カテゴリー「旅行・地域」の記事

2014年3月 4日 (火)

むかし話、ルツェルン訪問

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いまのところ、人生で唯一のルツェルン訪問は、1989年でした。

25年、四半世紀も前の出来事。

そう、わたくしの新婚旅行だったのですよ。

少人数のツアーだったけれど、チューリヒ、ウィーン、ミュンヘン、ヴュルツブルク、ルツェルン、ジュネーヴ、パリ。

豪華な1週間。

そのなかに、ウィーンでのオペラ鑑賞や、ふんだんな自由時間、憧れのワーグナーのノイシュヴァンシュタイン城も入ってました。

思えば、いまやクラシック音楽と無縁の、かみさん。
よく、着いてきてくれたもんだ。
いま思えば、奇跡とも呼べる。

現在、そんな企画を持ち込もうものなら、「あんた、ひとりで、勝手に行ってくれば、お金はしらないよ・・・」という定型文が、冷たく言い放たれます。

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ルツェルンは、コンパクトで、ルツェルン湖を中心とした、歴史とドイツ中世的なヨーロッパの雰囲気あふれる、とても美しい街でした。

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湖の周辺は、このようにリゾート感あふれる光景。

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ちょっと中に入ると、教会の尖塔が立つ、厳かで清廉な雰囲気。

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一番最初の画像が、ルツェルンの代名詞とも呼ぶべき、湖とつながるロイスを横断することのできる「カペル橋」。

木製の、中世当時そのままの歴史的建造物。

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橋の中は、このように全面、通し屋根に覆われていて、梁の部分には、宗教画があしらわれているんです。

ところが、このカペル橋は、私が訪れた4年のち、火災で焼失してしまいました。

いまは、復元されてますが、ほんとうにいい時期に見ておいてよかったです。

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メインの橋(焼けてしまった)から西側には、旧橋があります。

この景色の美しさ。

シューベルトが、佇んでいそうな雰囲気でしたよ。

教会や、湖畔の公演、中世の歴史感じる史跡、そして、かのワーグナーゆかりの館など、ルツェルンの街は、音楽好きにとって、外せない街なんです。

Luzern
              
             (1989年、ルツェルンで入手した地図の一部)

左手が、カペル橋。

真ん中に赤マルしたとろが、コングレス・ザール。

いまの、文化交流センター、ルツェルン音楽祭の本拠地です。

ホテルが、またきれいで、ホスピタリティ満載でした。

荷物の取り違えがありましたが、それは、日本人内のツアーの仲間同士。

お互いに、あれあれ、と笑い合うことで問題ないのでしたが、ホテル側は、そんなこととは関係なく、最高の部屋をあてがってくれたし、その部屋には、とんでもなく素晴らしいフルーツの盛り合わせと、お詫びのレターが添えられてました。

ドイツ語圏のスイスに、日本人として、おおいなる親近感と、感謝をいだいたものです。

そこゆくと、同じスイスでも、フランス語圏のジュネーヴは、もっとラフで、おおざっぱ。
イタリア語圏は、行ったことありませんが、それまた違うのでしょうね。

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夜、ひとりで、ルツェルンの街に散策にでてみました。

市街のあちこちにひろがる、こんな素敵な絵のような光景。

ともかく、人も少なく、行き交う人も、他人を気にとめることもなく、安全きわまりありません。

昼に渡ったカペル橋の西の旧橋を渡って、対岸を歩きました。

ルツェルン音楽祭の、コングレスザールの手前に差し掛かりました。

ほんとに、小さな市民劇場があり、そこは、周辺が真っ暗な中にも、暖かな暖色の照明によって、浮かびあがってました。

ヨーロッパの街々は、当時、日本のように、すべてが明るい照明によって白日のもとにさらしだされる雰囲気はまったくなくって、暗さと明るさの対比が豊かで、安らぎの美しい雰囲気があった。

そんなことを思っていたら、耳に届いた劇場からの音楽。

チレーアの「アドリアーナ・ルクヴルール」でした。

ドイツ語圏のここ、ルツェルンで、まさかに聴いたイタリアオペラのフレーズ。

劇場の外へ、まる聴こえ。

そのすべての節々を、当時から理解していた大好きなオペラ、「アドリアーナ」を、ここで立ち聴きしようとは!

