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2023年6月17日 (土)

モーツァルト ハフナー・セレナード マリナー指揮

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紫陽花は、日本固有の品種だけれども、それはガクアジサイやヤマアジサイのようで、多くある品種は、改良されて再び日本にやってきた改良品種らしい。

ともかく、日本の梅雨を彩る美しい姿です。

小田原城にはたくさんの紫陽花が咲いてましたよ。

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 モーツァルト セレナード第7番 ニ長調 「ハフナー」 K.250

       Vn:アイオナ・ブラウン

    サー・ネヴィル・マリナー指揮 アカデミー室内管弦楽団

          (1984.11 @セント・ジョーンズ教会、ロンドン)

13曲あるモーツァルトのセレナードのうちで、もっとも大規模な作品がハフナーセレナード。
旅にあけくれたモーツァルトがザルツブルクに長く滞在した時期、金持ち貴族のハフナー家の令嬢の結婚祝いの宴席での演奏用に書かれたもの。
当時のお金持ちの富豪や貴族たちの贅沢な嗜みだったわけで、よくいわれる、機会音楽というもの。
ホホほ、とか扇で口元を覆いながら談笑する金持ちたちが、こうした音楽に耳を傾けながら、お酒飲んだり、いいもの食ったりしてたわけで、モーツァルトの音楽がこんな風に聴かれていたと思うと、極めて贅沢なものだ。
連続して演奏されたわけでもなく、楽章は合間を置きつつ演奏されたのだともいう。
いまの現代人は、演奏会で、真剣にこうした曲を聴くわけで、機会音楽でもなんでもなく、じっと構えて受けとめるわけです。

でも、わたくしは、今回、うまいツマミを食しつつ、ビール飲んだり、ハイボールやったり、とっかえひっかえしながら、このセレナードを楽しみましよ。
セレナードといいながら、堂々たるソナタ形式やロンド形式、ギャラントなメヌエット、短調の憂いをもった場面、ヴァイオリン協奏曲的なもの、たくさんの聴きどころが詰まったバラエティ作品なのだ。
だから、こんな風にくだけた雰囲気で聴くのも楽しく、かつ真剣に聴くのもよしで、やっぱりモーツァルトの音楽はシンプルながらも懐が深いなと思った次第だ。

マリナーとアカデミーのさわやか演奏ぶりが、こうした作品では屈託なさも加わって、自然と愉悦感が漂っている。
規律正しさと高貴な微笑み、ブリテッシュ・モーツァルトの典型かと。
フィリップスの録音も演奏にそった理想的なもの。
夜に嗜み、朝に聴いたハフナーセレナード。
今朝は快晴で気持ちがイイ!

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コメント

紫陽花の季節ですね。隣家が我が家との際に咲かせています。まあ、そうなんでしょうが、終了した花が盛大に我が家の側にだけ落下してくる位置関係なのです。そこは私の駐車場でもあるのですが、虫も大量に元気に発生するんです。ご近所さんなのであまりなことは言えません。愛車はこの季節は蜘蛛の巣と多種多様な虫に占拠されます。ありがとうございます。
マリナーは例のアマデウスの人気のおかげで私の街にも来てくれました。レコードにサインももらいウキウキで帰宅したのが昨日のようです。国際的な人気の割に丁寧な演奏で充分に素敵な演奏会でした。サインにもにこやかに応じてくれました。一流は売れても演奏姿勢を変えませんね。ハカセなんとかというバイオリン弾きにも見習ってほしい姿勢です。

投稿: モナコ命 | 2023年6月20日 (火) 16時45分

モナコ命さん、こんにちは。
我が家でも、桜の木の下にある車は、花弁と毛のついた虫たちと、がくと枯葉の宝庫となります。

マリナーとアカデミーは70年代頃のワタクシには、爽やかさの宝庫として刻まれてます。
デッカサウンドも相まって、バロック系がベストセラーになるという時代を先んじたコンビだと思います。
ウィットにとんだジェントルマンでしたね!
ハカセとかはそんなんですか・・・エンターテイナーですからねぇ

投稿: yokochan | 2023年7月 2日 (日) 10時11分

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