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2015年9月28日 (月)

ショスタコーヴィチ 交響曲 お願いランキング

Heiwapark

数年ぶりの広島。

宿泊先が近かったので、晩と朝、平和記念公園まで歩いてきました。

常に更新されている、彩り鮮やかな、おりづる。

折り紙も再生しながら、循環させる仕組みも出来上がっていて、広島の人々の気持ちがつながっていることを、稀にしか訪れない自分でも、強く感じることができました。

それにしても、今回の日本の安保法案採択の一連の出来事は、虚しかった・・・・・。

政権与党も、烏合の野党も、どちらも情けない。

本音をお互いが言葉にしないもどかしさを、常に感じました。

 9月25日は、ショスタコーヴィチの109回目の誕生日。
そして、ちょっと遡って8月9日は、1975年の没後から40年。

今回は、15曲ある、ショスタコーヴィチの交響曲の、自分の好きなランキングやっちゃいます。

Onegai_tako

 ブルックナーとマーラーのブームが訪れて、完全定番化した現在。

そのブーム勃興の渦中、その後に来るのは誰だ!

それを、問題提起したのは、亡き、若杉弘さんでした。

ワーグナー、ブルックナー、マーラーを連続して、演奏しつくした生前の若杉さんの発言。

そして、それは誰でしょう的に、具体的に語らずに、旅立ってしまった若杉さん。

音楽監督時代、その指揮台にあまり立つこともなく、無念の死を迎えてしまった新国立劇場でのプログラムの中で、病魔に倒れる前は、自身の指揮で、と予定されていたのが、ショスタコーヴィつの「ムツェンスクのマクベス夫人」。
残念ながら、若杉さんは、そのピットに立てず。

ですから、ポスト・ブルックナー+マーラーは、ショスタコーヴィチと、その後の流れのなかに確信できます。
 ですが一方、そんなポスト云々は無意味とも思ったりもしてまして、交響曲の概念はもうすっかり変貌してしまい、それは、もうマーラーで集結していて、後がなかったのではないかと思ったりもしてます・・・・・。

ショスタコーヴィチの15曲の交響曲は、交響曲であってそうではない。

ソ連という国体の影がちらつき、かつ、その本音の実態が見えない。
なんだったんだろう。

わたくしが、ショスタコーヴィチにむちゃくちゃのめり込んだのは、例の、ヴォルコフによる「ショスタコーヴィチの証言」という書簡で、分厚い、その本を読破しました。
 ハイティンクが、ちょうど全曲録音に挑んでいるなかで、その証言集は、まさにリアルに受け止めていたのですが、それが、こともあろうに、虚構ではないかとの説も、のちに出ました。

いまは、なにが真説か不明ななかにありますが、音符として残されたショスタコーヴィチの楽譜は、間違いなく本物なのですから、そんなややこしい経緯はともかくとして、その楽譜をいかに解釈するかだけの、純粋な問題になっているかと思います。
 そんな中で、やはり、楽譜のみを信じ、シンフォニストとして、マーラーの延長線上的な解釈の徹した、ハイティンクの演奏の諸所は、自分では一番客観的で、正しい存在ではないかと思います。
ただし、生々しさや、毒気がまったくなく、整いすぎていることも事実。

でも、わたくしのショスタコーヴィチのランキングのなかで、ハイティンクの占める割合は高いです。
そして、今後ますます、しがらみにとらわれない、よりニュートラルな音楽表現が次々に生まれてくるものと思います。
 ヤンソンスの次世代クラスで。
ふたりのペトレンコ、ネルソンス、セガン、P・ジョルダン、クルレンツィス、そして、われが川瀬氏はいかに。

 自分的な一方的ランキングします。

 ① 交響曲第4番     ハイティンクCSO、ラトル、サロネン

 ② 交響曲第13番    ハイティンク、オーマンディ、コンドラシン、プレヴィン

 ③ 交響曲第15番    ハイティンク、ヤンソンス、オーマンディ、ロジェヴェン

 ④ 交響曲第6番     ムラヴィンスキー、ハイティンク、プレヴィン

 ⑤ 交響曲第14番    ロストロポーヴィチ、ハイティンク、オーマンディ

 ⑥ 交響曲第10番    カラヤン旧盤、ネルソンス、コンドラシン、ラトル

 ⑦ 交響曲第8番     ハイティンクACO、プレヴィンDG、ヤンソンス

 ⑧ 交響曲第11番    ハイティンク、ヤンソンス

 ⑨ 交響曲第12番    ハイティンク、ヤンソンス

 ⑩ 交響曲第7番     バーンスタインCSO、ハイティンク、ヤンソンスRCO

 ⑪ 交響曲第5番     オーマンディ、バーンスタイン旧

 ⑫ 交響曲第9番     バーンスタイン、ハイティンク、コンドラシン

 ⑭ 交響曲第1番      バーンスタイン、ハイティンク

 ⑮ 交響曲第2、3番      ハイティンク、ヤンソンス  

  ハイティンクばかりのこのランキング(笑)

ソ連・ロシア的な演奏からは、意識して遠ざかってまして、コンドラシンとロジェストヴェンスキー、キタエンコは、いつか全部揃えたいと思ってます。

ショスタコーヴィチ。
今後、さらなるボーダレスな演奏解釈に、各方面の指揮者にオーケストラから期待したいと思います!

