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2017年6月20日 (火)

ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲 ハイティンク指揮

Sodegaura

セピア色の海と雲。

以前撮った写真を、ちょっと加工してみました。

曖昧な水平線。

ぼんやりと浮かぶ雲に、夕日があたり、はっきりしないままに、このまま暗くなっていった海辺。

ここは、自分の育った町の海で、小学生くらいまでは、それこそ海鳴りの聴こえるくらいの場所に住んでいて、遊び場はいつも海辺だった。

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  ドビュッシー 「牧神の午後への前奏曲」

   ベルナルト・ハイティンク指揮

       アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 

               (1976.12 @アムステルダム)


わたくしの持つこの曲のイメージは、先の写真みたいな感じでも一面あって、そういう意味で、このハイティンクの演奏は、ぴたりとくる。

ハイティンクらしく、柔らかく、ふっくらとした音楽造りに、オーケストラのシルキーな音色、それとフィリップスの豊穣なる素晴らしき録音。

これらが相まって、フランドル調の、いくぶんくすんだ渋い牧神となったのだ。

ともかく美しい。

陶酔感は少なめだけれども、安心して、この絹織の音色たちに身をゆだねることができる。

 真夏の白日、すべてが光によって映し出されるようなブーレーズの演奏も、濃密なばるバルビローリも、ビューティフルなデュトワも、そして、オーケストラの音色が往年のフランス色をとどめながらも、割と先鋭なマルティノン、あと、地中海的な瞬きにあふれたアバド。
これら、みんな好きだけど。

いまの気分は、最高にハイティンク。

牧神ばかりでなく、「海」や「夜想曲」、「映像」もすばらしくステキなハイティンクとコンセルトヘボウなのでした。

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