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2020年10月22日 (木)

ドヴォルザーク チェロ協奏曲 ロストロポーヴィチ

Radian-01

秋の空に、もう咲き終わって、ばらばらの秋桜。

手を入れてない、こんな自然なまんまが好きだったりしますね。

なにもしなくても、災害が来ようが、疫病が来ようが、ちゃんと鮮やかな色で咲いてくれる。

今日は、エヴァーグリーン的な曲に演奏を。

Dovorak-rostro-karajan

  ドヴォルザーク チェロ協奏曲 ロ短調 op.104

             ムスティフラフ・ロストロポーヴィチ

 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

      (1968.9 @イエス・キリスト教会、ベルリン)

通称ドヴォコンのド定番。
ロストロポーヴィチのドヴォコンは、いったいいくつあるんだろう?
調べたら7つの録音があるそうで、わたしは、このカラヤンとジュリーニしか聴いたことがありませぬ。
曲も大物だし、ロストロポーヴィチの音色も濃いものだから、ちょっとお腹がいっぱい的なものがあって、それ以上は聴けてません。
でもボールトとの共演は聴いてみたいもの。

1969年のレコードアカデミー賞を受賞していて、その数年後に買ったレコードなので、金のシールが貼ってありました。
ちなみに、この年、F=ディースカウのドイツ歌曲全集や、ベームのフィデリオ、メータのツァラトゥストラ、ホッターの冬の旅など、いまに至るまで名盤とされるレコードが受賞してます。
このレコードのジャケットの装丁も豪華なもので、重量もあり、匂いも好きだった(笑)

ということで、これまた「ほんとに久しぶりに聴くシリーズ」

いわゆる名盤すぎて、もう書くことありません。
ただただ、立派、うまい、完璧、知情意全部そろってる。
以上。

これを擦り減るほど聴いた中学生時代は、第1楽章ばっかりがお気に入りで、静かな2楽章は退屈だった。
でも、年配者となったいま、第2楽章の抒情が一番好き。
そういう耳で聴くと、このロストロポーヴィチ&カラヤンの演奏は、贅沢すぎて、もう少し鄙びたところ、優しさ、のどかさが欲しいところだ。
だから、シフ&プレヴィンの優しさや、ジャンドロン&ハイティンクのノーブルさ、このあたりの方が、肩ひじはらずに聴けるので、自分は好きだったりします。
 それでもやはり、思春期に聴いた本演奏は、イエスキリスト教会の壮麗な録音の響きも含めて、実家の思い出みたいな、そんなノスタルジーがあるのです。

もう一回、第2楽章を聴いて、寝るとしましょう。

Dvocon-rostro-karajan-02

 ロココとのカップリングもよかったな。

数年前、日々、時間があったとき、ドヴォルザークの全作品を毎日毎日聴いてみようと思い、チャレンジしてみた。
作品目録をもとに、作曲順に、多くは手持ちでないので、ネット検索をかけて、だいたいのものは聴けました。
オーケストラ、協奏作品はともかく、あらゆるジャンルにわたるその作品にあふれる歌心と自然愛、そして親しみやすさ。
まさにメロディメーカーであるドヴォルザークを再認識しました。
オペラ、声楽作品、室内楽、ピアノ作品などなど、ほんとに気に入りました。

最近、いろんな連続聴きブログをプロジェクト化してしまってまして、先々の残された時間をどうしようかと思ってますが、ドヴォルザークも、全部は絶対無理だけど、いろいろ取り上げたいと思ってる。
 同様の全曲聴きをチャイコフスキーに対してもやったので、チャイコフスキーも・・・(笑)

Radian-02

音楽聴くためにも元気でいなくちゃならん。

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