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2015年4月19日 (日)

シベリウスの交響曲 お願いランキング

Toya_a

だいぶ前になりますが、北海道の洞爺湖。

普通の日に通りかかったものですから、人っ子ひとりおりません。

静謐な動きのまったくない光景に、わたくしの頭のなかには、北欧、ことにシベリウス、それから英国の、こちらはディーリアスの音楽が静かに奏でられる思いでした。

今年、生誕150年(1865~1957)の、シベリウスの交響曲のランキング、ちゃちゃっとやっちゃいます。

Onegai_siberius

テレ朝の番組からお借りしたお願い戦士たちの画像に、恐れ多くも、シベリウスさまを。

7つの交響曲、いやその作品のほとんどを、60歳までに書き終えてのちは、沈黙と名声のうちに過ごしたシベリウス。

その残りの生涯に、作曲を継続していたら、いったいどんなに素晴らしい音楽が生まれていたことでしょう。
究極なまでに、凝縮された名作7番のあとの、8番を想像するだけで、震えがきます。

でもしかし、いまのわたくしたちは、7つの交響曲で、完結されたシベリウス像を享受しているわけで、その珠玉の作品たちに、感謝しなくてはなりませんね。

ランキングでは、交響曲を好きな順に、好きな演奏をあげてしまおうという企画です。

  ①交響曲第7番  短くてよろしい・・・じゃなくって、20分に凝縮された濃密さ
              人生、山あり谷あり、ここにそのすべてが圧縮された感あり

         ・バルビローリ&ハレ管の気合いとエモーショナルな熱さ
          唸り声も音楽のうち
          最後のピーク時のホルンが実によろしい

  ②交響曲第4番  暗くたちこめた雲、その中から光る輝きを垣間見るときの感動
              辛く厳しい毎日、人は所詮、孤独。
              でもそんななかに、喜びや輝きを見いだす枯淡の境地
              
         ・ベルグルント&ヘルシンキの言葉少ないなかに音楽が語る演奏
          3楽章のラルゴで、音の断片がだんだんと形をなし、じわじわと
          熱くなっていくところでは、感涙必須

  ③交響曲第5番  明るく牧歌的なれど、随所に北欧の自然の息吹が
              エンディングの面白さもいつも楽しみ、気分爽快

         ・デイヴィス&ボストン響 ヨーロピアンな美しさと、重厚さと軽やかさ
          小澤さん以外の指揮で聴いたボストンの魅力と底力
          端正ながら、これまた一本義の男の指揮、録音も極上
   
  ④交響曲第6番  渋くて、ミステリアス、和音や調性の展開も異世界の感じ
              そこに、ほのかに浮かびあがる北欧の寂しい自然と人間
              ほんとは、もっと順位を上げたいところ
              突き抜けるような弦は、鼻孔を刺激するかのような冷涼感

         ・N・ヤルヴィ&エーテボリ響 同コンビが登場したCD初期
          本場のサウンドに狂喜した。
          さりがなくも、音の節々にシベリウスならでは語感を感じ、
          その音色はクールかつ、暖か。

  ⑤交響曲第1番  チャイコフスキーの流れのなかにある幻想味とロマン
              旋律は、情熱的で、儚く、美しく、そして悲しい。

         ・渡辺暁雄&ヘルシンキ 自分にとって懐かしの演奏
          FM東京の同団のシベリウスチクルスを、カム指揮のものもふくめ
          全部録音し、社会人生活初期の侘びしい生活の夜毎の糧となった
          この曲のよさをわからせてくれた忘れ難い演奏

  ⑥交響曲第3番  シンプル、古典的、楽想が可愛い。
              北欧のさわやかな春、でも、1,2番からの作風からの決裂
              4番への橋渡しを随所に感じ、孤独感も

          ・ザンデルリンク&ベルリン響 克明な刻みが旧ドイツを感じさせる
           木管のソロも美しく、全体の様式美と、意外なまでのしなやかさも 

  ⑦交響曲第2番  一番有名な曲。通ぶってるわけじゃありませんが。
              子供の頃から、もう聴きすぎて、かえって慣れ過ぎて遠くに
              でも、聴けば聴いたで、やたらと感動する
              幻想的な1楽章と、じんわりの2楽章が好き。
            
          ・決められません。。強いてオーマンディか。
           でもやはり、セル&クリーヴランドないしは、コンセルトヘボウか。
           いや、カム&ベルリンフィルも懐かしいし、シュタインもいいよ。
           あとなんて言っても、バルビローリに、濃密バーンスタイン・・・
           もう、どんな演奏でもいいし

ということで、いずれも普遍的な演奏ばかりになってしまいました。

歳を経て、シベリウスの交響曲への嗜好や想いも変わってきました。

この先は、もう変わらないかもしれません。

演奏も、ここにあげたのは大好きな演奏のほんの一例で、CD時代になって、全集が求めやすくなったものだから、全集をそろえて、それぞれの番号を、ときに応じて聴き分けることができてます。
バルビローリ、ザンデルリンク、ヤルヴィ、ベルグルンド、ブロムシュテット、セーゲルシュタム、ラトル、オーマンディ、新旧デイヴィスなどなど。
 ヴァンスカと、サカリ、カラヤンを今後聴かねばと思ってます。

Sibelius_barbi

心の琴線に触れるシベリウスの旅、のこりの人生もともに楽しみたいと思います。  

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2013年4月12日 (金)

無人島に持っていく音楽 お願いランキング

Bg_character2

は~い、久々に登場のお願い戦士たち。

しばらく見ぬ間に、戦士も減ってしまいましたね。

というか、これがオリジナル?

