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2013年6月 4日 (火)

ベルリオーズ 幻想交響曲 フレモー指揮

Hamamatsucho201305_a

梅雨入りしたと思ったら、まさか嘘だったの?、あ、いやもう、まさかの梅雨明け?

連日、お日さまは元気で、暑い日々が続きます。

梅雨ルックの小便小僧さんも、蒸し暑そうです。

水不足の梅雨にならないよう、放尿も控えめにね。

Hamamatsucho201305_b

カワイイ雨合羽は、お手製のキルティング。

有志によるこの着せ替え活動には、ほんと、頭が下がります。

いつもこうして楽しませていただいてますし、こうして全国の音楽ファンにも広めることができてます。

手芸グループ「あじさい」

https://www.kissport.or.jp/tiikizin/05/0501/index.html

Berlioz_symphpny_fantastique_frenau

  ベルリオーズ 幻想交響曲

   ルイ・フレモー指揮 ロンドン交響楽団

             (1989 @ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン)


今月の幻想は、懐かしのフランス人指揮者、ルイ・フレモーとロンドン交響楽団の演奏で。

フレモーと聴いて、おっ、懐かしいと思っていただける方、きっとわたくしと世代的に近いのではないかと思います。

1921年、ベルギー国境に近い北フランスの街、エール=シュラ=リス生まれ。
この街のあるエリアは、海を渡ればもうすぐ英国。
そんな環境に育ったフレモーさん。まだ存命です。

フレモーはなかなか波乱万丈人生のようで、調べたら音楽学生時代、第二次大戦が勃発し、フランス軍レジスタンスに身を投じ闘い、終戦後は、今度はフランス軍外人部隊としてベトナムでの大戦後処理にもあたっている。
そのあと、音楽復帰をはかり、勉強のし直し、パリ音楽院に入学し、ルイ・フレスティエ、ジャック・シャイエに師事。1952年、31歳にして指揮科を首席で卒業。
あとの音楽キャリアは、モンテ・カルロ国立歌劇場、ローヌ・アルプス県フィルハーモニー、バーミンガム市交響楽団、シドニー交響楽団などを歴任。
その音楽キャリアも広範な地域にまたがっていて、ユニークなのです。
日本にも、何度も客演しておりまして、わたくしは実演には接することができませんでしたが、評論や雑誌でも好評を持って迎えられておりました。

レコード時代、忘れられないのは、モンテ・カルロとの多くのエラート録音。
フォーレのレクイエム、カンプラのレクイエム、ジルのレクイエムと、フランス作曲家の古今のレクイエムを録音してましたし、幻想や展覧会といった名曲路線もありました。
そのいずれもが廃盤久しく、とても残念。
EMIには、フランソワとのショパンや、仏管弦楽曲集、バーミンガムとのサンサーンスなどなど、そこそこに音源はあります。

いずれも感じるのは、フレモーの感性の豊かさ、それは単なるフランス風なセンスのよさばかりでなく、熱いラテン系のはじける色彩感。
一連のフランス・レクイエムの暖かな微笑みと、ローカル・フレンチともいえる音楽の素敵な訛りさえ感じるユニークなものでした。

そのフレモーがロンドンで今は亡きコリンズ・レーベルに残した「幻想」。
思いのほか、大人しく感じるのはおそらく、音圧レヴェルの低めの録音のせいだと思われます。演奏自体は、LSOゆえに完璧で、どこもかしこも鳴りきって間然とするところがひとつもありません。
正直、フレモーの個性はあんまり出ておらず、完璧な装いばかりが目立つ演奏に感じられます。
ゆえに、3楽章の「野の風景」は、極めて美しいフランスの田園風景となりました。
ワルツもしゃなりしゃなりと、優美です。
しかし、終楽章に至り、録音は相変わらず遠いですが、音たちが雄弁に語りだし、オケは地響きを立てて迫ってくるのを感じます。

どんな幻想でも、それなりに満足してしまうわたくし。
懐かしのフレモーさんということで、これはヨシです。
願わくは、モンテカルロとの旧盤をCD復刻して欲しい。

ということで、6月の小便小僧と幻想でした。

Kanagawa_phil_book_6

絶賛発売中。

書店に見つからない場合はご相談ください。

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コメント

本日(H.30.03.20)は、音楽仲間の例会で、昨年亡くなった指揮者の演奏を偲ぶ会です。
ピエロフラーヴェック、プレートル、フレモーを取り上げる予定で、3人の紹介のメモ作成中です。
フレモーについては、他の2人に比べいてネット上の資料が少ないので、色々探しているうちに、このサイトにたどり着きました。

今日は、モンテカルロとの「幻想」を聴く予定です。
この1枚は、昔藝術新潮誌で「西条卓夫氏」が褒めていました。コリンズレーベル盤ももちろん持っています。

このブログをもっと早く見ていたら、手持ちの他の盤も探したのですが、他に2人いるので、初めから「幻想」に決めていました。
ともあれフレモーファンが見つかってうれしいことです。

フレモーの紹介メモに、この中の文章を一部引用させていただくかもしれません。
引用先は明記しますので、よろしくお願いいたします。

また訪問させていただきます。

投稿: モーツァルティアン488y | 2018年3月20日 (火) 14時43分

モーツァルティアン488yさん、こんにちは、コメントをどうもありがとうございました。
最近は、永年親しんだ音楽や評論家氏が亡くなることが多くて、とても寂しい思いをしております。
 「音楽仲間の例会での偲ぶ会」なかなかいい企画ですね。
都響に来演したフレモーさんを聴き逃したことが残念です。
取り上げられた3人の指揮者は、みな、日本が好きでご縁がありましたね。
よろしくお願いいたします。

投稿: yokochan | 2018年3月21日 (水) 16時08分

実は、音楽仲間とは「杉並稲門会クラシック音楽愛好会」のメンバーです。
8年前に発足し毎月の例会で、LP/CD/映像を楽しんでいます。
プログラムを作るのは大変ですが、アニバーサリーイヤーノ作曲家や、昨年亡くなった音楽家を毎年挙げています。
この間バーンスタインも取上げました。
映像に強いメンバーがおり、若いころの「運命交響曲に関するレクチュアー」の映像(NHKで放送)があるというので、臨時例会を持つ予定です。
詳しくは杉並稲門会のホームページからみられます。

また小生の個人ブログ「モーツァルティアン488y」もご参考まで。

投稿: モーツァルティアン488Y | 2018年4月14日 (土) 11時19分

モーツァルティアン488Yさん、あらためまして、コメントありがとうございます。
そして、会のご案内もありがとうございます。
音楽を多面的に楽しむうえでも、音楽仲間は必要ですね。
わたくしも、ブログを通じて、いろんな輪とともに広がりができて、音楽生活に、大いに寄与したりもしてます。
 でも、一方で、仕事が大変になったりで、それぞれの会への参加や呼びかけも疎くなったりしてまして、忸怩たる思いでおります。
 また、御会に、ご参考となれるような記事を起こせましたら幸いです。
ゆっくりとですが、今後も更新をしてまいりますので、またご意見をいただけましたらうれしい限りと思ってます。

投稿: yokochan | 2018年4月18日 (水) 22時15分

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