オペラストリーミング大会の軌跡 ①
引きこもっての生活、そしてお仕事もしてます。
もともと、テレワークチックな生活スタイルだったから、難なく受け入れ、おまけに世界のオペラを駆け巡ることも同時にやっちゃったりしちゃったりしてます。
そこで、さかのぼって、これまで観てきたオペラを自分の記録のためにも、書き連ねておこうと思います。
日々、ツイッターに書いたことをコピペです。
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ワーグナー 「神々の黄昏」 びわ湖ホール 3月7日
ギービヒ家、びわ湖ホールに似たり。
10年前のトリスタンのときのお写真。
ブリュンヒルデ、世界を救う!
やっぱり、女性は強い!
不安な日々に、救済の動機が胸にしみる。
2日ともに観劇。
関係者の皆様、本当にありがとう!
数々聴いてきたけど、黄昏の自己犠牲のエンディング演奏で、両日ともに最高に感動的だった。
(何年か前に、びわ湖ホールでトリスタンを観劇したときのブログ写真を貼りました。
ラインのほとりのギービヒ家がこの写真を思い出したものですから)
ワーグナー 「トリスタンとイゾルデ」 ベルリン州立歌劇場 3月19日
白昼、昼休みに、ベルリン・シュターツオーパーのバレンボイム、トリスタンを観てしまう。
ファンキーな軽い感じの演出だわ。
内外ともに配信だらけで、忙しくてならん。
あとは、夜の楽しみに。
チャイコフスキー 「エウゲニ・オネーギン」 3月23日
今日は、メットの「エウゲニ・オネーギン」
DVDにもなってる2007年の上演を初観劇。
カーセンの美しい舞台演出と豪奢な衣装。
なんといってもホロストフスキーのThe Oneginともいうべき美的なタイトルロールが素晴らしい。
フレミングもゲルギーもこの頃が一番よかった。
ワーグナー 「トリスタンとイゾルデ」 MET 3月24日
今日はメット、トリスタン2016。
潜水艦生活、密閉空間・密集場所・密集場面でみんなアカンやつ。
閉ざされた空間で閉塞感満載。
映像の多様も面白くないし、ファンタジー不足。
シュティンメの安定感、スケルトンの破壊的な声、甘~いパペ。
歌手よし、多少デジタルなラトルもよろし。
音だけでOK。
しかし、無料の開放で、こんだけ楽しんで、文句言ってすいません
ワーグナー 「ラインの黄金」 MET 3月26日
昨日もMET。
ハリウッドなリングのスタート。
歌手も演出も、明快でアメリカン。
これもまたありだな。
10年前のこのリング、恥ずかしながら初見・初聴き。
不謹慎ながらありがたい。
レヴァインとルイージの指揮の違いも、後半は楽しみ。
ワーグナー「ワルキューレ」 MET 3月26日
今日は、MET「ワルキューレ」
少し大味な、アメリカンダイナーで食す、歯ごたえ満点のデカいステーキを食った感じ。
そんななか、カウフマンの悲劇を背負うジークムントが素晴らしい。
愛の様々なカタチを描き尽くした、愛のデパートとも呼ぶべき「ワルキューレ」を味わうに、実にわかりやすい演奏!
ワーグナー「ジークフリート」 MET 3月27日
MET、今日は「ジークフリート」
水・森・火、リングに必須の要件はちゃんと表出。
竜も、鳥ちゃんもリアル。
演出の意図を推し量るため必死こく必要もなく、ト書き通りの安心の舞台。
降りたB・ヘップナーと次の候補者に次ぐ、ハンター・モリス。
イケメンだけど、声が明るすぎ、でも舞台映えよし。
ワーグナー「神々の黄昏」 MET 3月28日
神々の黄昏、MET。
喜怒哀楽が激しくアメリカ的。
饒舌手前の具象性は、ライトモティーフにも忠実。
大味な歌手のなかで、W・マイヤーが舞台を引き締めた。
演出からするとレヴァインが合ってるけど、ルイージの音楽は少しサラリとしてて、もたれない、いま風のワーグナー。
リング完了、Thank you MET。
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朝から名歌手 (と呟いてる自分)
ワーグナー 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」 MET 3月29日
METのマイスタージンガー視聴。
フォレとクレーンツィル、現在最高のザックスとベックメッサーと思う二人。
コスキーやヘアハイムのような面白さや冴えはないが、シェンクの伝統的な舞台は安心して観ていられる。
恰幅のいいレヴァインの音楽もいい。
終日部屋ごもりでワーグナー♬
ワーグナー 「神々の黄昏」 ウィーン 3月29日
ウィーンの神々の黄昏、視聴。
黄昏しか観てないけれど、METのリアル感とは真反対の舞台。
明らかに舞台は霊感不足だけど、人物たちが以外と味わい深い動きをする。
何度も接したテオリンとグールドの安定感。
で、A・コバーの指揮が実によろしく、実務的な中に、ワーグナーの肝を確実に押さえてる!
ワーグナー 「タンホイザー」 MET 3月30日
MET「タンホイザー」
音楽の教科書に出てくるような典型・定番の舞台。
ほんと久しぶりの普通のタンホイザーは、かえって新鮮。
何も起こらないから、音楽だけ、ながら聴きにもOK。
マッティのヴォルフラムと亡きボーダ氏がいい。
ちなみに私の教科書の挿絵は、ヴィーラントのタンホイザーだった。
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このように3月は、METは、Wagner week を企画し、ウィーンはリングの通し放映、ベルリンも追従で、怒涛のワーグナー視聴となりました。
METとウィーンは、ストリーミングが安定していて、こちらでPCの負荷をかけるようなことをしない限りストレスなく、しかも高音質で聴くことができました。
ベルリンはストリーミングはやや不安定で、ときおりクルクル、youtubeの日もあり、そちらは安定。
ほかの劇場も、日本の新国をはじめ、配信を始めたのが3月の半ば以降でした。
1枚目の写真と、ちょっと撮り方を変えてみましたの図。
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