最近、早く寝てしまうので見ることが少なくなった、テレビ朝日の深夜番組で、なんでもランキングをつけてしまおう的な番組の、萌え萌え~なキャラクターさんたちでございます。

こちらのブログでは、これまでお願い戦士にかこつけて、いろんな自分勝手な、それこそ自分のランキングをしてまいりました。
記事も多くなりましたので、ランキングのカテゴリーを作製することにしました。

で、今回は、よく言う、「無人島に持っていく」なにがしのランキングですぞよ。

「無人島に持っていくなら」・・・という問いかけと答えは、洋の東西を問わず世界中語れてきた重要議題です。
現代に生きる人間にとって、忘れがちなのは、インフラ系統。
電気も、水も、ガスもない生活は考えられないのですが、このような質問を浴びせると、みなさん哲学的になってしまいがちです。

ですが妄想・想像の世界に遊んで、無人島にほったらかしにされた日々のことを考えて、自分に必要な音楽ということで考えてみましょう。

本来なら1枚(1組)というところなのでございましょうが、本日にかぎりましては10傑までをお許しいただきたいと存じます。
それと、テレビはなしとしてCDのみで。

Bohm_ring1

   ①ワーグナー  「ニーベルングの指環」 全曲 ベーム

   ②バッハ     「マタイ受難曲」 リヒター

   ③佐村河内守  「交響曲第1番 HIROSHIMA」 大友直人

   ④ワーグナー  「パルシファル」 クナッパーツブッシュ

   ⑤ワーグナー  「トリスタンとイゾルデ」 ベーム

   ⑥ディーリアス 「高い丘の歌」 グローヴス

   ⑦チャイコフスキー 交響曲第5番 カラヤン

   ⑧マーラー   交響曲第3番 アバド

   ⑨ヴェルディ  レクイエム アバド

   ⑩ブリテン   戦争レクイエム ブリテン

   ⑪ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」 ベーム


オーケストラやオペラ、合唱作品ばかりになってしまった。

わたくしの偏重嗜好ということでご容赦いただきたく。

は、どうしても無人島生活では必須のため番外追加。
自然とうまくお付き合いしたいし、きっと無性に聴きたくなる曲だから。

ブリテンの反戦音楽は、一人でも常に心に刻んでおきたい。

ヴェルレクは、歌が一杯に詰まった麗しさと厳しさから。

マーラーの音楽は、自然と人間、双方を描きつくしているから。
  でも人恋しくなってしまうかも・・・・

チャイ5は、常習性ある音楽で止められないから。ヤバいっす。

ディーリアスは少なくとも1曲はないと、わたしは生きていけない。

島でひとり、恋する人=女性を思い焦がれつつお待ちしてますheart04

崇高な感情を醸成することで、誰もいない島の生活で、相手の痛みを共感して生き延びたい。

この音楽が1位でもいい。
  いまこの世にあらわれた心の提琴にふれる音楽。
  聴く状況に応じて、叱咤し、力づけ、癒す、そんな佐村河内音楽は無人島生活に必須。
  これさえあれば、世をはかなんで死を選んでしまうことは絶対にない!

おお「マタイ」、なにゆえ、そなたは「マタイ」なのか!
  完璧すぎるバッハの音楽。
  心が痛み、十字架の重荷を負担したくなるが、ここは無人島なのだ。

リングはどこまで行っても、何度聴いても、その環は最初に帰結し、繰り返される。
  お終いの始まり。
  先の見えにくい無人島生活にあっては、終わりないドラマと音楽が最適なのだ。

Ueno3

さてさて、みなさまの無人島音楽はいかがですか?

お願いランキングは、次回、R・シュトラウスをやってみようと思ってます。

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2012年9月22日 (土)

お願いランキング~アンコール曲

Mana Fuku

芦田愛菜ちゃんと鈴木福クンでぇ~す。

こちらのブロンズ像は、東京駅の丸の内仲通りで行われている「BENCH ART IN MARUNOUCHI」。
時代をリードした20人が、こうしてベンチに座って思い思いのポーズをとってます。
家康や竜馬、西郷さんなんかもいましたよ。
コンプリートできませんでしたが、近く、写真集としてUPしておきます。

Onegai

さぁて、またもやお願い戦士たちの登場。

今日のランキングのお題は、コンサートのお楽しみのひとつ、「アンコール」だ。

今回は、オーケストラコンサートに絞っての自分のランキングですよ。

定期演奏会では、めったにないけれど、特別演奏会や来日演奏会では必ずきます。

でも、最近は、マーラーのように長大で、かつピアニッシモで終わったりする曲も多く、その余韻のためにもアンコールは不要だったりします。

しかし、メイン曲が華々しく終わったあとは、やっぱり欲しいですね、アンコール。

前の曲との関連性は無視して、わたしの聴きたい・好きなアンコール曲を列挙しますよnote

 1.ワーグナー 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲

 2.ヴェルディ  「運命の力」序曲

 3.プッチーニ 「マノン・レスコー」間奏曲

 4.ブラームス 「ハンガリー舞曲」第1番

 5.バーンスタイン 「キャンディード」序曲

 6.V・ウィリアムズ 「グリーンスリーヴス幻想曲」

 7.ドヴォルザーク 「スラヴ舞曲」第8番

 8.バターワーズ  「青柳の堤」

 9.ウェーバー   「魔弾の射手」序曲

10.J・シュトラウス 「こうもり」序曲

11.ビゼー      「アルルの女」 ファランドール

12.シューベルト  「ロザムンデ」間奏曲


13.シベリウス   「ロマンス」

14.チャイコフスキー 「くるみ割り人形」 花のワルツ

15.「ロンドンデリーの歌」

 番外大穴  J・ウィリアムス 「スターウォーズ」


定番もあるし、なにそれ? も、あります。

そして、華々しい曲に、しみじみ曲。

アンコールは、こんな風に、聴き手の心を楽しく、そして安らかにして、帰宅の途につかせるための大切な10分間なのです。

わたしの場合、どうしてもオペラの曲が多いですが、ワーグナーなら「ローエングリン」3幕前奏曲や、「ワルキューレの騎行」となるところが、それらはどうもその終結部の編曲が気にくわないので、完結感あふれる「マイスタージンガー」ということになります。

