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2019年2月14日 (木)

シベリウス 弦楽のためのロマンス ヤルヴィ指揮

Hikawa

ちょっと前の梅の花。

赤坂の氷川神社。

いまはきっと満開。

このところ、仕事もふくめて、いろいろと気ぜわしくて、ブログ更新もままならず、さらに音楽をちゃんと聴く環境にもなかった・・・・

そんなとき、短くてもいい、癒される佳品をと思い、思いつくままに引っ張り出した1枚の、メイン曲のその余白。

涙が出てきた。

Sibelius_sym2_jarvi_2

  シベリウス 弦楽のためのロマンス op.42


      ネーメ・ヤルヴィ指揮 エーテボリ交響楽団

           (1982.9.3 エーテボリ)


N・父・ヤルヴィが評価され、本格的に世に出た、BISレーベルからのシベリウス全集の2番の余白に入ってた曲。

テンポよく、スピーディーにすすむメインデッシュの2番よりは、なぜか、この楚々とした5分ぐらいの地味な作品が気に入ってました。

CD初期の、もう35年前の音盤。

週末に実家に帰り、週初めには都内の職場と、無味乾燥な安アパートに帰る日々。

そんな日曜の晩の、寝る前の刹那的なひと時。

これを聴いて、ウィスキーを一杯あおって、床に就く。

そんな若きいっときもありました。

 いまは、いろんな自由は得たけれど、他の縛りや逆行に囲まれた。

なにげなく、聴いた。

無意識に、かつての想いにとらわれ、チョイスした曲。

1番と2番のあいだあたりのこの作品。

切実な様相もありつつ、情熱にもあふれ、そして、悲しみのなかのやさしさを感じる。

さぁ、寝ましょう、という感覚も呼び覚ます、そんな効能あふれる曲でした。

Hikawa_2

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