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2016年3月20日 (日)

モーツァルト 「フィガロの結婚」 大好きなオペラ

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春は急にやってきて、でも、また戻ったりの一進一退で本格化する。

春は、その機微も色合いも、きれい。

3月も終わりに近づき、大好きな音楽を、つまみ聴きながら慌ただしく夜を過ごし、そして床につく。

もちろん、長大なオペラばっかりなので、聴くことなく、これまでの印象で書いたりもします。

Mozart_figaro

  モーツァルト 「フィガロの結婚」

汲めどもつきない、音楽の魅力という名の宝庫、そんなフィガロ。

聴くたびに、さまざまな発見や驚き、そして既聴の安定路線ながらも、喜びに満たされる。

これからいくつか続くファイバリット作品に共通するものだけど、とりわかフィガロは、赤裸々な人間ドラマが、天衣無縫の域の音楽でもって引き立ってる。

 往年の歌手たちが指揮者の厳しくも、モーツァルトを知り尽くした棒の元で自在に繰り広げるマジカルな演奏。 
自分世代的にも、ベーム盤が最高です。
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団でむしろよかった。
ベームの60年代のストイックかつ、音楽優先の個性がとても反映されてる。
のちのウィーンとの関係では、麗しいけれど、緩すぎるから。

 そして、ザルツブルク音楽祭のFM放送で何度も聴いて、そして録音もされたカラヤン盤。
シュターデと、ホセ・ファン・ダム、トム・クラウセがとてもよい。

 ブリテッシュなモーツァルト。
グラインドボーンの紳士的なモーツァルトには、上質でふくよかな嗜みを感じ、そして、隠された秘めごとも盗み聴きできそうな感じ。
ともかく真面目。
味わい深いハイティンク盤。

 同じ傾向ながら、もっと軽やかで、羽毛のような肌触りが心地よく、そして、さわやかな聴後感を味わえるマリナー盤。
歌手陣充実。

 そして、最愛のアバド盤。
ウィーンの楽壇が成し遂げることができた最良のモーツァルトだけど、ここにはウィーンのよき伝統はなく、あるのは清新かつヴィヴィットな音楽。
歌心と、ピュアな切り口がとても新鮮なアバドの指揮。
マクネア、スコウフス、ガッロ、バルトッリ、ステューダー・・・歌手たちも、いまも通じる現代的な歌唱。
悪かろうはずがないアバド盤

 ほかにも、たくさん、好きな「フィガロ」が。
オヤジクライバー、ジュリーニ、クレンペラー、バレンボイム(旧)、デイヴィス(旧)などなど。
ともかく古いですね。

フィガロは、ほどよく古いほどいい。
こんなこと言ったら退場ですかね。

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コメント

フィガロ!全曲歌えます^^自分が出演したオペラなんです。想い出沢山!クライバー盤、カラヤン盤、ベーム盤、いっぱい聞きました。その中で私が一番好きなのが、なんとフリッチャイ盤。はい、誰も注目していません。当然でしょう。。。伯爵がFディースカウ、フィガロがカペッキというマニアな録音。私が出演することが決まった時に、音楽課の教授が貸してくれた全曲盤です。今聞いても涙が出る。。。当時18歳!ああ!18才!なんとういうこと。私の役柄はドンバジリオ。端役でありながら練習の関係で全曲を暗記してしまいました。なつかしい。。。フィガロ。私にとってオペラの原点にして頂点。ベームを聞いてもクライバーを聞いても、フリッチャイ盤が今でも最高。大切な大切なアルバム。

投稿: モナコ命 | 2016年3月24日 (木) 23時40分

モナコ命さん、こんにちは。
すごい思い出話を聞かせていただきました!
18歳で、バジーリオを歌われたのですか!
わたくしなど、足元におよばないほどのフィガロ愛ですね。

フリッチャイ盤は、聴いたことがないのですが、中学の頃、ヘリオドールから廉価盤となって出たとき、触手が動いた記憶があります。
きっときびきびとした、さっそうたるフィガロなのでしょうね。
コメントどうもありがとうございました。

投稿: yokochan | 2016年3月28日 (月) 22時32分

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