レスピーギ 交響詩「ローマの噴水」 ルイージ指揮
文字通り、噴水です。
こちらは、皇居近くの和田倉噴水公園ですよ。
夜には、ライトアップされて、とても雰囲気がいいのよ。
そして、ローマの風物詩の噴水4つを、そのまま交響詩にしたのがレスピーギ。
ローマ三部作の第1作が、「ローマの噴水」です。
レスピーギ 交響詩「ローマの噴水」
ファビオ・ルイージ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団
(2000.6 @ジュネーヴ・ヴィクトリアホール)
4月の神奈川フィルのみなとみらいホール定期は、新シーズンの華やかな開始演目として、レスピーギのローマ三部作がプログラミングされました。
演奏は、作曲順に、噴水(1916)→松(1924)→祭(1928)、ということになります。
本ブログでも、3部作は、何度も登場してますが、これら代表作以外にも、いくつものジャンルに作品を残したレスピーギの曲を、わたくしは、集めております。
オペラもなかなか面白い作品があったりです。
ちょっとズルして、以前の記事からコピペ。
>①「夜明けのジュリアの谷の噴水」朝が来る前の曖昧な雰囲気のなか牧歌的なムードも漂う。
②「朝のトリトンの噴水」ナイアディスとトリトンが朝の眩しい日差しの中で踊る。ホルンは明るく響き、ピアノや打楽器が舞い踊るように活躍する。
③「昼のトレヴィの噴水」ついに日は高く昇った昼。ネプチューンの勝利の凱旋。この曲最高のフォルテが聴かれるまで大いに盛り上がってゆく。この場面、「アルプス交響曲」をいつも思ってしまうのは、私だけ?
④「黄昏のメディチ荘の噴水」夕暮れを迎え、夕焼けは徐々に夜へと変わってゆく。
全編に漂う幻想的なムードは、この曲の最大の魅力。
①と④を聴き、まだ見ぬひと気のないローマの朝靄や夜霧を思うのもいい。
キラキラ輝く②トリトンの泉に目を細めるのもよろしい。
そして、③活気ある観光地トレヴィで、コインを投げ入れ、そして噴水の水飛沫を思い切り浴びちゃってください。<
噴水と祭りの間には、12年の隔たりがあり、レスピーギの音楽は、あとになるほど、より大胆に、豪快に、そして緻密になって行きます。
それがよくわかることも、3つを並べて順に聴くことの面白さ。
噴水は、ともかく瑞々しさと、音の粒が跳ねるような新鮮さがよろしい。
今日は、ファビオ・ルイージの歌心と、冷静さとを兼ね備えた、ちょっとクールな演奏で。
アンセルメ時代と、スイス・ロマンドは変わりはしたけれど、でもその明るい音色は、魅力的で、ルイージの指揮によっても引き立っておりました。
ルイージ時代は、1997~2002年と5年間でしたが、もっとここでやって欲しかった。
ルイージさんは、どうもいろんなポストが長続きしないですな。
ドレスデン、ウィーン響もそうだった。
いまは、チューリヒとメトが中心。
このCDには、「祭」もおさめられていて、そちらは、結構ハジけてますよ
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