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2015年9月20日 (日)

ブルックナー 交響曲第4番 聴きまくる

Chiba_1

雨ばかりの関東に、先週、めずらしく訪れた刹那的な夕焼け。

この時期どおりの天候のなかでは、安定した晴れは、約束されたような美しい夕焼けを運んでくるけれど、最近は、悪天続きで、お日様に出会えない日々が続きました。

この夕焼けも、この日、数時間後には、大雨に変わったりしてます・・・・。

 かつての日々(~子供時代?)が懐かしい。

そう、ここ数年で、これまでの数十年単位の昔の風物や、価値観、そして気象が、極めて劇的に変化してしまった・・・・。
当然に、人々の思いや、思考回路も変化してしまった。

 音楽の受け止め方や、演奏のありようも、当然に変わりつつあり、ゆっくりですが、クラシック音楽界も、演奏する側と、聴く側とで、その時間差はありつつも、変化が生じているように思う昨今。

そんななか、今度の神奈川フィルの定期演奏会で聴くことになる、ブルックナーの交響曲第4番を。
自分が、どちらかとうと、昨今の演奏を聴いてないなか、これまで聴いてきた数種の演奏をつまみ聴きながら、その予習とさせてただきたく。

Buru4

 ブルックナー 交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」

ほぼ交響曲しかないブルックナーの作品の中にあって、おそらく一番人気の作品が4番。

真偽は不明ながら、硬ブツの作者も、ロマンテッシュと呼んだか否か、そんなタイトルも、ほどよい長さも、人気を後押ししてますね。

でも、ブルックナー初心の多くの聴き手は、冒頭の原始霧からあらわれるホルンの響きと、そこから始まる豊かなクレッシェンド、その数分でしか、この曲をイメージできないのではないかと思います。

かく言うワタクシも、そうでありまして、初レコードでも、その場面ばかりを何度も繰り返しきたものでした。
でもね、この場面って、ピアニシモから始まって、雄大なクレッシェンドがやがて創出される・・・・、この曲のもっとも麗しい場面です。

でもしかし、全4楽章を、真摯に聴くようになって、この場面は、ほんの表面的な一部分であって、本来のこの作品の魅力は、第2楽章と、複雑極まりなく聴こえる4楽章にあると、「いえよう」。

本日は、これまで聴いてきた、ブルックナーの4番を、あれこれツマミ聴きしてみましたよ。

画像にあげたものは、レコードやCDで所有しているもの。

これらのなかで、自分の思い出も含めて、思い入れのある演奏は、カラヤンとバレンボイム、そしてアバドです。

初に、この4番を体験したのが、カラヤンのEMI盤です。
わたくしが、クラシック音楽へのめり込んだきっかけを作ってくれた、伯父と従兄のお家で、聴かせてもらい、カセットテープに残したものでした。
 当時、ワーグナーにはぞっこんでしたが、初のブルックナーの壮麗な音楽に、びっくりしたものでした。

その何年後か、ベームがウィーンで録音し、これまたFM録音しました。
そして、バレンボイムのシカゴでの録音を購入し、その録音の素晴らしさと、シカゴのべらぼーなウマさに感服。

・・・・以来、いくつものブル4を聴いてきました。
ブログ開設前ですが、自分でブル4特集を企て、毎日、その音源を聴きまくった日々もあります。

ライブ演奏では、なんといっても、アバドとルツェルンの蒸留水のような澄み切った演奏が、神がかったものとして永遠に記憶されますし、あと、ベルンハルト・クレーと都響の演奏も、孤高の演奏でありました。

そんなこんなで、今夜は、時間の許す限り、手持ち音源を抜粋しながら確認。

やはり、刷り込みとなっている、カラヤンとバレンボイムに、安心感を抱きます。
そして、かつて、本ブログにも取り上げましたが、メータ&ロスフィルのデッカならではの鮮やかな録音と、ゴージャスでありつつ、渋さも兼ね備えた演奏が、大いに気に入りました。
 そして、落ち着きと微笑みを感じさせるのが、ウィーンフィルの演奏。
ベーム、ハイティンク、アバドの音盤は、癒しの域でもあります。
 しかし、「ロマンティック」という名前をかなぐり捨てさせた、シンプルかつ、交響楽的な、純音楽的な解釈を、アバドとルツェルンのライブ演奏で味わい、この作品にまつわる固定観念の払拭へと、この歳にして思わせる結果となりました。

やはり、アバドはすごかった・・・・・。

明日に備え、本日は終了しますが、ブル4の過去演奏への想い、神奈川フィルの演奏は、いかに応えてくれますでしょうか♪

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