ワーグナー 「ラインの黄金」 ネルソンス指揮
光の具合が、かっこよくて、あの楽劇の神々の入場のシーンを思い浮かべることもできる。
毎日の生活、日々、脳内には音楽がそのシーンに応じて流れているんだ。

ワーグナー 楽劇「ラインの黄金」
ウォータン:トーマス・マイヤー フリッカ:ステファニー・ブライズ
ローゲ :キム・ベグリー ドンナー:ライアン・マッキンリー
フロー :デイヴィット・ブット・フィリップ フライア:マリン・クリステンスセン
ウォータン:トーマス・マイヤー フリッカ:ステファニー・ブライズ
ローゲ :キム・ベグリー ドンナー:ライアン・マッキンリー
フロー :デイヴィット・ブット・フィリップ フライア:マリン・クリステンスセン
アルベリヒ:ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー ミーメ :デイヴィット・カンゲロッシ
ファゾルト:モリス・ロビンソン ファフナー:アイン・アンガ ウォークリンデ:ジャックリーン・エコールス ウェルグンデ:キャスリーン・マーティン
フロースヒルデ:レネー・タトゥーム エルダ :パトリシア・バードン
アンドリス・ネルソンス指揮 ボストン交響楽団
(2017.07.27 @タングルウッド)
世界の夏の音楽祭巡り。
こんな驚愕の上演をネットで、しかも高音質にて楽しめました。
ボストン響は、ありがたくも、ネットストリーミングで、シンフォニーホールでの定期も、かなりの数をUPしてくれていて、たくさんの音源をPC録音することができてます。
音楽監督のネルソンスの、マーラー、ブルックナー、ベルリオーズ、ばらの騎士全曲、アイーダなどなど、あと、客演常連の、ハイティンク、デュトワ、ドホナーニ。
さて、「ネルソンスのラインゴールド」、オーケストラの充実ぶりが、腕っ扱きのボストン響だけに、いやでも引き立ちます!
ともかく、うまいし、音色に欧州風のコクと、響きの美しさがある。
シンフォニーオーケストラで聴くワーグナーならではの面白さは、鳴らし上手のネルソンスの指揮もあって、無類の楽しさ。
ライトモティーフの扱い方が、リアルで、かつアメリカの聴衆にもわかりやすく、と聴かせている(と勝手に想像)ものだから、次々に舞台や、登場人物の動きが音を通じて、脳裏に浮かぶくらい。
だからだろうか、いくぶんじっくりと指揮したものだから、演奏時間は2時間30分と長め。
職人ヤノフスキの今年のバイロイトにおけるラインの黄金は、2時間21分くらい。
ネルソンスは、ワーグナーに積極的に取り組んでいるが、バイロイトでのねずみローエングリンも、実に堂々たるワーグナーを聴かせた。
ティーレマンの重厚ヘビー級のワーグナーとも違う。
持前の音楽への集中力と、推進力は、聴き手を引っ張っていく積極性にあふれていて、一方で、じっくりと音を掘り下げるシーンもいくつも見受けられた。
ラインの黄金の場合、ライトモティーフの扱いは、まだまだシンプルだが、それらが多層的に絡むところや、フライア=女性への憧れのモティーフでの透明感など、ネルソンスの指揮に新鮮なものを多く感じた。
ネルソンスとボストン響は、来シーズン、トリスタンの第2幕を取り上げる。
歌手は、なんとカウフマンがついにトリスタン。
ニールント、藤村美穂子、ゼッペンフェルトという豪華版だ。
主役級は定評ある歌手たちで、聴きごたえあり、なかでもマイヤーの若々しく、知能犯的なウォータンは素晴らしい。
ベグリーのローゲもベテラン。
あとの歌手たちは、よくも悪くも、アメリカンな感じで、明るくて、それはそれでよろしい。
タングルウッドの情報をネットで調べたら、ネルソンス氏、ずいぶんと肥えてしまった!
