祝 神奈川フィル存続 ほぼ決定!!
おめでとうございます。
きっと来ると思ってました。
神奈川フィルの存続の見通しがほぼ立ったとのこと
やりました。
これも、楽団側のたゆまぬご努力と、オーケストラ楽員さんたちの情熱、ともに献身的な活動の賜物です。
ほんのわずかしか貢献ができませんでしたが、ファンとしてこんなに嬉しいことはありません。
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1304160002/
新公益法人への移行の前提を、財政面でクリアーすることができるという見通しになったわけです。
法改正により、公益性を認められるためには一定の純資産を保有しなくてはなりませんでした。
過去の累積赤字があり、債務超過にあった神奈川フィルがそれを解消するには、約3億の資金手当が、今年11月までに必要でした。
その難題をクリアするには、約1億の民間寄付金が必要で、それを前提に、県や県内自治体からの助成金で、残りの手当金が得られるという方式なのでした。
15日のブルーダル基金コンサートで、この第一段階の目標がクリアできる見通しになりました。
しかしまだ、さらなる安定運営への目標設定もあり、余談は許さないのですが、ともあれ、楽団存続が決定的との報に、本当にありがたく、うれしく思います。
この法律によって、文化・芸術を担い、志す団体は厳しい繰りまわしを強いられていて、神奈川フィルばかりが表だってしまいましたが、各地のオーケストラやオペラの団体も厳しい状況にはかわりはありません。
東京には、有力オーケストラがたくさん林立しているなか、神奈川と千葉のプロオーケストラは、首都圏にある点でローカル性や特殊性を出しにくいのも現実です。
しかし、どちらも地域に根差した活動が、いま花開いているような気がします。
神奈川育ち、現千葉在住の2枚看板のわたくしですが、東京にない個性をますます磨きあげているような気がします。
千葉はともかく(ごめんなさい)、神奈川への郷土心は、人一番強くって、横浜以外の市町村のネイティブだからよけいにこの気持ちは強く、かつ横浜への憧れと愛着もまたよけいに強いのです。
海山川都会に恵まれた地に育った神奈川県人って、そういうところがあるんじゃないでしょうか。
あらあら、話が違う方向にいってしまいました。
正式移行の日取りは今後の発表をお待ちしたいと思いますが、まずは、ひとり、祝い酒の今夜。
コリン・デイヴィスの追悼シリーズは、今日はお休みして、神奈川フィルのマーラー音源をビール片手に聴くのです。
マーラー 交響曲第2番 「復活」
S:澤畑 恵美 MS:竹本 節子
金 聖響 指揮 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
神奈川フィル合唱団
合唱音楽監督:近藤 政伸
コンサートマスター:石田 泰尚
(2010.5.29@神奈川県民ホール)
楽団創立40周年記念演奏会ライブ。
この場にも居合わせましたし、その後のCD記事も書きました。
今日この日に、記念碑的なマーラーの「復活」を神奈川フィルで聴くという意義と喜びもひとしおです。
録音の音が遠くて、フォーカスが甘いのと、当時は指揮者のヴィブラート少なめの意向に少し流されぎみで、音が痩せ過ぎている感もありますが、音色の透明感と美感は、神奈川フィルならではのもの。
徐々に増す終楽章の高揚感は、圧倒的で、心が解放される眩しいエンディングがあります。
また、異なる「復活」を聴かせて欲しい。
そして、いつかの局面で、それは「千人交響曲」で、最後の解放を見せて欲しいです!!
合唱のエキストラなら、神奈川フィルのファンから公募すればいいです(わたしも歌いたい!)
オケのプラスαは、わたしにはなんとも不明ですが、県民ホールのステージが千人の人たちで満たされるのを体感してみたいです
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コメント
やりましたね、やっと発表。
本当に、楽団の皆さんには感謝です。
そして果敢に挑戦する刺激的なプログラムの好ましく。
益々、これからも応援していきたいですね。
選曲もバッチリ相応しいですね。
投稿: yurikamome122 | 2013年4月17日 (水) 08時58分
今晩は。デイヴィス卿が亡くなられたのは悲しいことでしたが、世の中悲しいことだけではないですよね。生きていればいいことだって必ずある。神奈川フィル存続ほぼ決定の記事を拝読してそう思いました。
神奈川フィルがグントラムみたいなマイナーだけど素晴らしい曲や、マーラーの8番みたいな超大作をやる時は私も参戦するかもしれませんのでその時は不束者ですがよろしくお願いいたします。ブログ主様がコーラスに加わって歌われることになったりしたらなおさらです!坂東武士の「いざ鎌倉。頼朝公のため」の精神で応援に行きますね(私は越後の人間だから上杉謙信が好きですが…)。
私も嬉しいことと悲しいことがいっぺんに存在して複雑な心境になることがあるのですよ。自分が躁うつ病という持病を患っていること自体は、とても苦しくて悲しいことですが、主治医やカウンセリングをしてくれる心理士の先生には私は必ずと言っていいほど能力的にも人格的にも優れた素晴らしい先生にあたる稀有の運の良さがあるらしいのです。どんなに危険な戦場にいてもかすり傷一つ負ったことのなかった東郷司令長官に匹敵するほどの。25年付き合っているクラヲタ・ガンダムオタク仲間に「おい、越後のオックス、その運の良さ、オレにも分けてくれよ」と言われるほどなのです。それが不幸中の幸いなのだといえよう(笑)。
投稿: 越後のオックス | 2013年4月17日 (水) 20時07分
yurikamomeさん、ホント、心から快哉です!
ずっと見守ってきた、応援してきた嬉しい報酬。
楽員・楽団のご努力には頭が下がります。
応援にもますます力が入り、新機軸も編み出したくなりますね。
考え抜かれたいいプログラムにも乾杯です。
投稿: yokochan | 2013年4月17日 (水) 21時40分
越後のオックスさん、こんばんは。
いやぁ、実生活では不運続き(と自分では思ってますし、家族からもそう言われてます)の自分としては、あやかりたいお身の周りの強運ですね!
わたしも思うのですが、世の中捨てたものじゃないです。
どん底と思っていても、数分後には違う局面がすっと現れたりするんです。
自分の気持ちの持ち方次第で、最近ではどうにでもなるような気がしてきました。
人には驚きの不運の境遇と思われても、そんな日々は自分では何とも思わなかったりで、いい意味での呑気な図太さも身についてきました。
怖いものありませんよ。
でも、千人を歌う、なんて軽口叩いてしまいましたが、いざその時には、ガチガチになって声も上ずってしまうのでしょう。
しかし、いまはその時が訪れることを夢見たいと思ってます。
Uさん風のコメントありがとう。
投稿: yokochan | 2013年4月17日 (水) 21時56分