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2015年1月30日 (金)

シューベルト 交響曲第8番「未完成」 アバド指揮

Hibiki

和と洋。

暖色系の明かりのなかに、すてきな仲間たちと過ごしました。

アバド・ファンの皆さまたちと。

暦の上では、もう1年。

中学生のときから43年間、ずっと追いかけてきた、わたくしにとっての兄貴的な存在だった、クラウディオ・アバドが、ちょっとそこまで、旅に出てから、ほぼ1年。

アバドの応援にかけては、日本一。
もしかしたら世界一かもしれないお方に知りあってから、わたくしの、アバド好きも、さらなる幅が広がり、多方面での仲間が増えました。

ありがとう、感謝をこめて、「コングラ」さま

Hibiki2

会場は、サントリーホールの近く。

これまで、マエストロ・アバドは、ウィーン、ベルリン、ヨーロッパ室内管、ルツェルンと、オーケストラをさまざまに変えて、この先にある、サントリー・ホールにやってきてくれました。

そこで飲み語る、このひとときは、集まったメンバー、それぞれの思いでとともに、感慨深いものがございました。

いつまでも、ずっと、ずっと、アバドのことだけを話していたかった、そんなメンバーだし、アバドを愛することにかけては、みんなが、それぞれに世界一のみんなでした。

 今宵は、放送音源から、「未完成」を。

    シューベルト  交響曲第8番 「未完成」

       クラウディオ・アバド指揮 ルツェルン祝祭管弦楽団

                         (2013.8.23 @ルツェルン)


この音源は、BBCが、逝去の報を受けて放送したものを、録音したもので、あくまで個人のみで楽しんでいるものです。

2013年の最後のルツェルンのプログラムはふたつ。

 ①ブラームス       「悲劇的」序曲

   シェーンベルク   「グレの歌」から

   ベートーヴェン   交響曲第3番「英雄」

  ②シューベルト    交響曲第8番「未完成」

  ブルックナー     交響曲第9番


これらの演奏演目を携えて、その秋に日本訪問予定だった、アバド&ルツェルン。

その半年も経ないうちに、旅だってしまいました。

②のプロは、ヴァントが晩年に、何度もチャレンジした、それぞれの作曲家のラストを飾った未完演目でして、アバドが、こうして取り上げたことに、いろんな意味での符合と、宿命を感じます。

そして、いまは、一方で、わたくしが、心から愛するオーケストラ、神奈川フィルの首席客演指揮者で、親子でウィーンフィルのヴァイオリン奏者だったゲッツェルが、先ごろ、横浜・川崎・相模原で繰り広げた、最高の演奏の、その演目が、「英雄」と「ブル9」。
 第1ヴァイオリン奏者として、アバドやクライバーのもとで、演奏していたゲッツェル氏のお姿は、当時の映像を見ると、いくつか確認できます。
 そんな彼と、フレンドリーに、肩を抱きながら、お写真を撮っていただいたことも、むちゃくちゃ嬉しい、そんな1月の神奈フィルなんです。

ちょっと、脱線しましたが、アバドが旅立つまえの、最後の演奏の二つは、いずれも、正規に、目と耳で確認できるようになりましたが、「未完成」だけは、まだ公式化されてません。
 いずれの機会に、カップリング曲と合わせて、正規化されると思いますが、それまで待てない自分は、この「未完成」を、おりにふれ、聴いているんです。

あくまで、放送から、起こした音源ですから、自分の思い出の一環にのみとどめたいと思いますし、みなさまにおかれましては、いずれ実現する正規音源化をご期待いただきたいと存じます。

ふたつの楽章で、ほぼ28分。

かなり、ゆったりめのテンポをとりました。

とくに1楽章でしょうか。
慎重かつ、ドラマティックな運びは、完全なるロマン派の音楽としての、「未完成」を意識させます。
重々しくなりがちな、ロ短調ですが、重心は、ずっと上の方にあります。
続く2楽章とともに、表情は明るく、そして軽やか。
 

こんな風に、柔軟でしなやか、そして、全曲わたって、歌が行き届いてます。
ブルックナーにおいて、ほんの、ごく少し、力が抜けて感じたところは、ここでは、清らかとも思えるう「歌」によって補完されてます。

大らかでありながら、深さも充分に持ち合わせた、歌ある「未完成」。

アバドならではの、歌うシューベルト、今宵も、昨日のことなど思い起こしつつ、堪能いたしました。

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コメント

今年も「アバドに感謝する会」ができて、JUNじさんをはじめとするアバドファンの皆さんに心から感謝しています(*^^*)。
2006年の来日公演のアフターで盛り上がったのがつい昨日のようですよね^^。
あれから10年近く経ってもこうしてみんなでわいわいと語り合えるのは本当に幸せなことです。
これからもいろいろお話を聞かせて下さいね♪

投稿: ゆうこ | 2015年2月 5日 (木) 19時25分

ゆうこさん、こんにちは。
こちらこそ、せんだっては、ありがとうございました。
思いを同じくする仲間たちとの会合。
ゆうこさん、あっての希なる集まりだと思います。

そんな風に思うと、胸が熱くなってきちゃいます。
これからも、どうぞ、よろしくお願いします。
クラウディオは、これからも、わたしたちの間では、ずっと進化しつづける、若き指標ですね♪

投稿: yokochan | 2015年2月 6日 (金) 23時11分

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