ルツェルン湖のほとりで、わたくしは、いつまでも、音響対策の緩い劇場から漏れてくる音楽に、ひとり聴きいったのでした。
開演中だったし、ともかく、ひとっこ一人いないんです。

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湖には、白鳥さんも。

このルツェルン訪問から14年後、最愛のアバドが、自らオーケストラを立ち上げ、音楽祭の中心になろうとは、思いもよらぬことでした。

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2010年に、行こうと思えば行けた。

仕事のこともあり、決断できませんでした。

残念なことをしましたが、アバドがこの地を愛したことが、自慢じゃないけどよくわかる。

ともかく美しく、優しい街、ルツェルン。

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2011年12月23日 (金)

さまよえるクラヲタ人 IN松山 with ボストン・ポップス

Matsuyama_1

松山に行ってきました。

お仕事です。

こちらは、街の繁華街、大街道のアーケード。

なかなかのものです。

Matsuyama_2

夜は、瀬戸内のお魚で一杯。

活イカがまたウマイのなんのって。
コリコリで甘い。
残りは天ぷらか、塩焼きで。

愛媛は日本酒も最高!

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ラーメン文化はちょっと薄いけれど、いつも行ってしまう「豚珍行」という店。

野菜多めのシャキシャキ餃子が最高にウマいのと、うれしいのはミニラーメンがあること。

野菜出汁も効いて少し甘めなのですがね、一味唐辛子で締まります。

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そして本日は、仲間と企画したイベント。

個人的にちょっとご縁がありました名波浩さんをお迎えして、四国一のショッピングセンター、フジのエミフルMASAKIにて、サッカー教室とトークショー。

チームワークや状況観察、判断力をやしなうような驚きのメニューがふんだんで、さすがは名波さん。
子供たちへの目線もとても暖かいものがありましたし、アドバイスひとつで彼らがどんどん変わってゆくのがわかりました。

音楽でいえば、指揮者と同じで、技術や知識以上に、人を導き引っ張ってゆく力は、指導者として必須のものなのです。

Matsuyama_5 

たくさんのお客様に集まっていただいたトークショーも大盛況。

お店の素晴らしいバックアップ体制にも散々助けられました。

ありがとうございました。

Matsuyama_6

「坂の上の雲」にわく、松山空港のツリー。

最終便で、ご一緒させていただき東京に帰りました。

Tokyotower

東京では、いつもの東京タワーがお出迎え。

天皇誕生日に、ホワイトカラーのダイアモンドヴェール。

22時数分前だったので、下から順に消えかかってましたね。

疲れましたが、楽しい、そして充実の1日でございました。

Bosuton_pops

日付がイブに変わる間際に、クリスマス音楽を。

ジョン・ウィリアムスボストン・ポップスのクリスマス・アルバム。

冒頭のWe wish you a Merry Christmasに続いて、クリスマス・フェスティバルという有名曲ばかりのメドレー、そのあとキャロルとクリスマス・ソングのメドレー。
そして面白いのは、アイヴズの「クリスマス・キャロル」。
あのアイヴスとは思えないくらいの清純清冽な音楽でした。

このコンビの初期の80年のフィリップス録音。
ボストンにおけるフィリップス録音の素晴らしさは皆さまご存知のとおり。
ここでも目の覚めるような鮮やかさと、ホールトーンの自然な響きが味わえます。
そして、フィードラー時代とはまた違った意味でのゴージャスなアメリカンサウンド。
誰もが夢見るアメリカのクリスマスって感じです。

皆さま、明日はよきクリスマス・イブを。

そして、いつでも企画しますよ、今日のようなイベント。
お任せください(笑)。

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2011年9月25日 (日)