それとアンコールの才人(?)、カルロス・クライバーをちょっと意識して、8~10。
盛り上げの巧さでは天才。
そして、いまのアンコール王子は、ヤンソンス。
偶発性の爆発力でもって、オケも聴衆も乗せまくっちゃう。
アンコール曲のCDまで出しちゃった。
あと、プレートル、昔の小澤さん、シモノフなんかが面白い。

器楽や歌となるとまたいろんな曲が思い浮かびますね。
それはまたいずれ・・・・。

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2012年7月 4日 (水)

プッチーニ お願いランキング

Ouji_13

王子の紫陽花。

色とりどりの場所がありましたよ。

アジサイは、咲いているあいだは、こんなにキレイなのに、咲き終わると、どうしてあんなに哀れにも枯れ果ててしまうんでしょう。
梅雨が終わるまでのこの美しい姿であります。

そして、今日は、プッチーニ

昨晩、神奈川フィルの「トゥーランドット」を聴き逃したものだから、CDで聴いておりました。

そうしたら、また、ランキングがしたいという欲望に目覚めまして、わたくし、さまクラ・プッチーニ・ランキングをやってみたぞ。

Puccini_1jpg

いつものように、テレ朝さんから、お願い戦士たちをお借りします。

http://www.tv-asahi.co.jp/onegai/index.html

あらま、ジャコモ・プッチーニ先生、いつもながらダンディでございますことでございますね。

モテモテだったプッチーニには、いろんな噂も絶えなかったけれど、おかげで嫉妬深かった妻エルヴィーラから強烈な苛めを食らった家政婦の少女が思い悩んで無実の自殺をしてしまうという事件まで起きております。

戦士美女たちに囲まれて、ご満悦のプッチーニ先生。

奥さんも奥さんだけど、そんな風にしてしまったプッチーニもプッチーニ。

でも、おかげで、プッチーニが描きだした女声の登場人物たちは、男のわたくしが言うのもなんですが、いろんなタイプの女性がいらっしゃいます。
なかでも、プッチーニが好んだのは、つつましく、健気、そしてどこか影を背負って同情を引くカワイイ女性。でも一本芯が通った女性。
フィデーリア(エドガール)、ミミ、蝶々さん、マグダ、アンジェリカ、リューなどがそれです。

一方で、愛のため、体を張ってまで強く生き抜く女性として、マノン、トスカ、ミニー、ジョルジェッタなどがいらっしゃいます。

そして、一番異質なのがトゥーランドットsign01
冷徹な人情なしの姫様から、愛を知りひとりの女性へとオペラの中で変貌を遂げる。
リュウという存在があって、その対比が鮮やかなのだけれど、そのリュウの悲しすぎる犠牲とカラフの情熱とが、「氷のような姫」の心を溶かすことになる。
ますます、リュウが憐れに思われてきて、カラフという男の身勝手を許しがたくなるもの人情で、アルファーノがやむなく引き受け仕上げたハッピーエンドが、空々しく感じるのです。
このあたりは、演出の解釈の腕の見せ所で、今後ともに、いろんな最終場面が出てくるのではないかと思ってます。

さて、わたくしのプッチーニ・ランキングです。

   1.「ラ・ボエーム」

    2.「トゥーランドット」

 
   3.「つばめ」(ラ・ロンディーヌ)

   4.「蝶々夫人」

   5.「修道女アンジェリカ」

   6.「トスカ」

   7.「エドガール」

   8.「マノン・レスコー」

   9.「西部の娘」

 
  10.「ジャンニ・スキッキ」

 
  12.「外套」

  13.「妖精ヴィッリ」

番外編

   「交響的奇想曲」「交響的前奏曲」


こんな風に順番を付けても、思えば、プッチーニ全部が好き。
ここにあげたのは、残されたオペラのすべて。
「アンジェリカ・ジャンニ・外套」を三部作としてひとつに捉えると、5位にきます。

プッチーニとの出会いは、1973年のNHKイタリアオペラの「トスカ」のテレビ観劇。
中学生のわたくし、すぐに、カラス(プレートル盤)のレコード、そしてその年のクリスマスにカラヤンの「ボエーム」のレコードを買って、擦り切れるほど聴いたものでございます。
もちろん、歌ってましたよ、ロドルフォとカヴァラドッシとスカルピアをね。

ワーグナーとプッチーニ、そしてヴェルディとモーツァルトは、この時期から聴きまくっていたのでございます。

そして、いま、マーラーやR・シュトラウスも同様に愛するようになって、プッチーニの音楽の甘味さだけでない革新性を、その秀逸なドラマとともに味わいつくすようになったのでございます。
プッチーニは、有名どころばかりでなく、そのすべてを聴き尽すことによって見えてきた、この作曲家の愛すべき弱さと強さもわかるようになりました。
優れた台本あってこそ秀逸なオペラが生まれたと言う点では、R・シュトラウスと相似していて、同時に台本がちょっと弱くても、この作曲家特有の女性への優しさ、そして汲めども尽きぬ美しいメロディの宝庫に溢れているという点でも、シュトラウスに同じくするところです。

