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2013年1月 1日 (火)

ワーグナー ジークフリート牧歌 ショルティ指揮

Jpg

twozeroonethree年 今年もよろしくお願いします。 

今年のこの画像、だいぶ前ですが、洞爺湖のウィンザーホテルですよ。

サミット直前、せっかくだからとお茶だけ飲んだ時の画像。

タンホイザーの古城での歌合戦の竪琴みたいなんです。

今年、良い年にしたいですが、絶対いろんなことがおきそうな自分。

でも、音楽の方は、すごいことに。

いつか来るとおもったこんなアニバーサリー。

ワーグナーヴェルディの生誕200年に加え、ブリテンの生誕100年。

過去、ベートーヴェンの生誕200年、バッハの生誕300年、モーツァルト没後200年が自身体験した大きなアニバーサリーだけど、今年は大好きな作曲家たちがそろい踏みで格別にございます。

Wagner_solti

  ワーグナー 「ジークフリート牧歌」

    ゲオルク・ショルティ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

                         (1965 @ウィーン)


巨大な劇作品ばかりのワーグナーの音楽のなかで、一番愛らしく、優しい音楽。

ご存知のとおり、ワーグナーは破天荒で、自己中心の嫌なヤツだったけれど、その独善の行いのもっともたるものが、ハンス・フォン・ビューローの妻、リストの娘、人妻コジマと出来てしまい、やがて子までもうけることとなり、夫婦となった。
友達になりたくない最もたる人物だけど、その音楽の強烈な呪縛力と壮大かつ緻密な創作力、そして後世に多大な影響を与えた作曲能力は、まぎれもない天才でしょう。

コジマとの間に生まれた待望の長男。
時にワーグナー56歳! ひぇ~、わたしより・・・・・。
おりから作曲中の愛すべき「ジークフリート」の旋律を各処に散りばめた「ジークフリート牧歌」は、翌1870年に完成し、「階段の音楽」ともいわれるように、邸宅の回廊で妻の誕生日の朝のサプライズに演奏されました。
何事にも強引なワーグナーも、愛する家族に、粋なことをするものです。

おかげで、後世、わたしたちは、こんな素敵な音楽を楽しむことができるのです。

数々あるこの音源から、新年一発目は、これまた強面のショルティの演奏で。

でも、この1965年のショルティ盤の希少なところは、オーケストラ版でなく、初演時の16人小編成で演奏されているところです。
各楽器が一本で、透き通るようなアンサンブル、しかもそれゆえに、ウィーンフィルの味わいが夾雑物なしに楽しめる。
65年当時の、ウィーンフィルのトップたちを思い浮かべながら聴く幸せの「ジークフリート牧歌」。
ショルティさんは、指揮台に立っているのかいないのか、不明なくらいに静かに優しい機能ぶり。
この頃、ウィーンでのリング録音真っ最中で、最後の録音「ワルキューレ」の頃。
スタジオ録音の最盛期で、録音芸術が興行的にも世界的に金を生んでいた幸せの時代。

半世紀近く前の録音に、こうして素直に感動できるのもまた幸せなことで、一方、昨今の最新の演奏は、録音も減ってしまい、なかなか確認ができなくなってしまったこの不幸。
その分、身近なオーケストラや演奏家を日常的に聴くことができる贅沢も増しております。

今年のワーグナー公演は、オペラでは、新国のタンホイザー、N響マイスタージンガーや荒川、名古屋ぐらいしか確認できてません。
本場や欧米では、リング通しはあたりまえ、ワーグナーとヴェルデイづくしなのに、日本はちょっと寂しい感があります。
これも、頭打ちの不況のせいでしょうか。

今年以降、わたしもオペラ通いを再開したいし、そんな上演が数々ありますことを強く祈ります。
がんばります!

ここで、宣言sign01

本ブログでは、ワーグナーの全劇場作品のサイクルを年内2度やりますsign03

すでに一度やった初期3作は、そこに含むかはその時次第。

なんだか自分でも楽しみですよ!

そんな楽しみを、まだヴェルデイやブリテンでも味わえる自分にとってナイスな2013年。

本年もみなさまにとって、よき1年でありますように。

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コメント

明けましておめでとうございます。
昨年1年間、音楽のみならずスポーツ(野球とすべき?)動物等々多岐にわたり楽しませて頂きまして、本当にありがとうございました
ワーグナーとヴェルディのアニバーサリーイヤー…ですよね!壮大な二人の曲は気持ちを高揚させるにはぴったりなので昨夜はベト9ではなく「マイスタージンガー」なんざ聴いておりやした。紅白も半分以上分からん歌手だし┐('~`;)┌という訳で、今年も宜しくお願いしますぜ、よこちょん!

投稿: ONE ON ONE | 2013年1月 1日 (火) 10時26分

あけましておめでとうございます。
今年も昨年に引き続き、宜しくお願い致します。

さて・・・
元旦からワーグナーとは、yokochanさんらしいです!
僕は、カンテルリ指揮のジークフリートの牧歌が
結構、好きです。

新年がyokochanさんにとって良い1年になりますように!!

