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2015年4月19日 (日)

シベリウスの交響曲 お願いランキング

Toya_a

だいぶ前になりますが、北海道の洞爺湖。

普通の日に通りかかったものですから、人っ子ひとりおりません。

静謐な動きのまったくない光景に、わたくしの頭のなかには、北欧、ことにシベリウス、それから英国の、こちらはディーリアスの音楽が静かに奏でられる思いでした。

今年、生誕150年(1865~1957)の、シベリウスの交響曲のランキング、ちゃちゃっとやっちゃいます。

Onegai_siberius

テレ朝の番組からお借りしたお願い戦士たちの画像に、恐れ多くも、シベリウスさまを。

7つの交響曲、いやその作品のほとんどを、60歳までに書き終えてのちは、沈黙と名声のうちに過ごしたシベリウス。

その残りの生涯に、作曲を継続していたら、いったいどんなに素晴らしい音楽が生まれていたことでしょう。
究極なまでに、凝縮された名作7番のあとの、8番を想像するだけで、震えがきます。

でもしかし、いまのわたくしたちは、7つの交響曲で、完結されたシベリウス像を享受しているわけで、その珠玉の作品たちに、感謝しなくてはなりませんね。

ランキングでは、交響曲を好きな順に、好きな演奏をあげてしまおうという企画です。

  ①交響曲第7番  短くてよろしい・・・じゃなくって、20分に凝縮された濃密さ
              人生、山あり谷あり、ここにそのすべてが圧縮された感あり

         ・バルビローリ&ハレ管の気合いとエモーショナルな熱さ
          唸り声も音楽のうち
          最後のピーク時のホルンが実によろしい

  ②交響曲第4番  暗くたちこめた雲、その中から光る輝きを垣間見るときの感動
              辛く厳しい毎日、人は所詮、孤独。
              でもそんななかに、喜びや輝きを見いだす枯淡の境地
              
         ・ベルグルント&ヘルシンキの言葉少ないなかに音楽が語る演奏
          3楽章のラルゴで、音の断片がだんだんと形をなし、じわじわと
          熱くなっていくところでは、感涙必須

  ③交響曲第5番  明るく牧歌的なれど、随所に北欧の自然の息吹が
              エンディングの面白さもいつも楽しみ、気分爽快

         ・デイヴィス&ボストン響 ヨーロピアンな美しさと、重厚さと軽やかさ
          小澤さん以外の指揮で聴いたボストンの魅力と底力
          端正ながら、これまた一本義の男の指揮、録音も極上
   
  ④交響曲第6番  渋くて、ミステリアス、和音や調性の展開も異世界の感じ
              そこに、ほのかに浮かびあがる北欧の寂しい自然と人間
              ほんとは、もっと順位を上げたいところ
              突き抜けるような弦は、鼻孔を刺激するかのような冷涼感

         ・N・ヤルヴィ&エーテボリ響 同コンビが登場したCD初期
          本場のサウンドに狂喜した。
          さりがなくも、音の節々にシベリウスならでは語感を感じ、
          その音色はクールかつ、暖か。

  ⑤交響曲第1番  チャイコフスキーの流れのなかにある幻想味とロマン
              旋律は、情熱的で、儚く、美しく、そして悲しい。

         ・渡辺暁雄&ヘルシンキ 自分にとって懐かしの演奏
          FM東京の同団のシベリウスチクルスを、カム指揮のものもふくめ
          全部録音し、社会人生活初期の侘びしい生活の夜毎の糧となった
          この曲のよさをわからせてくれた忘れ難い演奏

  ⑥交響曲第3番  シンプル、古典的、楽想が可愛い。
              北欧のさわやかな春、でも、1,2番からの作風からの決裂
              4番への橋渡しを随所に感じ、孤独感も

          ・ザンデルリンク&ベルリン響 克明な刻みが旧ドイツを感じさせる
           木管のソロも美しく、全体の様式美と、意外なまでのしなやかさも 

  ⑦交響曲第2番  一番有名な曲。通ぶってるわけじゃありませんが。
              子供の頃から、もう聴きすぎて、かえって慣れ過ぎて遠くに
              でも、聴けば聴いたで、やたらと感動する
              幻想的な1楽章と、じんわりの2楽章が好き。
            
          ・決められません。。強いてオーマンディか。
           でもやはり、セル&クリーヴランドないしは、コンセルトヘボウか。
           いや、カム&ベルリンフィルも懐かしいし、シュタインもいいよ。
           あとなんて言っても、バルビローリに、濃密バーンスタイン・・・
           もう、どんな演奏でもいいし

ということで、いずれも普遍的な演奏ばかりになってしまいました。

歳を経て、シベリウスの交響曲への嗜好や想いも変わってきました。

この先は、もう変わらないかもしれません。

演奏も、ここにあげたのは大好きな演奏のほんの一例で、CD時代になって、全集が求めやすくなったものだから、全集をそろえて、それぞれの番号を、ときに応じて聴き分けることができてます。
バルビローリ、ザンデルリンク、ヤルヴィ、ベルグルンド、ブロムシュテット、セーゲルシュタム、ラトル、オーマンディ、新旧デイヴィスなどなど。
 ヴァンスカと、サカリ、カラヤンを今後聴かねばと思ってます。

Sibelius_barbi

心の琴線に触れるシベリウスの旅、のこりの人生もともに楽しみたいと思います。  

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コメント

追加で、ぜひマゼール/VPOの全集をお勧めします。

投稿: faurebrahms | 2015年4月19日 (日) 18時55分

faurebrahmsさん、こんにちは。
マゼール盤は、そのチャイコフスキーとともに、レコード店でも、何度も手に取りつつ、いまに至って、入手したことも、まともに聴いたこともありません。
今年こそは、と!

投稿: yokochan | 2015年4月19日 (日) 21時34分

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