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2014年9月 6日 (土)

ブリッジ 「夏」 マリナー指揮

Azumayama_201408_6

この夏の日差しと、輝くような海の青さは、もうすでに薄れつつある9月の頭初。

でも、低気圧や前線のさじ加減でもって、朝晩は涼しくとも、日中は、うだるような暑さがまだまだやってきますね。

関東は、今日、まさにそうでした。

半袖じゃないと辛いし、冷房が恋しい一日。

久しぶりに戻ってきた夏に。

Marriner_english2

     ブリッジ  交響詩 「夏」  

   サー・ネヴィル・マリナー指揮

       アカデミー・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ

                      (1996.3@ワトフォード、ロンドン)


フランク・ブリッジ(1879~1941)は、ロンドンの南、ブライトン生まれの作曲家・指揮者・ヴァイオリニストで、スタンフォードに師事し、室内楽、管弦楽作品を中心に、かなりの曲を残してますが、英国音楽が多く聴かれるようになった今も、ちょっと地味な存在かもです。

弟子筋に、かのブリテンがいて、「フランク・ブリッジの主題による変奏曲」を書いてますので、そちらで有名かもしれません。

後期ロマン派風の作風プラス、ディーリアスのような夢幻的なサウンドも併せ持つ一方で、魅力的な旋律に乏しい面もあって、ちょっと取っつきが悪いです。

わたくしは、ブリッジの熱心な聴き手ではないのですが、グローヴスの指揮する管弦楽曲集を1枚と、室内楽を数枚持ってるのみ。
 そして、この管弦楽曲集が、とても好きで、英国の風物や季節を描いたかのような、「春のはじまり」「夏」「海」などが収録されてます。

そして、今日は、まさに夏の終わりを感じさせるような、そんな素敵な作品、交響詩「夏」を。
1914年の作。
全編を流れる、なだらかで、ミステリアスな雰囲気。
それは、気だるい夏のイメージでもあり、オーボエやクラリネットが奏でる夢想的な旋律も、どこか遠くで鳴っている感じで、昼下がりに、木蔭で、まどろみを覚える・・・、そんな思いを抱きます。

9分ちょっとの曲ですが、この取りとめのない美しさには、もっとずっと浸っていたい魅力があります。
でも、なにごとも、終わりは必ず訪れるものです。
曲の最後は、一瞬、眩いくらいの輝きにおおわれ、そして夏の終わりを惜しむようにして静かに閉じるのです。

なんて、美しく、ステキな曲なのでしょう。

朝に晩に、8月の終わりごろから、何度聴いたかわかりません。

今回は、グローヴス盤も同じように聴きましたが、マリナー卿の爽やかな演奏を。

上のジャケットは、海外盤で、国内盤は、「英国の四季」とタイトルされて、これまた素晴らしい装丁となってます。
そして、どちらも、CD面も美しく仕上がってますよ。
両方、揃えて、見て聴いて楽しんでます。

Marriner_english_1

過去記事→マリナーの「英国の四季」 

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