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2020年5月22日 (金)

オペラストリーミング大会の軌跡 ②

Shibapark-25

バラが花盛りな5月も、終盤。

そして続くよ、オペラストリーミング大会。

Manon

 マスネ 「マノン」 ベルリン州立歌劇場 3月31日

昨日はリンデン・オーパーの「マノン」。
マスネはウェルテル以外聴いたことがなかったけれど、ネトレプコ&ヴィラソンのコンビは嫉妬を覚えるほどにイイ。
1950年代のモードを次々に披露するマノン、最後は哀れなり。
ネトレプコあっての舞台に演出。
10年以上前だけどいまだ色あせてない。

バレンボイムの指揮。

Korsakov

 R・コルサコフ 「皇帝の花嫁」 ベルリン州立歌劇場 3月31日

今日のリンデン・オーパーは、R=コルサコフの「皇帝の花嫁」
めちゃくちゃ面白かった。
シチュエーションを大幅に変え、違和感なく現代ある問題提起にも喚起する演出。
今のマスコミの在り方などにも思いが及ぶ。
バレンボイムの懐の深さと、歌手のレヴェルの高さに感心!


Poulanc

 プーランク 「カルメル派修道女の対話」 MET 4月1日

昨夜は、プーランク「カルメル派修道女の対話」MET。
シリアスなドラマと音楽に感銘。
舞台の奥行を十字架を配して生かしたシンプルな演出。
美人なイザベルさんの心のこもった歌とベテラン名歌手たち。
生き生きとしたセガン。
素晴らしいオペラ、Thank you MET


Sevillia

 ロッシーニ 「セビリアの理髪師」 MET 4月1日

今宵は、METの「セビリアの理髪師」(2007)
名曲すぎて、普段観たり聴いたりしないけど、今回マジで面白かった。
 マッティ、ディドナート、フローレス、スター級の歌い手たちの名人芸に酔い、不謹慎ながらも、PCを前に笑ってしまう自分。
オペラは楽し
黄色のハート

Nixon

 アダムス 「ニクソン・イン・チャイナ」 MET 4月2日

アダムズ「ニクソン・イン・チャイナ」MET
このタイミングでこのオペラ。
音だけでは聴いてきたけど、初舞台視聴。
ミニマルを基調にしたアダムズ作風が全編に。
でも、親しみやすい・クセになる音楽。
ちゃんとアリアも満載。
今後の将来、トランプとキン〇ーでどんなオペラができるかな・・・・


Ohne-schatten

 R・シュトラウス 「影のない女」 ウィーン 4月3日

「影のない女」ウィーン。
最愛のシュトラウスのオペラのひとつ。
昨年、音源だけは接していたけど、ありがたくも舞台視聴。
演出はイマイチで、雑多な登場人物多すぎ。
歌手は完璧、特にシュティンメとニールントがよい
ティーレマンもいいけど、シュトラウスには重厚さより明澄さをより求めたいな。


Don-carlo

 ヴェルディ 「ドン・カルロ」 MET 4月3日

「ドン・カルロ」MET
10年前のセガン。
劇的な場面での興奮誘うオーケストラは見事ながら、カンタービレ不足。
今はピットの経験も積み、自在で新鮮な表現に行き着いたのは直近のプーランクで確認済み。
 ロシアの二人の女声は違和感。
アラーニャのみよし。
でもしかし、やっぱヴェルディはいいわ。


Bizzet

 ビゼー 「真珠採り」 MET 4月4日

「真珠採り」MET
名アリアが散りばめれたビゼーの佳作。
初めての観劇。
夫婦で出てるダムラウの声の美しさに感嘆。
甘声のポレンツァーニ、渋いが美声のクヴィエチェンもよかった。
ノセダもこうした作品を器用に軽やかに指揮するもんだな。
Thank you MET 明日はマクベス!


Macbeth

 ヴェルディ 「マクベス」 MET 4月5日

ヴェルディ「マクベス」MET
ネトレプコの歌とビジュアルを楽しむべき映像。
2016年だけど、2019年の放送と声質がかなり違う。
同じ2019のトスカや運命の力でも感じたけど、重たくなり疲弊も感じるが、3年前は絶頂期だったのか。
しかし、ヴェルデイの意図したドスの効いた声は、今こそが相応しいかも。


Cosi

 モーツァルト 「コシ・ファン・トゥッテ」 ベルリン州立歌劇場 4月5日

緊急事態宣言前夜にコシ・ファン・トゥッテ、ベルリン。
もう18年も前の舞台だしDVDも出てるけど初見、ありがとう。
60~70年代、フリーダムを標榜するヒッピー化した男声陣が、ファッションとか流行を追う女声陣を陥落させる。
ミニのワンピースとか、パンイチとか、歌手も大変だなぁ。


Electra

 R・シュトラウス 「エレクトラ」 ウィーン 4月7日

ウィーン「エレクトラ」、エレベーター殺人事件。
暗い舞台で、金持ちの圧政家庭の残虐性を解放する闇を背負った姉妹弟たちかな。
しかし、お願いだから、懐中電灯で自分の顔を下から照らして驚かせるの、やめて欲しい( ´艸`)
この次期ブリュンヒルデ、ゲールケさん立派だけど、その声ちょっと苦手。


Britten-summer

 ブリテン 「真夏の夜の夢」 ウィーン 4月8日

ブリテン「真夏の夜の夢」ウィーン
昨年ネット視聴してから、観たいと思っていた舞台、大好きなオペラ、ありがとう。
CTとコロラトゥーラ、4人の恋人、6人の踊れる芸人、2人の王夫妻、少年合唱団、そしてダンスのできる狂言回し。
これを揃えないと上演できない傑作オペラ。
シモーネ女史good job!


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毎日、オペラを観る生活が定着したが、これはこれで実に忙しい。
実家に帰ったりすると、観れないので不安になるという、こりゃもう、中毒ですな(笑)

Shibapark-28

こうして、人を避けつつ、歩き回ることも忘れてはいませんぞ。

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