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2013年6月27日 (木)

リゲティ 「アトモスフェール」 アバド指揮

Kandamyoujin

波の中におられる小さな神様は、少彦名命(すくなひこなのみこと)でございます。

大波に乗って彼方より光り輝きつつ来たり、大国主命(おおくにぬしのみこと)の弟分となり、日本の国土形成を行った神様。

小さいけれど、知恵を絞り、難題を解決してゆく、日本人好みの可愛い神様。

大国主命は、だいこく様。少彦名命は、えびす様。

こちらは、二神を祀る神田明神です。

Wien_modern

      リゲティ  「アトモスフェール」

  クラウディオ・アバド指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

                     (1988.10 @ウィーン)


アバド生誕80歳と1日。

ウィーン時代のアバドの最大の成果のひとつ、ウィーンでの現代芸術祭。

音楽意外にも、さまざまな現代芸術の祭典が毎年秋に行われた。

ベームのあとを継いで、ウィーン市の音楽監督のような立場に就任したアバドは、ウィーンフィルとウィーンの歌劇場とも蜜月で、ウィーンフィルがこれまでだったら絶対にやらない領域の現代音楽を平然と取り上げるように仕立てたのでありました。

アバドのことを無能呼ばわりする人には、こうした現代~前衛にいたるまでの音楽を積極的に、しかも保守の街ウィーンで取り上げたことをどう評価するのでしょうか。

このように、アバドは今も昔も、クールで進取の気性に富んでいたのであります。

来る神奈川フィルの定期演奏会の冒頭で演奏される、リゲティの「アトモスフェール」

 リゲティ        「アトモスフェール」

 ドヴォルザーク   チェロ協奏曲

       チェロ:ミハル・カニュカ

 バルトーク      管弦楽のための協奏曲

      金 聖響 指揮 神奈川フィルハーモニー管弦楽団

     2013年6月29日 土曜日 横浜みなとみらいホール


以下、「神奈川フィルを勝手に応援するサークル」のフェイスブックページに、いつもお世話になっております、IANIS兄貴に投稿いただいた大作に、わたくしが無為にも付け足した部分を貼り付けておきます。

本分は、完璧極まりない「アトモスフェール」視聴の手引きです。

FBアカウントをお持ちでない方も、ご覧いただけると思います。

是非ご訪問いただき、イイネお願いいたします。

Ⅰ http://www.facebook.com/#!/notes/%E7%A5%9E%E5%A5%88%E5%B7%9D%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%92%E5%8B%9D%E6%89%8B%E3%81%AB%E5%BF%9C%E6%8F%B4%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AB/%E7%A5%9E%E5%A5%88%E5%B7%9D%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E7%AC%AC291%E5%9B%9E%E5%AE%9A%E6%9C%9F%E6%BC%94%E5%A5%8F%E4%BC%9A%E3%82%92%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%81%BF%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%81%8A%E5%8B%89%E5%BC%B7-2%E6%99%82%E9%99%90%E7%9B%AE-%E3%83%AA%E3%82%B2%E3%83%86%E3%82%A3/379048968863760

Ⅱ http://www.facebook.com/#!/notes/%E7%A5%9E%E5%A5%88%E5%B7%9D%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%92%E5%8B%9D%E6%89%8B%E3%81%AB%E5%BF%9C%E6%8F%B4%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AB/%E7%A5%9E%E5%A5%88%E5%B7%9D%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E7%AC%AC291%E5%9B%9E%E5%AE%9A%E6%9C%9F%E6%BC%94%E5%A5%8F%E4%BC%9A%E3%82%92%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%81%BF%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%81%8A%E5%8B%89%E5%BC%B7-3%E6%99%82%E9%99%90%E7%9B%AE-%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%A2%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%99%82%E7%B3%BB%E5%88%97%E8%A7%A3%E8%AA%AC/379345818834075

長いURLですが申し訳ありません。

ジェルジュ・リゲティ(1923~2006)は、ハンガリー生まれのユダヤ人作曲家で、父はアウシュヴィッツ収容所で亡くなり、戦後もソ連の政治介入によるハンガリー動乱を経て、西側オーストリアに亡命。
「トーン・クラスター」(音の塊・・・狭い音程間隔に密集する音を同時に鳴らす奏法)を駆使した60年代の作風がペンデレツキらとともに西側に革新的なムーブメントを引き起こしたリゲティ。
その代表作である「アトモスフェール」は1961年にドナウエッシンゲンにて初演。

キューブリックの映画「2001年宇宙の旅」に使用されて、そのミステリアスで異次元空間を思わせるサウンドは、当時も今も時空間を旅する思いを抱かせます。  のちの「ロンターノ」とともに、60年代リゲティの代表作。
映画「未知との遭遇」の音楽担当、ジョン・ウィリアムズも多大な影響を受けていて、その雰囲気をまさに、同映画にて活用しております。

その後もリゲティは、作風を変えて行き、70年代は異なるリズムを同時に扱うポリリズムのを極め、個と全体との自己相似性、自律運動性など、あらゆる技法を尽し、さらにハンガリー色も音色ににじませ、さらにはアフリカの土着音やアジアなど、非欧州の音色にも敏感になっていった。

アバドのリゲティは、このCDと併録の「ロンターノ」と合わせて、研ぎ澄まされた緊張感と感覚美でもって、静寂から大音響まで、デリケートでかつ歌心あるタッチでもって、聴く側に異常なまでの集中力を要求する演奏となっています。
ウィーンフィルの持つ「色」がまた面白いコラボレーションとなってるようです。
願わくは、ロンドン響とベルリンフィルでもやってもらいたかった。
「ロンターノ」は、ベルリンとのライブ音源を持っていたような記憶あり。探さねば。

Wien_modern_2Wien_modern_3

アバドのウィーン・モデルンシリーズは3集まで。

まだろくに聴いてないので記事にできません・・・。

あとシェーンベルクとリゲティをおさめた1枚もありました。


ともあれ、土曜日の14時に、リゲティ。

楽しみです。

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