アカデミー・イン・コンサート マリナー指揮
カレッタ汐留の海をモティーフとしたイルミネーション。
海の仲間たちが、サメにめげず、いろんな素材を集めて、海のツリーを造る物語。
オジサンのわたくしも、手拍子して応援しましたよ(笑)。
今夜は、クリスマス・イブ。
爽やかな、マリナー&アカデミーの演奏を聴きましょう。
ザ・アカデミー バイ・リクエスト
1.ヘンデル 「ソロモン」より シバの女王の入場
2.バッハ カンタータ208番より 「羊は安らかに草をはみ」
3.ヘンデル 「ベレニーチェ」より メヌエット
4.バッハ カンタータ147番より 「主よ人の望みよ喜びよ」
5.バッハ 「クリスマス・オラトリオ」より シンフォニア
6.ヘンデル 「メサイア」より パストラーレ
7.グリーグ 「ホルベアの時代」より 前奏曲
8.シューベルト 「ロザムンデ」より 前奏曲
9.グルック 「オルフェオとエウリディーチェ」より 「精霊の踊り」
10・ボロディン 弦楽四重奏曲第2番より 夜想曲
サー・ネヴィル・マリナー指揮
アカデミー・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
(1983.6 @アビーロード・スタジオ、ロンドン)
リクエストとありますが、こちらの曲目の数々は、マリナーとアカデミーが手塩をかけて、バロックからロマン派までの人気曲を次々に演奏してくれる、サービス精神満点の1枚。
かつては、こうした名曲集のアルバムが、それこそたくさん出ておりましたが、いまや、ライブ録音が主流の世の中となって、こうした録音はあまりされなくなったと思います。
カラヤン、マリナー、ヤルヴィ、この3人は録音魔ともいうべき、多録音王なのです。
しかし、カラヤンはいい時代を過ごし、いい時代に没しました。
マリナーとヤルヴィは、いまだ現役バリバリの長老なのですが、昨今、その録音は少なめ。
寂しいことです。
そんなマリナーが、ゼッコーチョーの時期の名曲集。
しかも、クリスマスにぴったりの曲も多く入ってます。
バッハの「安らかに羊ははみ」、「クリスマス・オラトリオ」、「主よ人の望みよ喜びよ」、そしてヘンデルのメサイアのパストラーレ。
いずれも、クリスマスの静かな喜びをかみしめるような、インティームで、心温まる曲に演奏です。
そのほかの曲も、はつらくと明るく、そしてしみじみと心に響く曲と演奏ばかりです。
マリナーのいいところは、こうした曲を、巧く聴かせるのでなく、嫌みなく、さりげなく、明快に爽やかに、さらっと演奏してしまうところでしょう。
聴かせ上手ではありません。
味付けの濃すぎる演奏は、その場限り。
マリナーのさっぱりとした、爽やか演奏は、いつまでも、ずっと手元に置いておいて、時おり聴いてみたくなるんです。
クリスマス・イヴに、団欒を過ごしたあと、このCDをBGMに家族で、または自室でひとり余韻を静かに楽しむにうってつけです。
ありがとうマリナー卿。
思わず、そんな言葉をつぶやきたくなります。
期間限定、2020年、東京オリンピック招致記念バージョンの東京タワーは、25日まで。
みなさま、よきクリスマスをお迎えください。
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