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2013年12月 7日 (土)

ベルリオーズ 幻想交響曲 ロト指揮

Hamamatsucho201312_a

お約束のサンタルックの12月の小便小僧。

12月は、毎年サンタになりますが、いつも異なるサンタさんで、ボランティアでやられている会の皆さまには敬服いたします。
毎月26日に衣裳替え。

もう今年最後となりました。

幻想も今年最後。

Hamamatsucho201312_b

背中にしょった袋には、何が入ってるんでしょうね。

福をたくさん背負って、イブにみんなに分けて欲しいですね。

Berlioz_symphanta_roth

     ベルリオーズ  幻想交響曲

   フランソワ=クサヴィエ・ロト指揮 レ・シエクル

   (2009.8.30 @ラ・コート・サンタンドレ、ベルリオーズ音楽祭ライブ)


いまから210年前に生まれたベルリオーズ。
今年は変則ながら210年祭だった。

フランス南東部、ローヌ・アルプスの麓の美しい街ラ・コート・サンタンドレに生まれました。

そこで毎夏行われているベルリオーズ音楽祭。

こんなにベルリオーズを聴いてるのに、その音楽祭のことはうかつにも知りませんでした。
今年は、近くのリヨンからリヨン管が、スラトキンとともに訪れてます。

今月の幻想は、2009年の音楽祭のライブで、指揮は、今注目のクサヴィエ・ロト。
ロトは、1971年パリ生まれの42歳。
パリとロンドンで学び、中でもガーディナーのアシスタントをつとめて、古楽を多く学んでいるほか、アンサンブル・アンテルコンタンポランとの活動を通じて現代音楽にも精通。

2003年には、「レ・シエクル」という古楽オケを創設し、2011年からは、カンブルランの後を継いで、南西ドイツ放送響の指揮者にも就任。
文字通り、17世紀バロックから、21世紀現代までと、広範囲のレパートリーを手にした指揮者であります。

かつての昔の指揮者界では、あり得ない存在の人で、アーノンクールやガーディナー、ノリントンらよりもさらに鮮烈でユニークな若い世代の指揮者なのです。
同系列に、ミンコフスキ、ヘンゲルブロック、ティチアーティなどがいますが、ロトさんの、なにやるか分からない変幻ぶりは、古楽と現代音楽のふたつの手兵オケを有しているので、これから大いに楽しみなのです。

今年の、プロムスでは、リュリとラモーとハルサイを、この古楽オケで演奏してのけて、大喝采でした。
リュリとラモーでは、リュリがそれを足に殴打して、それがもとで死んでしまった、大きな杖をコツンコツンと叩きながら指揮してましたよ。

その時の記事→ロトのハルサイ

この幻想の演奏タイムは51分。
長めですが、それは1楽章も、4楽章も繰り返しをすべて励行しているからでして、テンポそのものはごく普通。
しかし、細かなところで、テンポはよく動かされ、かつ強弱や表情付けも豊かなことから、最初の一音から、爆発的な最終場面まで、どこひとつとっても飽きることなく、面白く聴ける幻想なのですよ。

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1楽章の性急さは、主人公の前のめりの想いをよく体現しているし、2楽章のぎくしゃくと感じさせるワルツも面白い表現だ。
そして素晴らしかったのが3楽章。
これは美しく、透き通るような抒情がたまらなくいい。
ヴィブラートをかけずに、乾いた音と一切感じさせない、繊細で、ピリオドのいいところだけを抽出したかのようなお手本でありました。
ベルリオーズの生まれた、フランス南部の田園風景を、ここに思うことも可能なのでした。
 ストレートな断頭台への行進では、オケの薄さが、派手な打楽器に負けている感はありますが、ここでのリアリティある響きはなかなかのもの。
奇嬌な終楽章も面白い。
古楽オケも、ここまできたかと思わせる多彩な表情を駆使したヴァルプルギスの乱痴気ぶり。
音のひとつひとつが、最後に向かってだんだんと熱をおびてゆく。
フランス人のラテン的要素も加味しての、切れば血の吹きだすような熱血大会。
猛然たるアッチェランドで華々しく終わる、オモシロ幻想なのでした。

こんどは、ロトさんの、マーラーやシュトラウスを聴いてみることにしよう。

Hamamatsucho201312_c

真横から失礼。

勢いよろしゅうおまんな。

月イチ幻想交響曲をやって3年半。
月イチ小便小僧をやって約3年。

小僧と幻想を絡めて月イチとして、2年半。

その数だけ、幻想を毎月聴いてきたわけで、45ぐらいは取り上げていることになります。

まだ取り上げてない幻想もたくさんあります。

ぼちぼち、違う曲にしようかとも思いますが、もう少しやりますね。

この横姿を見てたら、まだ続ける気になってきた。

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コメント

今晩は、よこちゃん様。
サンタ小僧可愛いですねぇ。癒されます。 段々年の瀬という感じが色濃くなって参りました。
昨日はベルリオーズの誕生日でしたね。210年前…日本は徳川の時代。三味線で都々逸の東の島国には考えられない斬新な音楽だった訳ですな。ふむふむ…

投稿: ONE ON ONE | 2013年12月12日 (木) 20時18分

ONE ON ONE さん、こんばんは。
小便小僧クンは、作業着・ワーカー系より、やはりこうしたコスプレ系の方がお似合いのようで。
街は、慌ただしくなってきましたね。

そしてあららのベルリオーズの誕生日。
知りませんでした。
日本では、将軍様は11代ぐらいでしょうか。
幕末まではあと50年ほどですね。
すごい違いです。
そして、明治維新はすごいエネルギーだったんですね。

投稿: yokochan | 2013年12月12日 (木) 23時31分

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