ですから、ここ数年に知り合った「つばめ」(ラ・ロンディーヌ)には、わたくしは、とても愛着と愛情を感じているんです。
奔放に生きてきた女性が、ひとりの純朴な青年の愛を知り、ふたりで愛の巣を築きますが、いつか、こんな汚れた女は青年には相応しくないと、身を引いて、かつての生活につばめのように帰ってゆく、ちょっと悲しいオペラなんです。
「トラヴィアータ」と「ばらの騎士」を思わせる筋立てに、思わずホロリとさせる素敵な音楽がしつらえられているんです。


思えば、神奈川フィルは、このところ、わたしにとって大切な作曲家ばかり続いて演奏してくれてます。
マーラー、ワーグナー、R・シュトラウス、プッチーニ。その間に、松本のナイスなベートーヴェンも。
このオーケストラの音色にまたぴったりくる音楽たちなんです。

プッチーニ大好きheart

みなさまの順位はsign02

Ouji

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2012年5月27日 (日)

ワーグナー 「ニーベルングの指環」 お願いランキング

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みなとみらい地区へは、今回東口から新高島を経由して歩いてアプローチしました。

こちらの美術館の前庭には水が緩やかにはってあったのではないかしら?

神奈フィル・ワーグナーを聴く前の自分でした。

Onegai_runking_1

さあ、今日はテレ朝さまより、お願い戦士たちをお借りして、これまたいかにも、の、ワーグナー「ニーベルングの指環」ランキングをこれまた、やっちゃいますで、ございます。

一昨日の、神奈川フィルハーモニーの「リング」抜粋は、ほんとに素晴らしくって、興奮冷めやらぬなかの記事も、いま読むと恥ずかしかったりもしますが、直後の感動をうまく言葉として残せたのではないかと思います。

ワグネリアンとして、応援する最愛のオーケストラ・神奈フィルがピットに入って演奏した「タンホイザー」を聴き逃したことは、最大の失敗でした。

ワーグナー演奏のトレンドは、常に変化しつつありますが、いまやカリスマ的な存在となったバイロイトの音楽監督ともいうべきティーレマンは、古きに軸足を置いたようなズシリと重厚なるワーグナー。
ベルリンフィルのラトルも低音域は重くしっかりしている。

スッキリ系の透明感あふれるワーグナーは、ブーレーズやアバドだけれど、こうした演奏もだんだんと少なくなってゆくのだろうか。

今年のバイロイトの指揮者は、ティーレマン、P・シュナイダー、ネルソンス、P・ジョルダン。
ベテランと若手の混合ですが、ネルソンスやジョルダンは活きの良さがウリ。
古楽もこなすヘンゲルブロックのタンホイザーは契約がこじれ1年でおしまい。
バラエティ豊かなバイロイトのワーグナーは、そっくりいまのワーグナー演奏事情に反映されております。

でも、現田&神奈川フィルのワーグナーはそれらに負けず、オリジナルなワーグナーでした。
お聴きになっていない方々からは、ウソつけと言われてしまいましょうが、彼らのワーグナーは、ブーレーズやクリュイタンス、そしてベームのワーグナーと親近感を持つものでした。
ラテン的な透明感と明晰さ、輝かしさとしなやかさ。

ホールには奥様の佐藤しのぶさんがいらっしゃいまして、休憩後、席に戻るときにわたしの真前、お帰りも同様にすぐ前を歩いてらっしゃいました。
目立つお方ですが、思えば旦那さんとともに、わたくしと同期なんですね。
わたしもしょぼくれてないで、お二人の眩しさを見習わなくては。

長い前置き恐縮でした。

わたくしの好きな「リング」のランキングです。

手持ちの音源が前提。

Bohm_ring_2

 ①ベーム&バイロイト

 ②ショルティ&ウィーンフィル

 ③カラヤン&ベルリン・フィル

 ④ブーレーズ&バイロイト

 ⑤ヤノフスキ&ドレスデン

 ⑥K・クラウス&バイロイト(53)

 ⑦カイルベルト&バイロイト(52)

 ⑧ハイティンク&バイエルン放送


こんな感じになります。

ベーム盤は、わたしの中学生時代の初リング。
シュタインのバイロイトリングで練習しつつ、親・親戚の協力のもと、正規に手にいれることが出来た記念碑的なリングのレコードでした。
来る日も来る日も、聴き続けたこのリングは、同じ「ベームのトリスタン」と並んで、わたしのワーグナーDNAの基になっているものです。

①~③は揺るぎありませんが、以降は順不同でもいいです。
世に名高いカイルベルトの55年ものは、まだ手にしておりません。
おまけに朝比奈盤も。

ただいま、CDでは、15種類のリングを所有しておりました。

ちなみに「リング」上演には、演奏会形式もふくめて5度。
そのうち「ジークフリート」と「神々の黄昏」は日本初演もありでした。

その音源画像は、左手バーのマイフォトにあります。

いまは自制しておりますが、DVDも含めて増え続けたリング、しいてはワーグナーの音盤。

FM放送の音源もいれると無尽蔵にありまして、それらを今後どうしたものか悩み中なんです。

ちなみにFM音源の「リング」のランキングは、一部欠落もありますが次のとおり。

 ①シュタイン&バイロイト(74、75年)

 ②P・シュナイダー&バイロイト(84、85年)

 ③シノーポリ&バイロイト(2000年)

 ④A・フィッシャー&バイロイト(2004年)

 ⑤ショルティ&バイロイト(83年)

 ⑥レヴァイン&バイロイト(98年)


バイロイトでは約5年のサイクルで、演出と演奏家が入れ替わるので、最後の年ほど、その熟成ぶりが高まるのです。
ブーレーズや1年で降りてしまったショルティの初年度は散々でした。
でも、シュタインやシュナイダー、フッシャーのような熟練オペラ指揮者にはムラがないところもまたおもしろいものです。