In Sapporo with Die shönsten Operetten-Melodien

Sapporo

100年を迎える札幌大通公園。

Sapporo2

「さっぽろオータムフェスト」開催中。
ビールやラーメン、ご当地グルメ、旬の素材料理などのお店が驚くほど出てまして、賑わってましたよ。
わたしは、目的の店があるので、観察するだけでガマンです。

Die_schonsten_operetten_melodien

ドイツオペレッタの美しいアリアを集めた1枚を聴きながら。
なんといっても、レハールの「微笑みの国」から「Dein ist mein ganzes Hertz」。
テノールアリアの中でも、もっとも好きな曲のひとつ。
ルネ・コロの甘い美声で。

Sushiman_3

そして、1年以上ぶりのお寿司屋さん、いつもお世話になってます「すし万」。
根室のさんま。
濃厚かつ脂の乗り方がハンパない。

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珍味です。時鮭の筋子。
プツプツが細かく、味わいがこれまた濃厚。
熱いご飯があれば何杯もいけちゃう。
日本酒に最高でしたね

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毛蟹の蟹味噌和え
もうなんもいえないっしょ。
丁寧な仕事でございます。

Sushiman_8

厚岸の牡蠣。
軽く炙ってあります。
プリプリジューシーで、爽やかささえも漂う一品。
なまらおいしい・・・・

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少し人が少なめの、すすきの。
髭のニッカのオジサンの色が変わるんですな。初めて知った。

Maruyamagrill_1

翌日のお昼は、オムライス。
ふわふわ卵がおいしうございました。

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創成川沿いに立つ里程標。北海道開拓の始まりの地ともいわれます。
客先のすぐそばにて。

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そして、すぐに「すすきのの夜」を迎えてしまうことに。
去年に続く2度目の「かけはし」へ。
活イカさんは、まだ活動中で、吸盤の吸いつきも激しいのでした。
コリコリで甘~い。

Kakehashi_2

野菜も食べます。
炙ります。

Denden_3

普通に札幌ラーメンじゃつまらないので、と、歩いていて見つけたのが、石釜ラーメン「田田」。東京にもあるみたいだけど、麺は道内産。
優しい味の白味噌仕立てのスープ。ともかく熱いが、外は14度と涼しいから大丈夫。

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がっかり名所だけど、横から覗く夜の時計台。

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訪問先が、中島公園から足を延ばす先に数軒あり、公園を横切って、札幌コンサートホール「キタラ」をかすめて歩く。
札幌に来たら、キタラだけど、今回はこれといったコンサートなし。

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またもや夜。
塩ウニ食べます。
浜料理「かみ磯」へ。
でも美味しいものは疲れる。日常が恋しくなってくる・・・。
そりゃ飲み過ぎだからだ

Mamuro2

締めは、ラーメンじゃなくて、「豚丼」。
こちらも必ず行く「まむろ」。
親父さん相変わらず、「いつ来たの」「札幌は元気ないよ」・・・と。
ここの豚丼は、飲んだあとでも、スルッと入っちゃうし、翌朝も全然もたれない。
いつでも食べたいヘルシー丼

Sapporo5_norubesa

すすきの観覧車。
「ノルベサ」にのるべさ。

Okami_setagaya_saimi_2

最終日の昼のラーメン。これで仕事おしまい。
以前に食べて、その名とともに鮮烈な印象だった味噌ラーメン専門店「狼スープ」へ。
ところがしかし、店名はちっちゃくなってしまい、「せたが家&さいみ(彩味)コラボ店」となってました。
「狼スープ」は休業中で、その場をそのままに、期間ごとに、有名店のコラボラーメンにて営業中とのこと。
味噌と醤油のみの選択。
こちらは、煮干し出汁の味噌スープ。とかく濃い口で、強い味の札幌味噌だけど、こちらは味わいはそこそこ濃いものの、爽快な感じで、食後もさっぱり。
うまいんでないかい

