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2013年9月 4日 (水)

ディーリアス 「夏の歌」 A・デイヴィス指揮

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この夏の早朝の眩しい日差しの吾妻山。

海と空の境界線が眩しすぎて曖昧です。

夏の高い気温はこんな風に、景色をぼかしてしまいますが、そのかわり、緑の鮮烈さといったらありません。

去る夏に、その夏を惜しんで、その曲を聴きます。

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     ディーリアス   「夏の歌」

  サー・アンドリュー・デイヴィス指揮 BBC交響楽団

                  (2007.7、@RAH ロンドン)


連日繰り広げられている、ロンドンの夏の音楽祭、プロムスも今週でお終い。

思えば、1ヶ月半にわたり、超充実の演奏会を、昼夜に行い、それらをすべてネット配信し、国内には映像配信も。
かの地のBBCは、某国のN放送局などは足元にも及ばぬほど、クラシック音楽を普遍的に扱っております。
それがクラシック愛好家のスノッブなお堅い世界ではなく、ナレーターもノリノリだし、なによりも、聴衆がイケイケなんです。
楽章が終わるごとに拍手しちゃう。
ブルックナーの7番が、全楽章、拍手付きなんて、生まれて初めてだ。

これですよ、東洋と西洋の違い。
クラシック音楽と、それ以外の音楽との隔てはあるにせよ、なんでもあり、等しく聴こうじゃないか精神があるのじゃないか。

今宵は行く夏を惜しんで、ディーリアスの、わたくしのもっとも好きな作品にひとつを。

またまた、「あまちゃん」と連動しますが、彼女が、そして彼女たちが愛らしく歌う「地元へ帰ろう」は、多くの人の心の琴線にふれる内容ではないでしょうか。

人それぞれに持っている地元。
それはいずれ帰りゆく場所でもあります。

今朝の関東・甲信越で観測された地震は、震源が遠いのに、それが深かったため、ホットスポットのように予想外の揺れを遠く離れたところで記録しました。
列島を縦断するホッサマグナの存在を恐ろしく意識させるものでした。
そして、わたしの帰るべき地元も、そこだけ高い震度。
これは隣接する断層の影響もあるのではと、素人考えで思った次第です。
その南北に走る断層は、東海道線や新幹線で通過するときにわかるくらいの、こんもりした地形をしてます。

今日聴くディーリアスの作品は、もう何回か取り上げてますが、若い頃から、自宅から見える夕陽や、赤く染まりゆく山々を臨みながら聴いた、詩的で、感覚的な雰囲気豊かな、切なくも美しすぎる音楽です。
何度聴いても、ほんとうに素晴らしい。
 北欧の絶壁で、壮絶な海に沈む夕景を思い描いたと思われるディーリアスの絶筆ともいえる曲は、夏の終わりにこうして聴くほどに、自分の心を、やがて帰りたい、いや帰るべき郷里へと運んでくれる。
なにが起きようと、悔いのないように、その気持ちを大事にしておきたいと思います。

グローブスとバルビローリ、ハンドリー、そしてA・デイヴィスも素敵な演奏を残してくれました。
サー・アンドリューは、英国指揮者の系譜を引き継ぐべき正統として、急速に復活した名匠となりました!

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コメント

今晩は、よこちゃん様。 夏も終わりですね。暑い暑いとわめいていましたが、日が短くなった事や、夜になると風が涼しかったりする事に秋が近づいて来た感じを覚えます。昨日9月4日はブルックナーの誕生日。なかなか彼の良さが解らない私。
秋ちゃんの北三陸第二章楽しみです。

投稿: ONE ON ONE | 2013年9月 5日 (木) 20時17分

ONE ON ONE さん、どうも、こんばんは。
そうだったのですよね。
実は、4日は、それに併せてブルックナーを用意してましたが、ちょっと疲れてしまい、なによりも、ワーグナーのあとにブルックナーと続くことを避けたくてこうしました。

でも、秋こそ、ブルックナーですよ。
季節感を感じつつ、アキ・2楽章を楽しみましょう。
フィナーレまじかですが、しっとりとした終了を心の中に臨みつつ、三陸・東京・全国の地元が最終コラボしそうな予感であります。

投稿: yokochan | 2013年9月 6日 (金) 23時48分

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投稿: psiufw | 2013年9月 8日 (日) 10時37分

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