またまた、おバカな記事を書いてしまいました。

神奈川フィルのコンサートで、「リング」抜粋に興味をお持ちの方々、是非全曲盤にチャレンジしてみてください。
しかるのちに映像にも接していただきますことも。

ワーグナー漬けのワタクシ、次回まで「リング」してますので、あしからず、お許しください。
お口直しに、下記は、いまベルリンフィルで行われております「ワルキューレ」のライブの別撮りの一部です。

http://www.digitalconcerthall.com/ja/concert/2580/


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2012年2月 8日 (水)

アクセスエリア お願いランキング

Bg_character_2

「テレビ朝日」さんから拝借のこのお馴染みの画像。

お願い戦士たち、といって、いろんなランキングを付ける女武将たちです。

すっかり枯れて、意気も萎えたワタクシですから、萌えぇ~って感じにはなりませんがね、ランキングをつかさどる戦国アイドルたちは、なんだか好きなんだなぁ、これが。

気がつくとブラックな娘が増えてるし。

でも、最近、人気投票が行われて、最下位戦士は強制卒業。らしい。

ははっ、詳しくはウェブで・・・・。

http://www.tv-asahi.co.jp/onegai/special/contents_sousenkyo/

そこで、今日は、お願い戦士たちが発表する、「さまよえるクラヲタ人」アクセスランキング~

ブログプロバイダーのデータ解析をしてみました。

アクセス数、時間帯、検索ワード・フレーズ、そのほかさまざま。

その中から、アクセスエリアについての都道府県ランキングをしてみました。

うかがわれるには、自分の居住エリアと、人の多さによる集中ということでの順位でしょうか。

ここ4ヶ月間の累計。

 ① 東京  35%
 ② 神奈川  7%
 ③ 大阪    7%
 ④ 愛知    5%
 ⑤ 千葉    4%
 ⑥ 埼玉    4%
 ⑦ 北海道  4%
 ⑧ 長野    3%
 ⑨ 京都    3%   
 ⑩ 兵庫    3%

  茨城、福岡、三重、新潟、静岡、秋田、山形、愛媛・・・

少ないながら全47都道府県からまんべんなく、アクセスいただいておりました。

総体で、国内=日本語エリアが94%

海外が6%・・・・英語圏、中国語、フランス語、独語、韓国語、ロシアほかの順。
わずかですが、海外在住の日本の方が主体でしょうが、なんだかとっても嬉しい。

ともかくありがたいですね。

正直、むちゃくちゃな毎日でして、ブログ更新もかなりヘコタレてまして、いっそ止めてしまえ、とも思ったりもしてます。

アクセス数データは、公開してませんが、かなりそこそこの数となりました。
しいて言えば、開設6年間でトータル、最南端の県人口くらいでしょうか。

ほんとにありがたくも、かしこくも存じます。

手抜き記事や、マンネリ感、コンサートなし・・・・・、どうも納得できない更新もあります。
ご紹介したい曲も、思うように時間が取れず、自分で未消化のまま記事にできないイライラ感や不安感が募ります・・・・・。

ろくに音楽も聴けない日もありまして、そんな夜には、驚くべきことに、音楽を聴いている夢を見るんです。
昨夜は、なんとブルックナーの7番と2番が鳴ってましたよ。
亡父や亡伯父も登場して、なにかとリアルで、夢のなかでも忙しく、疲れて朝暗いうちに目が覚めてしまいますよ。

いかんいかん。

とか言いながら、酒に逃避しつつも、ブログ記事に相対することで、実は気が晴れたりしてるんですな。
どうするか考え中、悩み中ながら、先細り、もしくは消滅するかもしれない当ブログをご覧の全国津々浦々の皆さま、当面どうぞよろしくお願いいたします。
 

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2011年11月19日 (土)

結婚式に・・・・もう一度、お願いランキング

Hanayamapark6

まだ肌寒い春に・・・、の、ような桜のアップ写真ですが、これはこのところ掲載してます、群馬のフユザクラ。
年に二回もお花見が楽しめるなんてエエですなぁ~

そして、そう何回もしない方がいいかも、でも、またやってみたい、けれども人のなら何度出ても楽しいのが・・・・・・結婚式ですな。

Onegai_weding_3

ピンクリボンをあしらってみました。

お願い戦士たちも、ますます萌えぇ~ですな。

前回「死んだら」企画を出したところで、今回のお願いランキングは、「結婚式に流したいクラシック音楽」ということで。

いまを去ること、ウン十年前、ワタクシの結婚式では、お好きな音楽を流してもいいですよ・・ということになり、わたくしが音楽担当ということで、好き勝手やらせていただきました。
ただひとつ言えることは、最初こそ、ジャ~~ン!と、式場に盛大に鳴り響いて、おぉーーってなことになりましたが、宴も進み、酒も進むと、流れている音楽なんて、まったく関係ない。
おまけに、注ぎにきて、そこで一緒にイッキ飲みを強要する会社の連中ばかりだったから、死ぬほど飲まされてしまって、ヘロヘロになったわたし。
なにがなんだかわからずに、終宴の父の挨拶になってしもうた。