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午後は、仕事仲間は帰還。わたくし、ひとりになって、百合ヶ原公園に。
こちらは市営の巨大な自然公園で丘珠空港の近く。
電車で行けます。
夏場はユリとラベンダーで覆われますが、いまはちょっと寂しく、花はダリア畑のみ。
こんな感じに、驚くほどたくさんの種類のダリアが咲きみだれてましたよ。

Yurigahara_2

きれいでしょ。

Yurigahara_1

こんな変わったヒマワリも。

季節はもう秋。
大雪山では冠雪と紅葉。
夏に別れを告げる、札幌出張でした。

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札幌駅に戻り、JRタワー(T38)に昇り、夕焼けウォッチングを敢行。
着た日の夕方、市内へ向かう電車から見た夕焼けが壮絶的に素晴らしかったので。
しかし、重い雲が空を覆う。
北西の小樽方面。

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飛行機に間に合う時間を逆算し、それまで駅周辺で一杯。
すすきの以外は、チェーン店ばかりでおもしろくない駅周辺。
もっと探索すればあったかもしれないが、穴場の少し寂しい西口へ。
「うみぼうず」は、私好みの大衆居酒屋。
北大側だし、こういう店は絶対あると思った。
BGMは、ちあきなおみの喝采でした。昭和の香りぷんぷん。

以上、超ロング記事すいません。

近いうちにまた行くことになりそうな札幌でした。

先のオペレッタアリアのCDには、ルチア・ポップの素敵なツィーラーの「小鳥売り」が聴けます。
あと珍品は、エルンスト・コツーブの歌うレハール「ジュディッタ」。
コツーブは、その名とは裏腹に、もしかしたらショルティのリングでジークフリートを歌ったかもしれないヘルデンテノール。
思ったるい鈍重な声に不思議な味わいを感じました。

「百合ヶ原公園」は、左のサイドバーに写真集としてまとめました。
以前の夏の写真もあります。

飲食状況は、滞り気味の別館にて記事にいたします。

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2011年9月24日 (土)

Sapporo

Sapporo_t38_1

さっきまでいた札幌(23日)。

20~23日まで、札幌出張でした。

その間、書き貯めた記事を予約投稿いたしました。
コメント頂戴しながら、失礼をいたしました。
順次、お返ししてまいります。

久しぶりの札幌、びっしり客先訪問。
最終日の午後からフリーに。

こちらはJRタワー38よりの展望。

大通りに、すすきのを望む。

Sapporo_t38_2

暮れる前の同じ方向。

数十分で、最初の画像のように暮れてしまいました。

夕方から雲に覆われ、夕暮れの絶景はお預け。

景色や花、そして食べ物・・・・、またまたご案内しますよ

数時間前まで、札幌でひとり居酒屋して、いまパソコンに向かうわたくしでした。

9月24日 0:58なり

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2011年6月18日 (土)

松山にて

Dougo

松山の道後温泉、坊っちゃん風呂より。

その日の、昼までは普通に東京にいました。

そして、その晩は、何故か松山。

どうせだからと、道後温泉で湯あみ。

Dougo1

いろんなことが重なり、たいへんだということで、その日急遽飛びました。

しばらくぶりの四国。そして、雨の松山。

Dougo2

市内を走る坊っちゃん列車。

Sakehachi1

夜の写真しかありません。

結局、2泊せざるをえず、ぐだぐだに・・・。

でも、松山の夜は美味しいものがたくさん。

じゃこ天です。

Sakehachi2

呼子のイカがありましたよ。

対岸は九州ですからね。

甘くて、コリコリ。どうしよもなくうまい。

Sakehachi3

お刺身~

大分で揚がると関アジ、関サバだけど、同じものが愛媛でも。

濃厚な甘さと引き締まった歯ごたえ。
鯵も鯛も、とんでもなくおいしかった

Sakehachi4

愛媛は日本酒も最高。
東の人間には、ちょっと甘めだけど、すっきりとしながらも、旨口で、魚にあいますな。
石鎚、内子の純米酒などを堪能しましたぞ。
コンビニで梅錦を買って、自分のお土産。