投稿: スリーパー | 2013年1月 1日 (火) 23時58分

新年あけましておめでとうございます。

素っ気ないくらいのショルティのジークフリート牧歌、嫌いではありません。むしろ懐かしいですね。美しい響きと純粋な旋律の喜びに満ちた表情が素晴らしい。そんな記憶があります。
ところで、オペラの師匠であらせられるyokochanさんのオペラ通いの復活、楽しみにしております。
僕の遠征計画、今年は、新国2012-13シーズンの「タンホイザー」、「魔笛」、神奈フィルのマラ10は確定していますので、トリノの「仮面舞踏会」かスカラの「ファルスタッフ」どちらか、そして川崎での3大オーケストラのどれかでみゅーざを訪れたいと思っています。あとは初台の2013-14シーズンのいくつかかな?
いずれにしても、上京の折には、一杯やりましょう。

投稿: IANIS | 2013年1月 2日 (水) 08時33分

   新年あけましておめでとうございます。

ジークフリート牧歌は、ノリントンとダヴァロスの演奏を主に愛聴しております。ダヴァロスのワーグナーはリエンツィ序曲にせよ、聖金曜日の音楽にせよカルロスをほうふつとさせる凄い演奏です。

年末の音楽はブログ主様は、恒例の4つの最後の歌でしたね。私はベーム指揮ベルリンフィルのジュピターでした。

年明けの初クラシックは、オーソドックスにボスコフスキーのJ・シュトラウスにしました。J・シュトラウスと言えばだれもが連想する定番名曲ばかりです。デッカ音源は持っていないので、EMIの新しい録音で聴きました。

今年はワーグナー、ヴェルディ、ブリテンの年になりますね。ブログ主様の楽しく、勉強になる文章に今年も期待しております。

投稿: 越後のオックス | 2013年1月 2日 (水) 09時13分

新年、おめでとうございます。
今年はワーグナー・イヤーというこで、私も未聴のワグナー山登頂を心掛けたいと思うところです。

実は、ジークフリート牧歌はお正月にぴったりだと、私は以前から思っておりました。
ショルティ盤の拙記事、勝手にTB送らせていただきました。
これは、なんかショルティの起用メンバーをめぐってVPOとひと悶着あったとか聞いていますが詳しくは知りません。でも、いい演奏ですね。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

投稿: 親父りゅう | 2013年1月 2日 (水) 11時04分

ONE ON ONEさん、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
いつも、合いの手を入れていただき感謝いたします。

今年のベイは、竜だらけですが、なんだかとっても楽しみです。
そして生え抜きには、レギュラーを確実に取って欲しいとも思います。

ワーグナーを中心に忙しい年になりそうです。

投稿: yokochan | 2013年1月 2日 (水) 17時01分

スリーパーさん、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

カンテッリのワーグナーは、明るさと熱さがほどよいですね。わたしもよく聴きます。

そして今年は、なんといっても現田さんのヴェルディが神奈フィルで聴けるのが楽しみですね。
あと、ゲッツェルのワーグナーにシュトラウス。
本年も、現田情報、いろいろ教えてください。

投稿: yokochan | 2013年1月 2日 (水) 17時04分

IANISさん、おけましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

ショルティのジークフリート牧歌、わたしも懐かしく聴きました。
シカゴでオケ版で録音してくれてたら、ゴージャスなものでしたでょうね。

トリノとスカラは魅力の演目ですが、スカラの指揮者はどうも・・・・。
あと新国の他の演目発表が楽しみです。
ともかく、どこかのタイミングでやりましょう!
お待ちしております。

投稿: yokochan | 2013年1月 2日 (水) 17時09分

越後のオックスさん、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

タヴァロスは恥ずかしながら、ひとつも聴いたことのない指揮者です。
ワーグナーもたくさん録音してますね。
今年は挑戦しなくてはと思ってます。
そして、カルロスといえば、もうひとりの熱い人、K・パイタのワーグナーもなんとか入手したいです。

毎度同じ曲を年末年始聴いてますが、今年は大物ばかりなので、時間の捻出がいまから問題です。困ったものです。
ことしも、いろいろコメントお待ちしております!

投稿: yokochan | 2013年1月 2日 (水) 17時13分

親父りゅうさん、あけましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

TBもありがとうございました。
ショルティのこの演奏、わたしも実に懐かしく、年末のバイロイト放送のエンディングにも長く使われてました。
そして、わたしもあの声はずっと気になってましたが、やはり聴こえるんですね。
ちょっと不気味に感じていたので、安心しました(笑)
メンバーの件も興味深いですね。果たして誰が奏者だったか気になるところです。
かつて、ブルックナーの7番か8番とカップリングされていたと記憶しますが、そのVPOとのブルックナーも今年あたり確認してみたいと思ってます。


投稿: yokochan | 2013年1月 2日 (水) 17時20分

遅ればせながらあけましておめでとうございます。
今年は神奈川フィルの勝負の年、なんとか存続を勝ち取って欲しいものですね。
陣容も強化されつつありますし、存続の暁には更に充実したオーケストラになっていることを楽しみにしたいです。
そしてワーグナー、ヴェルディ、ブリテンですね。
このあたりも今年は少し攻めていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
今年は昨年よりも更に素晴らしい年になり生ますことを祈ります。

投稿: yurikamome122 | 2013年1月 5日 (土) 08時01分

yurikamomeさん、こんにちは。
今年の神奈川フィルの存続決定のおりには、美酒が飲めそうですね。
是非にもそうなってもらわなくては困ります!

今年のアニバーサリーは大物揃いですので、聴く私たちも、その時間を捻出するのがなかなか大変そうですね。

ご丁寧にありがとうございます。
こちらこそよろしくお願いいたします。

投稿: yokochan | 2013年1月 6日 (日) 11時17分

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