そんなムチャクチャな式でしたが、心ある人(?)は、「○○さんらしい、いい式に、音楽でしたね」と言っていただいたので、とっても嬉しかったりしましたね。

まずは、その時の選曲をここに、式の順番に記憶をたどって書いてみます。

①ワーグナー 「ローエングリン」~結婚行進曲 ケンペ

②ショパン ピアノ協奏曲第2番~2楽章 ポゴレリチ

③ラヴェル ピアノ協奏曲~2楽章 アルゲリッチ

④プッチーニ 「蝶々夫人」~ハミングコーラス シノーポリ

⑤ディーリアス 「村のロメオとジュリエット」~楽園への道 バルビローリ

⑥ラフマニノフ 交響曲第2番~2楽章 プレヴィン

⑦マーラー   交響曲第3番~愛が私に語ること アバド


こんな感じでした。
この間、かみさんの好きな曲や、ユーミン、ビージーズ、N・キング・コールなども。

亡き父が、最後に出口に立ち、訥々とご出席の皆さまに挨拶を述べたときの、最後のとっておきの音楽が、⑦のマーラーでした。
わたくし、感極まって、はらはらと泣いてしまったのでした・・・・。

父の思い出とともに、人生で忘れられないシーンのひとつであります。

そんな新鮮な結婚も、いまや・・・・・・・・(無言)。

いま、もう一度、結婚式をあげるなら、お願いランキングぅ。
ランクは順不同です。

①ワーグナー 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲

②R・シュトラウス 「ばらの騎士」 前奏~銀のバラの贈呈~終幕

③モーツァルト 「フィガロの結婚」 全部のアリアを垂れ流し

④チャイコフスキー 交響曲第5番 2楽章

⑤シューマン ピアノ協奏曲 2楽章

⑥ディーリアス 「夏の庭園で」

⑦バッハ カンタータ「心と口と行いと生きざまをもって」

⑧プッチーニ 「蝶々夫人」 二重唱

⑨RVW 「揚げひばり」

⑩コルンゴルト ヴァイオリン協奏曲

☆☆☆マーラー 交響曲第3番~「愛が私に語ること」


長すぎの式になりそう。

初回の自身のランキングも、実は我ながら素晴らしくて、どちらも捨てがたい。
そして、マーラーの3番はテッパンですな

いじれにせよ、幸せな音楽は聴く人も幸福な気持ちにします。
死んでも、生きても、きっと音楽は常に自分と共にあると思います。

これから、ご結婚の若い衆、音楽婚、企画しますよ(笑)

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2011年11月 4日 (金)

わたしが死んだら(?)・・・お願いランキング

Hanayamapark2

色づく紅葉。

親類の墓参りに群馬に行ってきました。

紅葉と桜、珍しい光景が望めましたので、順次画像UPしますね。

Onegai_runking_2mono

こんなこと、書いたものだろうか、と思ったりもしたけれど、この際だから残しておきます。

もう数十年もたってしまった父の死だけど、いまだに夢には元気な姿で出てくる。

思い出の中に、心の中に、しっかり生きてる肉親や親族。

死とはそういもので、残された人は、それぞれにその思い出として心のなかに、亡き人を受け入れてゆくのでありましょう。

 告別の儀式も、時代の様相や変化で、形式から、より自由で、故人の遺志や家族の思いを尊重したものになってきました。
わたしの知り合いは、音楽葬なるものをプロデュースしようとしてるくらい。

音楽好きは、私が死んだ時はこれを・・・とよく口にしたりしますね。
若杉弘さんの、お別れ会に立ち会ったときは、フォーレのレクイエムの最終曲「楽園にて」が流されました。
若杉さんは、生前、奥様に、「お別れの時は、この曲もいいよね」と語っておられたとか。

そこで、今回は、ワタクシ、さまよえるクラヲタ人が、いずれ死んだら、死出の旅路に流して欲しい音楽をランキングいたします・・・・。

お願いランキングの萌え燃えのお願い戦士たちも、本日ばかりはモノクロームに沈んでおります。
右手の透けて見える幽霊戦士がいかにもの雰囲気でざ~ますな、これがまた。
おっ、左手は新顔の武装戦士じゃん。

死んだときに流す曲、といっても、どういうシテュエーションだろ?
式は楚々と、大掛かりにせず静かに。
いや、式などどうでもいいから、誰聴くともなく、音楽を1日ずっとかけて欲しい。
そんなときに、死んだ自分はその音楽を聴けているのだろうか、永遠に不明の謎ながら、これが最後というイメージも持ちながら、選択してみた音楽。

だから、レクイエムばかりでなく、自分への癒しの音楽や、本当に好きな音楽、しかし華美でなく静かめな曲、という感じになりました。
思いつくままに選んだら70曲にもなっちゃった。
それをさらに厳選して、10曲に。
死んだときのことを考えて、なんでこんな断腸の選択をするのか、ばかばかしくなってきたけれど、まぁ、ご参考までにご覧くださいまし。

①R・シュトラウス 「最後の4つの歌」

②フィンジ  「エクローグ」または「クラリネット協奏曲」

③ディーリアス 「村のロメオとジュリエット」~楽園への道

④バッハ 「マタイ受難曲」~ペテロの否認とコラール、最後の合唱

⑤フォーレ 「レクイエム」~ピエ・イエズス

⑥ワーグナー 「ワルキューレ」~ウォータンの告別

⑦モーツァルト ピアノ協奏曲第27番

⑧マーラー 交響曲第4番~3,4楽章

⑨エルガー 交響曲第2番~2楽章

⑩プッチーニ 「修道女アンジェリカ」~母もなく&間奏曲


うーーーむ。

これには困った。
捨てがたい音楽がありすぎ。
10曲はキツイよ、お客さん。

というわけで、参列者や家族も去ったあとに、だらだらと音楽は続くのでありました。

⑪プッチーニ 「ジャンニ・スキッキ」~わたしのお父さん

⑫R・シュトラウス 「カプリッチョ」~月光の音楽・終曲

⑬ハゥエルズ 「楽園讃歌」

⑭ヴェルディ 「レクイエム」全曲!