そうそう、なでしこジャパンの試合前夜で、ホテルも同じだったみたいだし、それ風の女子も見かけましたが、よくわかりません。
ともかくあわただしくて、忙しくて、バタバタの松山。

Matsuyama_castle1

今朝は、早起きして、松山城に徒歩で途上。
梅雨空ですがね、市内が一望の絶景。

松山は、おいしい食文化と、文芸の香りと歴史に彩られ、ゆったりした、とても雰囲気豊かな街でございます。

東京に戻った土曜の昼。
ギャップは大きいのでした。
はぁ、疲れた~

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2011年5月 4日 (水)

うつくしま 福島

Bandaisan

福島県の顔のひとつ、「会津磐梯山」。
一昨年の初春に撮影したもの。
子供の頃、こんな風景のCMがあって、「エンヤー、会津磐梯山は宝の山よ~」 という民謡が流れる、会津の日本酒のものだった。
子供心に、なんてきれいな山なんだろう、なんて雪深いんだろうと、遠くにある磐梯山を思ったものだ。

この福島県が、いま、いわゆる4重苦にさいなまれれている。

大好きな福島県を勝手に応援しようという企画です。

Inawashiro

磐梯山の南に位置し、会津若松と郡山の中間点にある「猪苗代湖」。
日本で4番目に大きい湖。
湖畔には、野口英世の生家と記念館があります。
デジカメがまだなかった頃、子供を連れて、裏磐梯に旅行したものです。
そして、こちらは、スキーのメッカですね。

Onahama

転じて、こちらは海です。
いわき市の小名浜港。
静かな、この港にも津波が押し寄せました。

福島は、「海・山・湖」と美しい自然がそろっているのです。

そして、もうすでにおなじみとなりました、3つのエリア。
「中通り」、「浜通り」、「会津」。
それぞれ、わたしが食べた美味しいものを、多くは再褐ですが、ご紹介。

Fukushima1_2

まずは、ラーメン。
わたしの好きな「白河ラーメン」の数々。
白河は、北関東との境に位置する東北の玄関口で、中通り。
醤油ベースのあっさりスープに、平打ちのコシの強い麺。
シンプルだけど、豊富な具材。
左手上から時計回りに、「朝日屋食堂」「あずま食堂」「大正」「いまの家」。

Panelimg2

次いで、会津。
山の恵みと豊富な水。

会津は馬肉文化圏。モモなどの赤身が多く、辛味噌をつけて食べます。
そして、全国区に有名な「喜多方ラーメン」。
「松食堂」であります。
それと、わたしの好きな牛乳が「べこの乳」。
車で出張したときなどは、ヨークベニマルで、馬刺しとべこの乳を買って帰ってました。
 最後のは、車で峠超えしたときに食べた、味噌けんちんうどん。

あと、会津は蕎麦ですよ!
デジタル画像を持ってないので、ここではありませんが、坂下という町で食べた「水蕎麦」が清涼でうまかった。
何も汁をつけずに、水に浸った蕎麦を、ネギ一本を使って食べるんです。
有名な親父の店で、あれこれやたらと話してくれましたなぁ。

Panelimg4_2

そして、また中通りに戻ります。
福島土産といえば、これ。
「ままどおる」と「エキソンパイ」。

その右は、郡山の「大番」というラーメン屋さんの味噌ラーメン。
ヒラヒラの麺がユニーク。
キタナミシュランちっくな、入店をためらう雰囲気のお店だったけど、味はgoodで、満席。

わたしの大好きな「丸信ラーメン」。田村市にあります。
そして、郡山には、ある会社の本部があって、何度足を運んだかわからない。
帰りは、いつも駅ビルにある「みちのく」という店で、馬刺しをつまみに福島の地酒「榮川」を一杯。

