ブリテン指揮の過去の大作曲家の数々の録音が、ここに残されていたことでしょう。

Jansons_siberius_britten_webern

 ブリテン パーセルの主題による変奏曲とフーガ

        ~「青少年のための音楽入門」~

    マリス・ヤンソンス指揮 バイエルン放送交響楽団

                      (2003.10 @ミュンヘン)


あまりに有名、学校時代に、だれしも聴いた音楽。

ふたつの名前を持つ、ふたつの顔を持つ曲とのちに認識しました。

音楽を啓蒙する大衆的な作品として、1946年、大戦後に生まれたこの曲。

昨2012年、新国での感動的な上演「ピーター・グライムズ」のあと、「ルクレツィアの凌辱」と同じころに書かれた。

過去の英国の大作曲家のアンソロジーとしても脳裏にあったこの音楽、そのタイトルのとおり、自国の大先輩への尊敬と愛情にあふれております。

英国政府、そして放送局の委嘱により「オーケストラの楽器」という教育用の映画のために作曲された啓蒙的な音楽の姿がその本来の姿。

いまさらナレーター付きの説明的な聴き方は聴き方はできませんから、上記ふたつの要素を思いつつ、音楽のみをシンプルに聴くとします。

学校での聴き方を脱し、オーケストラピースとしてCDとして真剣に聴いても、クローズアップされる各楽器の演奏ぶりを思い浮かべながら聴くことも、映像でオーケストラの奏する状況を各種を見慣れた私たちには、容易に演奏者たちのその姿が頭に浮かびます。

ビジュアルが発達し、飼いならされ、むしろ想像力が補われるより、奪われ欠如し始めた私たちにこそ、こうしたリアルな音楽は必要なのかもしれません。
ブリテンの音楽の素晴らしいところは、作者がまだ生きてれば100歳だけに、そのリアリティが迫真をついていることと、社会性を大きく備えていて、いまでもまだ世の中に通用する問題意識をしっかりとらえ内胞していることです。

そんな意識で、この「青少年=パーセル」を聴くとしましょう。

ブリテンの最高の筆致は、最後の大二重フーガのゴブラン織りのような重厚かつ鮮やかさでありましょう。

ヤンソンスとバイエルンの、いまある演奏水準の最高基準値に達した高度かつ、イキのいい演奏は、快感をすら呼び起こすものでした。

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コメント

なんとなつかしい曲でしょう。この曲を高校の時にコンクールで演奏しました。当時は著作権とかユルユルの時代で指導者が自由に編曲して演奏できたんです。録音が残っていないのが悔やまれます。すみずみまで、なんならパート譜まで暗記してます^^;
ヤンソンスっていうところも泣けます。ウィーンフィルの定期でヤンソンスがドビッシーの海とショスタコービチの5番(すごいベタなプログラムですね)を指揮したのを聴きました。遅いんですよ。。。とにかくテンポが遅いんすよ。(ヤンソンス改めオソインス。)ご紹介のCD!聴いてみます!

投稿: モナコ命 | 2013年1月 4日 (金) 17時34分

モナコ命さん、こんにちは。
もしかして吹奏楽での青少年ですか。
おもしろそうですね、聴いてみたいものです。

ヤンソンスは、ムラヴィンスキー存命中のレニングラードでは超快速系の演奏をしてましてハヤインスでしたが、その後堂々系に変わっていきましたね。
ウィーン定期をお聴きだなんて、うらやましすぎます。
こちらのバイエルンのオケはむちゃくちゃ上手いものでした。

投稿: yokochan | 2013年1月 6日 (日) 11時13分

ブリテンもアニバーサリーでしたね。私には、一部を除いてまだまだ未踏の領域ですが、じっくりと入っていきたいです。合唱曲はいくつか歌ったりしてし親しんできましたが・・・。
「青少年の・・・」は、作曲者指揮のが私的にはおなじみです。
最初に聴いたのはアーサー・フィードラー指揮のボストン・ポップスでしたが、最初のレコードは山田一雄指揮日本フィル(分裂前)でした。これはミュージック・エコーという雑誌の付録でした。
バーンスタイン盤も好きです。レニー盤はナレーション有りと無しの両バージョンありますね。
どの演奏でも、最後のフーガは曲の見事さに圧倒されますよね。

投稿: 親父りゅう | 2013年1月 7日 (月) 22時52分

親父りゅうさん、こんばんは。
そうなんですよね、今年のアニバーサリーは、ゴージャスすぎて困りものです。
歌の人ブリテンは、わたしもたくさん聴きたいと思ってます。

自演は、実はまだ未入手でして恥ずかしいです。
フィードラーやヤマカズさんも未聴です。
いろいろありますね。
中学校で聴いたのは、多分マルケヴィッチの演奏です。
レニー盤は純オケ盤ですが、ピーターと狼とのカップリングのもののサワリは、例の音のカタログです。

いやはや懐かしい思い出ばかり。
そして大人になって聴くフーガには魅惑されっぱなしです。

投稿: yokochan | 2013年1月 8日 (火) 00時28分

この曲は作曲家盤が決定盤と思えます。
ジュリーニも良いです。
バーンスタイン盤は未聴です。
宇野氏は「少しも良い曲と思わない」と書いてますが
オケの多彩な響きと冒頭とコーダの迫力
私は名曲だと思います。

演奏だけでなく、曲の好き嫌いも人それぞれですね。

投稿: 影の王子 | 2013年1月 8日 (火) 23時29分

影の王子さん、こんばんは。

いやぁ、その自演盤を聴いてないふつつかもののワタクシです。
ジュリーニのEMI盤はレコードで持ってましたが、いまは手元にありません。シカゴと再録して欲しかったですね。
で、レニーのはいいですよ、カッコいいです。
評論家氏で、曲を否定するのはなかなか考えものですが、そんな曲こそ反対によかったりするからやめられませんね!

投稿: yokochan | 2013年1月 9日 (水) 23時06分

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