髭ヅラだし、黒服で腹出なので、怪しい雰囲気漂ってるよ。
カリスマ性が出てきたといえば、そうかもしらんが・・・。
日本公演は、チケット高いし、買っても行けない危険性あるしで、どなたか見て、聴いてきてくださいまし。
いずれにせよ、バレンボイムやティーレマンばかりでなく、新世代のワーグナー指揮者が次々にあらわれるのは、うれしい限りであります。
ペトレンコ、ジョルダン、ネルソンス、ネゼ=セガンたちのワーグナーに注目。
アンドリス・ネルソンス指揮 ボストン交響楽団
(2017.07.27 @タングルウッド)
世界の夏の音楽祭巡り。
こんな驚愕の上演をネットで、しかも高音質にて楽しめました。
ボストン響は、ありがたくも、ネットストリーミングで、シンフォニーホールでの定期も、かなりの数をUPしてくれていて、たくさんの音源をPC録音することができてます。
音楽監督のネルソンスの、マーラー、ブルックナー、ベルリオーズ、ばらの騎士全曲、アイーダなどなど、あと、客演常連の、ハイティンク、デュトワ、ドホナーニ。
さて、「ネルソンスのラインゴールド」、オーケストラの充実ぶりが、腕っ扱きのボストン響だけに、いやでも引き立ちます!
ともかく、うまいし、音色に欧州風のコクと、響きの美しさがある。
シンフォニーオーケストラで聴くワーグナーならではの面白さは、鳴らし上手のネルソンスの指揮もあって、無類の楽しさ。
ライトモティーフの扱い方が、リアルで、かつアメリカの聴衆にもわかりやすく、と聴かせている(と勝手に想像)ものだから、次々に舞台や、登場人物の動きが音を通じて、脳裏に浮かぶくらい。
だからだろうか、いくぶんじっくりと指揮したものだから、演奏時間は2時間30分と長め。
職人ヤノフスキの今年のバイロイトにおけるラインの黄金は、2時間21分くらい。
ネルソンスは、ワーグナーに積極的に取り組んでいるが、バイロイトでのねずみローエングリンも、実に堂々たるワーグナーを聴かせた。
ティーレマンの重厚ヘビー級のワーグナーとも違う。
持前の音楽への集中力と、推進力は、聴き手を引っ張っていく積極性にあふれていて、一方で、じっくりと音を掘り下げるシーンもいくつも見受けられた。
ラインの黄金の場合、ライトモティーフの扱いは、まだまだシンプルだが、それらが多層的に絡むところや、フライア=女性への憧れのモティーフでの透明感など、ネルソンスの指揮に新鮮なものを多く感じた。
ネルソンスとボストン響は、来シーズン、トリスタンの第2幕を取り上げる。
歌手は、なんとカウフマンがついにトリスタン。
ニールント、藤村美穂子、ゼッペンフェルトという豪華版だ。
主役級は定評ある歌手たちで、聴きごたえあり、なかでもマイヤーの若々しく、知能犯的なウォータンは素晴らしい。
ベグリーのローゲもベテラン。
あとの歌手たちは、よくも悪くも、アメリカンな感じで、明るくて、それはそれでよろしい。
タングルウッドの情報をネットで調べたら、ネルソンス氏、ずいぶんと肥えてしまった!
髭ヅラだし、黒服で腹出なので、怪しい雰囲気漂ってるよ。
カリスマ性が出てきたといえば、そうかもしらんが・・・。
日本公演は、チケット高いし、買っても行けない危険性あるしで、どなたか見て、聴いてきてくださいまし。
いずれにせよ、バレンボイムやティーレマンばかりでなく、新世代のワーグナー指揮者が次々にあらわれるのは、うれしい限りであります。
ペトレンコ、ジョルダン、ネルソンス、ネゼ=セガンたちのワーグナーに注目。
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コメント
今年の音楽堂のメサイア
チラシでましたね
しかし、音楽堂の真ん前がランドマーク
あたしゃ、あすこ、みなとみらい
ドンナモンジャラホイ
とおもってますがね
昔、テレビでみたが
オランダの造船所の跡地 公園になっそふでのふ・・・
投稿: 真坊 | 2017年8月28日 (月) 21時03分
真坊さん、こんにちは。
もうそんな時分なんですね。
メサイアは音楽堂がお似合いです。
投稿: yokochan | 2017年9月 3日 (日) 18時36分