Glorious Sound of Christmas オーマンディ指揮
恵比寿のガーデンプレイス。
毎年のクリスマスシーズンを彩る王道のツリー。
夕暮れ時の空に、とてもよく合います。
クリスマスイブに、ゴージャスなオーマンディ&フィラデルフィアのクリスマス・ミュージックを。
1.メンデルスゾーン 「天にはさかえ」
2.「ああ、ベツレヘムよ」
3.「もろびとこぞりて」
4.アダン 「オー・ホーリー・ナイト」
5.「久しく待ちにし主よとく来たりて」
6.「神が歓びをくださるように」
7.シューベルト 「アヴェ・マリア」
8.「神のみ子は今宵しも」
9.「牧人ひつじを」
10.「ひいらぎかざろう」
11.「いざ歌え」
12.「自然における神の栄光 作品48の4」
13.「おお、みどり子は来たりぬ」
14.「きよしこの夜」
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団
テンプル大学コンサートコーラス
(1962 @フィラデルフィア)
アメリカのクリスマス。
最近でもないけれど、映画「ホームアローン」での、ニューヨークの街やアメリカの家庭でのクリスマスの雰囲気。
遠く遠くさかのぼって、テレビで始終見ていたホームドラマにおけるクリスマス。
「ルーシー・ショー」や「奥様は魔女」など。
そんな光景を眩しい思いでみていた子供時代や若い頃。
そんな想いを音楽で体現できるもののひとつが、オーマンディ&フィラデルフィアのもの。
クラシックを聴き始めて、初めて買った音楽雑誌が「ステレオ」誌12月号。
青い帯のCBSソニーのレコード広告にあったのが、このオーマンディ盤。
CBSのオーマンディのクリスマスには、こちらの62年盤と64年盤のふたつあって、そのふたつを2枚のレコードの組み物にしたものだったのだ。
CBS2500Wシリーズの名称だったかな。
そのジャケットがともかく美しくて、そしてアメリカのツリーのオーナメントが素敵すぎて、ずっとずっと欲しかったのであります。
この2LPシリーズには、同じオーマンディの「メサイア」や、有名交響曲などのものがあって、1000円廉価版の走りだったわけです。
CD化されたこの音盤、62年録音とはいえ、なかなかの音質を保ってます。
いわゆるフィラデルフィアサウンドは、レコード時代のキンキンした響きよりも、CD時代の抑制された響きの中にこそ感じたりもします。
でも一方で、CBSソニーの各種録音に特有の厚み少な目、少し金属音的な響きも懐かしかったりします。
のちのRCA録音は、暖かみが勝りますが、フィラデルフィアサウンドは、CBS録音が原点だと思ってます。
さて、この1枚は、ポップスな感じよりは、クラシカルな落ち着いたクリスマス音楽集です。
同じアメリカでも、フィードラーとボストン・ポップスや、カンゼルとシンシナティとは、そこが違うところです。
個々の曲目への言及はしませんが、クリスマスを、穏やかな気持ちで、静かに迎えるクリスマスにふさわしいものばかりです。
きらびやかで、ゴージャスなアメリカのクリスマスにあって、人々の心情の根幹は、家族を思い、神様を思い、そして平和と幸せを願うものなのですね。
そんな想いになってくる、オーマンディのクリスマス音楽なのでした。
よきクリスマスを
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