Panelimg3

浜通りの中心は、いわき市。
いくつもの市や町が合併してできた面積も大きな市。
上野から常磐線で行きます。
ときには、車で行ってしまうこともありました。

いわきには、湯本という温泉地もあるし、常磐ハワイアンセンターも有名ですな。
いわき駅周辺に宿泊したとき、街をさまよって、入り込んだ横丁の浜料理のお店で食べた煮付け。地元の方々に囲まれ、いつのまにかこちらも浜言葉を。
会津・中・浜で、言葉が少し違うみたいです。

湯本方面で見つけた「北石」という手打ち蕎麦やさん。
鴨汁蕎麦を頂きました。

で、ホッキ貝の握り。
いわきの寿司屋さんで。宮城の南部から福島は、ホッキ貝がよく漁れる。
原の町には、ほっきめし弁当もあったけれど。
そして、いわきでも食べますラーメン。
小名浜の支那そばや「かくれんぼう」の醤油チャーシュー。
この肉の下に、野菜やナルトが隠れておりました。

Panelimg5

あとは福島詰め合わせ。
上ふたつは、大熊町にある「おばさん餃子」。
文字通り、おばさんがやってるお店、原発から本近くなので、いまは避難されてらっしゃることと思い、心が痛みます。
ともかく、ウマい、安い、ボリューム満点。
ご飯を、白いのにする?たまごチャーハンにする?なんて聞いてくる店あります?
大振りな餃子もぷりぷりジューシー。
また行きたいなぁ~。

会津の名物のひとつに、ソースかつ丼もあります。
胃袋がひとつしかないので、あちらではまだ食べたことがないのです。
土産物のお菓子ですが・・・・。

そして、フルーツ王国福島。山梨と双璧。
とりわけ「桃」!

それから、当然に、日本酒。
名倉山、大七、榮川、奥の松、飛露喜、花春、会津ほまれ、三春駒、磐梯山、国権、会津娘、末廣、奈良萬・・・・・、ともかくたくさん。
音楽好きなら、喜多方に「蔵粋(くらしっく)」という酒がありまして、モーツァルトを聴かせながら熟成させてます。
なんだか、とってもうれしいじゃないですか。

食いしん坊目線から見た福島の魅力。
まだまだ、尽きない魅力にあふれてます。

連休がまだ続く方、是非にも福島へ。
風評被害なんてのに負けるな福島!
わたしも、飛んでゆきたい、福島へ。

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2011年2月24日 (木)

博多経由、広島なう

Hakata1

久方ぶりの博多。
よからぬ専門ビルが際立ちますが、この中州の夜景はいつも美しいのでした。
川沿いの屋台は、観光向けだし、中州もそんな感じが強くって、地元の方にお連れいただくのが一番。

→博多弁変換

>久方ぶり博多なん。
よからん専門ビルの際立ちます、こん中州ん夜景ば、いつでん美しいけんね。
川沿いん屋台な観光向けやし、中州もそげな感じの強くっち、地元ん方にお連れいただくんのいっちゃんや。<

Hakata2

この日はちょっと小ぶりだってけれど、透き通った生き造りは、甘味で最高なのでした。
食べたあとの天ぷらは、極上なり。

>こん日はちょー小ぶりばばってん、透き通った生き造りんな甘味で最高やけんばい。
べたっちゃんあと天ぷらな、極上ばい。<


Hakata3

で、ラーメンですな。

>で、ラーメンたい<

大急ぎの博多だったけれど、人も食も相変わらずよくって、いつかまた仕事抜きでのんびり来てみたいものです。

>大急ぎん、博多やったばってん、人もも相変わらずちゃくっち、いつかまた仕事抜きでゆたっと来てのごたぁもんやけど。<

Hiroshima1

こんどは、広島の繁華街へ。
いかにも風な銀行の先は、お好み村。
ビルがまるまるお好み焼き屋さん。
こちらも、現地人の案内でスルーして、地元風なお好み焼き屋さんへ。

