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2013年10月 5日 (土)

チャイコフスキー 交響曲第5番 ベルティーニ指揮

Tokyotower_201309

宵闇の東京タワー。

朝も夜もロマンティックな東京のこのシンボルは、永遠に不滅ですっ。

きたるオリンピックのときにも健在で、かつスカイツリーとともに、東京のシンボルであり続けることでしょう。

わたくしも同期として、生涯2度目の国内オリンピック、そして冬も合わせたら4度目のオリンピックを実感したいぞ!

そして、これまで人生で何度聴いてきたでしょう。

ほんとに好きだわ、この曲。

Tchaikovsky_sym5_bertini_1

  チャイコフスキー 交響曲第5番

    ガリ・ベルティーニ指揮 バンベルク交響楽団

                     (1980 @バンベルク)


チャイコフスキーの5番を初めて聴いたのはいつだったか?

たぶん、小学5年生のとき。
伯父や従兄に感化され、もうクラシックにはまっていたとき。
大木正興さんの司会のN響アワーで、たしか岩城宏之さんの指揮で聴いたもの。
案の定、終楽章では途中で拍手がおきてた。
そして興奮しました。

でもって、買ったレコードが、カラヤンの60年代DG盤。
これを擦り減るほどに聴いて、虜になっていきました。
以来、たくさんたくさん聴いてきました。

どんな演奏でも、みんなそれぞれに特徴を見出すことができるし、何といっても曲がいいから、嫌いな演奏なんてありません。

そんな中でも、今日は、美しい佇まいでは群を抜いているベルティーニ盤を。

この音盤はだいぶ前に手にいれたもので、録音はちゃんとしたデジタル音源のスタジオ収録です。
1980年ころは、まだベルティーニはさほどの録音成果がなく、ウェーバーのオペラぐらいしかなかったかも。
そんなベルティーニを強く意識したのは、NHKFMで放送されたベルリンフィルを振ったマーラーの7番。
86年ぐらいだったかも。
マーラーに明け暮れていた、自分の中での第2次マーラー・ブーム。
ともかく怪しくも美的な演奏に感じ、ベルリンフィルの巧さも実感できた。
 そして同時期に、初めて日本に単身やってきて都響とマーラーを演奏した。
10余年後に都響の指揮者になるなんて思いもよらない。
1番・5番・9番を演奏し、そのすべてを聴きました。
以来、ベルティーニのマーラーは、アバドやレヴァインのあとの、緻密かつ美音の集積としてのクリムト的な金色のマーラーに感じるようになりました。
ケルン放送との演奏も素晴らしくきれいだった。
いまでも好きです。

こちらのチャイコフスキーでも、細かなところまでよくよく配慮され、微妙にテンポを動かしながら美しさの限りを尽くしたような演奏を行ってます。
約45分。ゆったりめのテンポをとるベルティーニは、この曲でもゆったりめです。
チャイコフスキーの音楽が、もともとは緻密に書かれている、そんなことが実によくわかる精密な演奏でもあります。
それが無機的にならずに、音楽が生きづいているところがベルティーニの美点で、分析的な印象を与えずに、音楽の豊かさが先行するのです。
そして、こんなに美しくもかっこいい終楽章コーダの演奏はありません。

ドイツ風な古雅なオケ、バンベルクを指揮しながら、このような明晰さを貫いたベルティーニは、この頃からすごい指揮者だったのですね。
77歳という、いまにしては早過ぎる死が、とても残念です。
バンベルクのオケは、H・シュタインと60年代終わりにもこの曲を録音してまして、絶対に聴いてみたい音源のひとつとなってます。

久しぶりに、ベルティーニのマーラーでも聴いてみたくなりました。

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