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2013年10月17日 (木)

神奈川フィル定期演奏会Vol.293 前夜祭~惑星祭り

Gyoukoudori_1

ホルストの作品のひとつに、「雲の使者」という大きな合唱作品があります。

「惑星」の少し前に書かれた曲で、インドの詩人カリダサの叙事詩に付けた壮大な音楽です。弊ブログで取り上げてます→「雲の使者」

「惑星」以外の、ふんだんにあるホルスト作品に目を向けることで、また「惑星」が違った風に聴こえるようになります。

神奈川フィルの10月の定期演奏会は、イギリス音楽ですっ。

どんなに楽しみにしているか、英国音楽好きのワタクシです、おわかりでしょう。

   ブリテン   ヴァイオリン協奏曲

          Vn:ダニエル・ホープ

   ホルスト   組曲 「惑星」

      広上 淳一指揮 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
                 神奈川フィル女声合唱

   2013年10月18日 金曜日 19:00 みなとみらいホール


そこで今夜は、「惑星祭り」と称して、わたくし独断のランキングをやってみます。

Onegai_planet

こんなものまでこさえてしまう、おバカなワタクシ。

いまや人気曲として、CDやDVD音源も、それこそ星の数ほどあります。

わたしの保有する音源は、たかだか17種類に過ぎませんが、その中からベスト7を。

7なワケは、惑星好きならおわかりですよね~

  ① メータ指揮     ロサンゼルス・フィルハーモニック

  ② プレヴィン指揮  ロンドン交響楽団

  ③ マリナー指揮   コンセルトヘボウ管弦楽団

  ④ ボールト指揮   ロンドン・フィルハーモニック

  ⑤ ハイティンク指揮 ロンドン・フィルハーモニック

  ⑥ ハンドレー指揮  ロイヤル・フィルハーモニー

  ⑦ ラトル指揮     フィルハーモニア


なんだか、ロンドンのオーケストラばかりになってしまった。

わたくしの音源の中には、世間でいう名盤、新旧カラヤンや、レヴァイン、マゼールなどは含まれておりませんことをあらかじめ申し上げておきます。
ちょいと天の邪鬼なものですからして。

メータは、中学生のときに聴いた、それこそ刷り込み演奏。
アカデミー賞もとった、惑星時代興隆の今にとって恩ある名盤。
精度はいまやもっと高めを求めたいけど、ダイナミズムと語り口の巧さ、録音の優秀さでもって、わたくしにはこれがいまもってイチバン。

メータ後に登場した、これもまたストーリーテラー的な語り上手のプレヴィン盤。
のちのロイヤルフィル再録も悪くない。EMI録音も、これはいい。

なんといってもコンセルトヘボウの魅力が全開。
ハイティンクによって培われた魅惑のベルヴェットサウンドは、フィリップスの優秀録音あってのもの。ヨーロピアンを絵に書いたような惑星。

悠揚せまらぬ英国紳士の剛毅かつ柔和な惑星。
LPOが素晴らしい。

同じLPO。こちらはいくぶん、くすんだ音色が魅力で、コンセルトヘボウ化しているのは、ひとえにハイティンクの指揮。着実でゆるぎないサウンドは生真面目。
英国音楽してます。

この勢いあるサウンドと迫力は気合充分。抒情にもあふれ、ボールトとはまた違った意味での英国。
300円の駅ナカ、ワゴンセールにしとくには、もったいなさすぎる名演ナリ。

若きラトルは、いまよりずっとずっとぶっ飛んで、はじけてた!
スピード感と豊かなリズム感は、耳にも心地よく、興奮を呼ぶ。
しかし、EMIののっぺり録音がいかん。

Mehta_planet_1

ほかも、いろいろありますし、実はカラヤンも聴いてます。
その新旧カラヤンは、憎いほどに上手で、文句のつけようがありませんでしたが、いま手元にはありません。
ただ、そこにないのは、英国的な奥ゆかしさと、ノーブルな歌い口。
 この曲の場合、あまりに、うますぎて、雄弁すぎるのは考えもの。
金星や土星の静かな部分にも心くだいて、不器用でも、じっくりと歌いあげた演奏の方を、わたくしは好みます。
メータのお上手演奏が1位は、中学時代の思い出がたっぷり詰まっているし、ノスタルジーでもあるからです。

神奈川フィルの惑星、楽しみ。

それと、ダニエル・ホープが弾く、ブリテンのヴァイオリン協奏曲。
マジで楽しみだ。
協奏曲は、今回、神奈川フィルでしか演奏しません。
ブリテンの協奏曲は、ベルクにも通じる甘味さと、スペイン情緒、超絶技巧、それぞれが聴きどころ。
ヴェンゲーロフ盤で、聴き馴染みました。(過去の記事)

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コメント

いつも楽しく拝見しております。惑星で驚いた演奏は私にもありまして一つはグローヴスとロイヤルフィルのもの・・、これには大変感心いたしました。私には見本のような演奏で宇宙ってでかいんだなあと感じさせてくれるものでした。そしてもう一つ駅売りでなんとペーター・マークが指揮しスイス・イタリア語放送響だったかと思いますがライブ演奏があります。これはなんでこんな演奏ができたのだろうと思うほど個性的です。火星からして尋常ではありませんでした。

投稿: まつやす | 2013年10月19日 (土) 21時43分

まつやすさん、こんにちは。
いつもありがとうございます。

グローヴスとマークの演奏、それぞれに、中古店で手に取ったことはありますが、スルーしてしまいました。
もう見かけることはありませんので、お話をうかがい、惜しいことをしたと思ってます。

「惑星」は、以外なるところから名演が生まれ、そして埋もれたりしてるんですね。
そんな典型の名曲。この人なら、と思うと、以外と冴えなかったりします(笑)。

情報、どうもありがとうございます。
今度見つけたら絶対に確保します!

投稿: yokochan | 2013年10月22日 (火) 08時52分

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