→広島弁変換

>こんどは、広島の繁華街へ。
どがぁにも風な銀行の先は、お好み村。
ビルがまるまるお好み焼き屋さん。
こちらも、現地人の案内でスルーして、地元風なお好み焼き屋さんへ。<
(あんまし、変わんないね)

Hiroshima3

美しき広島焼き。
もう言葉は要りませんね。
ちなみに、おのみっちゃんの、尾道焼きと、広島焼きはどう違うんですか?
と聞いたら、
同じです、とのお答えでした。

>美しき広島焼き。
もう言葉は要らんのぉ。
ちなみに、おのみっちゃんの、尾道焼きと、広島焼きゃぁどう違うんか?
ゆぅて聞きおったら、
同じじゃ、とのお答えじゃったんじゃ。<

Hiroshima4

4/1カット。
どうです?
うまそうでしょ。
ビールがんがん飲めますよ。

>4/1カット。
どうじゃ?
うまそうじゃろ。
じぇけビールがんがん飲めるけん。<

Dome1

食事後、ホテルまで、東京から同行したお客さんと一緒に夜の原爆ドームに。
65年前の出来事。
その年月の経過を過去のものとするのか、早い月日の経過とみるのか?
まわりに立つマンションなどを見ると、人の一生よりもまだ短い65年という年月と、文化文明の進化ぶりの対比が、とても空しく感じられてしまった。

>食事後、ホテルまで、東京から同行したお客さんと一緒に夜の原爆ドームに。
65年前の出来事。
その年月の経過を過去のもんとするんか、早い月日の経過とみるんか?
まわりに立つマンションやらを見ると、人の一生よりもまだ短い65年っちゅう年月と、文化文明の進化ぶりの対比が、ぶち空しゅう感じられてしもぉた。<

Dome2

そんな思いをよそに、こうして真近にみると、そのリアリティに、時間の止まったような感覚を覚えてしまう。
この上空600mで、あの爆弾がさく裂した。

人類として、人間がその半鐘として永遠に残し、記憶すべきスポットに思います。

>そがぁな思いをよそに、こうして真近にみると、そのリアリティに、時間の止まったような感覚を覚えてしまう。
この上空600mで、あの爆弾がさく裂したんじゃ。

人類として、人間がその半鐘として永遠に残し、記憶すべきスポットに思いますけぇの。<

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2010年10月24日 (日)

千葉にて「チーバくん」

Chiba_sogo
遅ればせながら、祝クライマックスシリーズ優勝、千葉ロッテマリーンズ。
愛する正妻へっぽこベイスターズが、身売り問題はひとまず落着しつつも、旧株主と新株主との間がどうもかみ合わない。
採算重視の企業論理を盾にするのは当たりまえのことなれど、地域性の高いチーム競技などにおいては違和感もつきまとうのも事実。
それを指摘した行政の長に対し、「うっとうしい」と言ってしまう企業にベイを任せていいのかという不安もある。
強けりゃ、なんのことはないんですがねぇ・・・。

で、草の根のようにたくましく強かったロッテマリーンズ。
正妻が弱い時は、2号たるロッテを応援するしかない。
ハマスタとちょっと空気が似てるけれど、ファンの熱烈さと一丸さでは比ではないかも。
地域密着を成功させ、企業・行政・地場TVぐるみの体制を築き上げたマリーンズ。
セ・リーグより一歩先んじたパ・リーグであります。

日本シリーズはどうなりますか!

Chinakun
国体開催中の千葉。
そして、チーバ君でございます。
こうして横から見ると千葉県の形なんです。
笑えるでしょ。
私がとりあえず今住んでるのは、首の左の付け根くらいかしら(笑)

Chinakun2
フロントはこんな感じ。
これもまた「いぬ」ということで・・・・。

国体が終わっても、頑張る「チーバくん」なのでした。

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2010年10月23日 (土)

祝三ツ星☆☆☆ 大阪「太庵」

Matsutake1_2

10月19日、 「ミシュランガイド京都・大阪・神戸2011」で、大阪の日本料理店「太庵」が三ツ星に選定されました!