⑮マーラー 「大地の歌」~告別

⑯ワーグナー 「トリスタンとイゾルデ」~愛の死

⑰ワーグナー 「パルシファル」~聖金曜日の音楽

⑱シューベルト 「未完成交響曲」

⑲シューベルト 「冬の旅」

⑳ディーリアス 「夏の歌」


あぁ、こうしてそれぞれの曲を思いながら書きこんでると、それぞれに愛着と憧憬を感じ、今さらながらに、生への未練と執着を覚えてゆく。

こんな素晴らしい音楽たちに囲まれて、わたくし、死んでなるものか。
死ぬまで生きるぞ!
とかいう具合に気合が入ってしまったのでございました。

ばかですねぇ~

でも、こうしたランキングという楽しいお遊びツールにかこつけて、いざというときの備忘録を作っておくのも一興かと存じましたね。

思えば、このブログで何度も取り上げている音楽ばかり。
自分の好きな曲が、その時の曲になるのでしょう。

皆さまは、その時の曲、どんな曲ですか?

(未練たっぷりにわたくし、ブラームスのドイツレクイエム、ばらの騎士の伯爵夫人のモノローグ、コルンゴルトのオペラの数々、シュレーカーの烙印、RVWの揚げひばり、交響曲3&5、新世界のラルゴ、アルウィンのリラアンジェリカ、ベルクのヴァイオリン協奏曲・・・・とまだまだしつこく人生に執着中)

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2011年7月 2日 (土)

神奈川フィルハーモニー お願いランキング

Onegai_runking

ワーグナーマーラーに続いて、お願いランキング第3弾をやります。
(テレ朝サイトより拝借の図)

萌え燃え戦士たちのお願い聞いて!

神奈川フィルハーモニー・バージョンだよnote

萌えっーーー、っの彼女たちが、神奈川フィルハーモニーで聴きたい曲を10傑選ぶわよっscissors

Kanaphill_2011

神奈川フィルハーモニーを聴きだして、そんなに長くはないけれど、ずっと昔から聴いてきたような気がする。
1970年創立。わたしのクラシック歴と、ほぼ同じくらいの歴史。
神奈川に育ちつつも、成人後、神奈川を出てしまったわたくしの、後悔のいくつかのひとつが、神奈フィルと、もっと早くに出会い、応援してこなかったこと・・・。

ブログを始めて、そのおかげでお勧めいただき、以来ぞっこんとなった神奈川フィル。
郷土意識と、それに加えて、予想外に素晴らしいオーケストラとの出会い。
ドイツ魂とそれをも飲みこみ、美しい音に収斂してしまう独特の個性。
それは、現田、シュナイトという、名伯楽にも開眼するということの裏返しだった。
オケにとっては、辛口だったシュナイト翁の持つ、奥深いヨーロッパの伝統。
それに加え、現田さんの、オペラの呼吸。互いの音楽を聴きつつ築く共同作業。
そして、明るい輝かしいサウンドの構築。

そんな個性を殺さずに、先端マーラーの真髄をさりげなく聴かせてくれた聖響さん。

じつに、いい流れです。

でも、個性ある響きゆえに、絶対に聴いてみたい音楽を、頭のなかに思い浮かべることができます。
そんな私のランキングです。
私の嗜好が第一に反映されてますのであしからず、です。

また、これまで聴いて、堪能してしまった曲は除きました。
でも、それらも何度も聴きたいっす。
一例をあげれば、マーラーのすべて、ラフマニノフの第2交響曲、チャイコの5番、ブラームスとシューマンのすべて、新世界、幻想、エルガーの交響曲、グリーグ、プッチーニ・・・などなど。

以下、指揮者はというと、ご想像にお任せします。

 ①マーラー 交響曲第8番「千人の交響曲」

 ②ワーグナー 「ニーベルングの指環」オケ版

 ③ツェムリンスキー 「人魚姫」

 ④コルンゴルト ヴァイオリン協奏曲(Vn:石田泰尚)

 ⑤ホルスト   「惑星」

 ⑥スメタナ   「我が祖国」

 ⑦R・シュトラウス 「アルプス交響曲」(または家庭交響曲)

 ⑧メシアン   「トーランガリラ交響曲」

 ⑨モーツァルト 「ポストホルン」デレナーデ

 ⑩レスピーギ  「ローマ三部作」


以上が10傑。

でもずるいワタクシ、もう少し追加。

 「ショスタコーヴィチ4・6・15番」、「シェーンベルク ペレアスと浄夜」、「ペトルーシカ」、「メリー・ウィドー」、「シベリウス1番」、「ベルクとバーバーのヴァイオリン協奏曲(石田さん)」、「ドヴォルザーク 8番とチェロ協奏曲(当然に山本さん)」、スクリャービン「法悦の詩」、「アルルの女(わたしは聴いてない)」、「ラヴェルのすべて」・・・。

もっとありますが、聴衆をつなぎとめるにも、このあたりが限界。

名曲路線と、うまく組み合わせて、その持ち味を発揮して、クラヲタ君の気持ちにも応えて欲しいと思います。

お客さんの入りに直結する収入。
冒険は辛いし、決しずらいと存じます。
でも、在京オケでは、ある意味普通に聴ける曲でもあります。
冒険ではなく、いまの音楽ファンの嗜好でもあるとも思います。

神奈川フィルの持ち味は、競争厳しい在京オケに比べて、遜色ないものですから、東京オケに向かうファンを獲得することが必須。
そのためにも、コアなファンを定着させることが大事だと思いますし、その上に、名曲やソリストに魅かれるファンを加えてゆけばよろしいかと存じますが、いかがかと。

ともかく、神奈川フィルハーモニーを聴きましょう!
きっと、あなたは虜になってしまうでしょう!

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