モーツァルト 「ラウラに寄せる夕べの想い」 マティス
ある晩の皇居周辺の夕べの様子。
ビルの間から東京タワーが見えました。
モーツァルト 歌曲「ラウラに寄せる夕べの想い」 K.523
ソプラノ:エデット・マティス
ピアノ :ベルンハルト・クレー
(1972)
スイス、ルツェルン生まれのソプラノ歌手、エデット・マティス。
この2月に80歳の誕生日を迎えたそうです。
わたくしにとってスザンヌを代表とする永遠のモーツァルト歌いのひとり。
リリカルなその声質は、とても清潔で、無垢。
可愛いらしいその風貌とともに、そのチャーミングな歌声は、いつも聴いていたい歌手。
まだまだ健在で、ルツェルン音楽祭で、歌ではなく、「詩人の恋」のバリトンリサイタルで、詩の朗読を歌の合間に合わせるというコンサートに出演するみたいです。
バッハからマーラーまで、オペラからリートまで、たくさんあるマティスの音源をこれからも大切に聴いていきたいものです。
さて、モーツァルトの数ある歌曲から、一番好きな作品を。
自身がそう記したことから、「夕べの想い」とも略されるけれど、一番スケールが大きく、深みのある一品。
1787年の作。
原詩の作者は不詳ですが、夕暮れと人生の黄昏時を重ね合わせた彼岸の淵にあるような内容に、モーツァルトは優しく、穏やかななかに、深い悲しみも織り込んだ素晴らしい音楽をつけた。
5分ぐらいの作品だけど、夜、床に就く前のささやかな心のなぐさめに最適の歌曲です。
マティスの優しく、少し生真面目だけど暖かい歌声と、ご主人のクレーのクリーンなピアノは素敵です。
ソプラノ:エデット・マティス
ピアノ :ベルンハルト・クレー
(1972)
スイス、ルツェルン生まれのソプラノ歌手、エデット・マティス。
この2月に80歳の誕生日を迎えたそうです。
わたくしにとってスザンヌを代表とする永遠のモーツァルト歌いのひとり。
リリカルなその声質は、とても清潔で、無垢。
可愛いらしいその風貌とともに、そのチャーミングな歌声は、いつも聴いていたい歌手。
まだまだ健在で、ルツェルン音楽祭で、歌ではなく、「詩人の恋」のバリトンリサイタルで、詩の朗読を歌の合間に合わせるというコンサートに出演するみたいです。
バッハからマーラーまで、オペラからリートまで、たくさんあるマティスの音源をこれからも大切に聴いていきたいものです。
さて、モーツァルトの数ある歌曲から、一番好きな作品を。
自身がそう記したことから、「夕べの想い」とも略されるけれど、一番スケールが大きく、深みのある一品。
1787年の作。
原詩の作者は不詳ですが、夕暮れと人生の黄昏時を重ね合わせた彼岸の淵にあるような内容に、モーツァルトは優しく、穏やかななかに、深い悲しみも織り込んだ素晴らしい音楽をつけた。
5分ぐらいの作品だけど、夜、床に就く前のささやかな心のなぐさめに最適の歌曲です。
マティスの優しく、少し生真面目だけど暖かい歌声と、ご主人のクレーのクリーンなピアノは素敵です。
いろんな歌手で聴いているモーツァルトの歌曲だけれど、レコード時代、初めて聴いたこのマティス盤が一番好きです。
夕暮れだ、太陽は沈み
月が銀の輝きを放っている
こうして人生の素晴らしいときが消えてゆく
輪舞の列のように通り過ぎてゆくのだ!
~第1節目 : 石井不二雄訳~
夕暮れだ、太陽は沈み
月が銀の輝きを放っている
こうして人生の素晴らしいときが消えてゆく
輪舞の列のように通り過ぎてゆくのだ!
~第1節目 : 石井不二雄訳~
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コメント
このディスク残念ながら未聴なのですけれども、スイスNovalisへの再録音は、前に住んでいた市の図書館の視聴覚資料で、聴きました。これぞモーツァルト歌曲の規範とも言うべきCDでありました。現在このレーベルの流通は、どうなっているのでしょう。
投稿: 覆面吾郎 | 2019年5月26日 (日) 06時35分