こちらのお店は、2003年頃から通い出し、手抜きの一切ない正統日本料理が、日本酒から焼酎、ワインまで、豊富なお酒を飲みながら楽しめる名店として、大阪出張の折は、大阪の仕事仲間の皆さんと集う場所であったのであります。

このところの不芳な状況で、1年もご無沙汰しちゃってますが、ついに三ツ星の栄誉に輝き、本当に慶賀の至りでして、お店のファンとしてご主人と奥さまに心からおめでとうと申し上げたいと存じます。

この写真は、昨年の秋に訪問したおりの一品。
「松茸」ですよ。
本体と、しかも千切りです。
店中、出汁と松茸の香りで満たされ、至福の時を味わうのでありました。

別館ブログをリンクしときます。

 「太庵」1
 「太庵」2
 「太庵」3



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2010年10月17日 (日)

びわ湖「トリスタン」紀行

Biwako1
 びわ湖ホールで上演された「トリスタンとイゾルデ」を観劇に、日帰り楽旅してきました。
極力安く行こうということで、新幹線は使わず。
行きは、マイレージ使用で伊丹空港からバスで京都入りして、JRで大津まで。
帰りは、京都から夜行バスで東京駅に早朝着。
朝帰りの日曜、寝不足でボーっと歩くワタクシに、ご近所の視線が痛い。
Chimakichi
大津では、こんなゆるキャラ発見。「ちま吉」君でござるよ。
1週間前の大津祭の曳山から投げられる「ちまき」をイメージしたものだそうな。
ちま江、ちま太郎、ちま二郎、ちま三郎、ちま犬・・・・、たくさんあり。

Biwako_jazz1
街ではジャズ・フェスティバルも行われていて、いたるところでライブ演奏中。
いいねぇ~。先週は、横浜もジャズだったし。
ジャズライブ中の曳山会館を見学し、浜の方へ降りて食事。
Sukiyakidon1
焼肉屋さんで、近江牛のすき焼き丼@1000円+ビール。
県民ショーに出てきた「赤こんにゃく」も入ってます。
が、しかし、忘れておった。関西のすき焼きの甘さを。
私の奥さんの両親は滋賀県なので、めったにやらないけど、我が家のすき焼きも関西風なんです。大量の砂糖と醤油で煮込む方式は、割りしたで育ったわたくしの口には合わないのですよ。
トリスタン観劇中も喉が渇いてしょうがなくて、幕間のドリンクがやたらとおいしかったんだ。
ちなみに、この日のオーケストラ、大阪センチュリー響と因縁の某府知事もいらっしゃっていて、私の真横で、にこやかに赤ワインを飲んでましたよ。近くで見ると若いねぇ。

Biwako7
終演後は、湖畔を散策しながら大津駅。ジャズライブはまだやってまして、その響きがどこまでも聴こえて、いい感じ・・・、でも、こちらは頭の中がトリスタン状態だから勘弁してね。

Kyoto_st1
駅前には、こんなきれいな噴水イルミが。
バスの出発は0時過ぎ、それまで京都駅周辺で飲んで過ごすことに。

Kyoto_kinu3
 おばんさいの店で食べた、若狭カレイが絶品でございまして、日本酒たくさん飲んじまいました。
こんなに飲んでバス乗って大丈夫かな、と思いつつも飲んでるし。

Daiichi_asahi3
仕上げは、第1旭でラーメン。
九条ねぎがしこたま。
ここでもビール。

Kyoto_tower
バスは、3列で、お隣とは通路とカーテンで仕切られていて、死んだように眠ることができるんです。大阪・京都から横浜を経由して、@6800円。

朝から、腹いっぱい、早朝の東京駅に降り立ち、これから旅立つ人々を尻目によたよたと、自宅に向かうさまよえるクラヲタ人なのでした。

オペラ本編はのちほど。

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