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2015年2月 8日 (日)

チャイコフスキー 交響曲第5番 ロジェストヴェンスキー指揮

Hamamatsucho201502_a

しゅわっ~っち!

2月の小便小僧は、ウルトラマン一族から、ウルトラマンジャックさん。

JR東日本のキャンペーン、ウルトラマンスタンプラリーに連動して、このコスプレ。

あいかわらず、今月も、いい仕事してます。

Hamamatsucho201502_b

うしろ姿も、まんま、ウルトラしてる。

わたくしは、ウルトラマン世代だから、こちらのジャックさんは、まったく知りません。

というか、セブンで終ってるかも。

小学生のときに、ウルトラQで、中学で、セブンで、そのあとは、よくわからない。

ウルトラマンよりは、ウルトラセブンの方が、内容も深かったりで今ではとても印象に残ってますね。

浜松町の駅には、これもありますよ。

Jack

ちなみに、スタンプラリーは、なかなか壮大なもので、全64駅。

わたくしは、早々に断念してしまいました。

というわけで、月イチシリーズは、今月はチャイ5。

P2073124

 チャイコフスキー  交響曲第5番 ホ短調 op64

   ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮 ロンドン交響楽団

                  (1987.2 @ロンドン、オールセインツ教会)


いま、調べたら、おなじみの、ロジェヴェンさんこと、ロジェストヴェンスキーの正式なお名前は、ゲンナジー・ニカライエヴィチ・ロジュジェストヴェンスキーなんだそうな。
たしかに、ジャケットとか見ると、そう書いてある。
「ジュ」がひとつ入るだけど、とてつもなく、呼びづらい名前になってしまう。

そんなロジュジェヴェンさん、いやめんどうだから、ロジェヴェンさんのチャイコフスキー5番は、複数の録音がありますが、一番の有名どころでは、モスクワ放送響との70年代の録音。
正規盤には、その次に、BBCライブ、こちらのロンドン響があって、そのあと、ソビエト文化省管とのものがあります。

 ロシアのオーケストラ、ことにソ連時代のその響きは、わたくしは、どうにも苦手で、ネタで聴くときはあっても、ふだんはなかなか聴きません。
まるで、ねじ込まれるようなアジる金管、ぶっとい弦の響き、濃い口の木管・・・・・。

そんなイメージに覆われていて、その典型が、モスクワのオケだと思いこんでました。
これからも、あまり聴くことはないと思いますが、たまに、刺激を求めて聴くのもありかな・・・・って感じ。
 でも、いまのロシア系のオケは、西欧化してしまいましたね。
とくに、Gさんのキーロフなんか特に。
これもまた、面白くないという贅沢を言うわたくしですから、ちょっと支離滅裂ですな。

というわけで、わたしの持つ唯一のロジェヴェン・チャイ5は、ロンドン響との録音なのです。
さすがは、曝演大魔王、ロジェヴェンさんですから、ロンドン響から、かなり濃い味の音を引き出してます。
それでも、イギリスのオケだったから、わたくしには、ほどほどに中和されて、ちょうどよく感じるのでした。

思えば、この録音がなされた1987年は、クラウディオ・アバドが、首席指揮者だった年。
その機能性を活かしつつ、明るくしなやかな響きをLSOから引き出したアバド。
その様子と、ここで聴くロジェストヴェンスキーの導き出す音たちは、当然にまったく違っていて、指揮者がオーケストラにもたらすものと、また、ことにLSOというオケの持つフレキシビリティの高さに感心をすることになるのでした。

・演奏の様子

 まさに運命の主題が、ロシアの大地からわきあがってくるような、暗欝な重々しい1楽章の冒頭部。
その後の盛り上がりぶりとの対比も、この指揮者ならではの明確さで、ともかく、棒さばきがとても上手く感じ、微妙なテンポの揺らしも心憎い。

 ゆったりと、そして朗々と、泣きのホルンを聴かせるのは、当時の首席デイヴィット・クリップスでしょうか。
当時のLSOは、綺羅星のような名手が、各セクションにおりました。
オーボエのキャムデン、フルートのロイドなどなど。
彼らの、ブリリアントな名人芸を楽しめるのが、ことに第2楽章。
ロジェヴェンも、思いの丈を、ここでは披歴してまして、かなり感動的です。

 流れのよろしい3楽章は、リズムの按配がとてもよくって、バレエでも踊れちゃいそう。
よくよく聴くと、いろんな隠し味もあるけれど、もっと色っぽくてもよかったかも。

 
 以外に大人しい終楽章の入り。
しかし、ここでも、リズミカルな拍子のよさが際立ち、弾むような主部の展開は、心躍ってくる。あぁ、なんて、乗せ上手なんでしょう、ロジュジェジェジェさん♪
要所要所を、ぐいぐいと責めつつ、面白さがどこにも転がっていて、飽くことなく曲は進みますが、基本は王道の責め。
奇抜なことはやってません。
しかし、コーダの無類のカッコよさにはまいりました。
大見栄をきったトランペットの強奏。
全オケ全力投球。
でもうるさくならないのが、LSOでよかった。
タメも充分、堂々たるエンディングに、日頃の鬱憤も晴れる思いです。

 ロジェストヴェンスキー、ほんとうに、うまいんだから♪




                   
              (Euro Artsより たぶんシュニトケの曲)

今年、84歳になる大巨匠。
この活動歴の長い指揮者は、70年のボリショイオペラとの来日以降、読響との共演も含めて、何度、日本に来てくれたことでしょう。
長い指揮棒に、指揮台に立たずに、楽員と同じ平土間立ち。
世界中のオケとの親密な関係を背景に、広大なレパートリーを誇る、器用さとバランス感覚に秀でた名指揮者であります。

フランスからは、レジオンドヌール勲章、日本から、旭日中綬章。
ストックホルムの名誉会員、そして、英国からCBE勲章。

いつまでも、ご健在であって欲しいですね。
 

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コメント

yokochanさん

 この指揮者はいつも大上段で演奏してくれるので、その気になって聴けば、ホントニ面白いですね。この人はブルックナーも凝っていたらしい時期があり、いろんな版を丁寧にこってり録音してくれていますね。全集もありますが・・・。ただこの人のブルックナーは、少なくとも私にとっては、聞いた後あまり心に残らないんですがね。チャイコフスキーは、「聴いて面白い」のは確かです。凄いですから!

投稿: 安倍禮爾 | 2015年2月 9日 (月) 17時39分

安倍禮爾さん、こんにちは。
ロジェヴェンさんのブルックナーは、いまだ聴いたことがありませんが、強面のオーケストラとともに、ちょっと怖いもの聴きたさの感があります。
この人も、思えば全集魔ですね。
ただし、ベートーヴェンやブラームスなどの王道は絶対やらないです(笑)
劇場型の指揮者ということでしょうか。

投稿: yokochan | 2015年2月11日 (水) 11時59分

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