カテゴリー「音楽」の記事

2023年1月 3日 (火)

シュトラウス・コンサート スウィトナー指揮

2023

2023年、令和5年がスタートしました。

ことしも、ゆっくりペースで音楽を聴き、更新してまいります。

よろしくお願いいたします。

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  シュトラウス・コンサート

 オトマール・スウィトナー指揮 ドレスデン国立歌劇場管弦楽団

     (1979.12 @ルカ教会、ドレスデン)

ウィーンのオーケストラの専売特許じゃないとつくづくと思わせてくれる1枚。

かつて聴かれた馥郁たる柔和な響きと音色、ドレスデンのサウンドがここに。
ウィーンフィルもインターナショナル化してしまったが、ドレスデンも同じくそうだろう。
東西統一前のドレスデンの録音が東西のレーベルで盛んになされたことが今思えばありがたいことでした。

スウィトナー(1922~2010)のドレスデン時代は60~64年と短かったが、その共演と録音活動は長く続きました。
ベルリンは64~90年と長期にわたり総監督の地位にあったが、いずれもが東ドイツ時代。
チロル地方インスブルック生まれのスウィトナーがずっと東側で活躍し、西側での活動は日本でのものが一番知られ、アメリカやオーストリアでの活動はあまり記録に恵まれていないのも寂しい。
東西統一とともに、よくなかった体調もさらに悪化して指揮活動からも退いてしまったスウィトナー。
病気にならなかったら、ウィーンのオケとの共演もあったかもしれない、特にウィーン響などとの相性は良さそうだと思っていたので残念なことです。

イタリア人の血も引くオーストリア人であったスウィトナーの音楽は、わたしは明るく軽やかなものとの印象を持ってます。
モーツァルトが絶品なのはいうまでもないですが、ワーグナーも明快かつ歌謡性にとんだしなやかな演奏だったし、ブラームスやドヴォルザークも明るい基調だったと思ってます。
そんなスウィトナーだから、シュトラウスファミリーの音楽ものびのびとした硬さのない気持ちのいい演奏なんです。
こびを売るような効果のための歌いまわしはまったくなく、ストレートな解釈ですが、身に沁みついたウィーンのワルツやポルカの作法を、あの茫洋とした指揮ぶりで、ドレスデンのオケから難なく引き出していて極めて素敵なのです。

青きドナウ、アンネン・ポルカ、観光列車、オーストリアのむらつばめ
ハンガリー万歳、雷鳴と電光、芸術家の生活、百発百中
わが人生は愛と喜び、ラデツキー行進曲

ヨハン1,2世とヨゼフのシュトラウスファミリーの名曲をおさめた1枚だが、「オーストリアのむらつばめ」と「わが人生は愛と喜び」の弟ヨゼフ・シュトラウスのワルツの演奏が特に好き。
遅れて作曲家になったヨゼフの音楽は美しい旋律線をもつ抒情的なシーンが多いが、この2作品に息づく呼吸の良さというか、あふれる音の自然さがとても大らかで、まるで温泉にゆったりと浸かっているくらいに気持ちがよく、ほのぼのとした気分になります。
ポルカや行進曲も存外に弾みがよろしく軽やかです。
手元には、N響を指揮したエアチェックライブがありますが、ここでのスウィトナーも生真面目なオケから微笑みあふれるシュトラウスサウンドを引き出していて見事だと思いましたね。

スウィトナー、サヴァリッシュ、シュタインとN響の往年のドイツ系指揮者たち、今年はたくさん聴いていこうと思ってます。

Hiratsuka

お天気に恵まれたお正月。

箱根駅伝は残念だったけれど、いいお正月でした。

よき1年となりますように。

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2022年1月 3日 (月)

フランク 交響曲 ロンバール指揮

Odawara

2022年が始まりました。

高校時代に通った小田原です。

個人的にも新年早々、大きな出来事もあり、それこそめでたしですが、今年は他にも自分にとって大きな変化があります。

それはともかくとして、日本も世界も、自然災害や政治、国際関係など、激しく動くものと予見します。

でも、どんなときにも、音楽は片ときも手放せません。

今年のアニバーサリー作曲家は、フランクやV=ウィリアムス、スクリャービン、アルヴェーンなどなどで、ちょっと渋いですね。

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      フランク 交響曲 ニ短調

 アラン・ロンバール指揮 ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団

         (1995 @ボルドー)

生誕200年のセザール・フランク(1822~1890)
交響曲、交響詩いくつか、交響的変奏曲、ヴァイオリンソナタ、ピアノ五重奏曲、「至福」ぐらいしか聴いてない作曲家フランク。
交響曲だけは、20枚以上もそろえてしまったけれど、それだけは近くて、あとは自分にはなんだか遠いフランク。
ワーグナーと同時代のフランクだが、ワーグナーの音楽とは対極にあるようでいて、でも熱い宗教心が情熱的なうねりを呼ぶ点で、ワーグナーの音楽にも近いともいえるかも。
また、ブルックナーとも2年違いで、ということは、2年後にはブルックナーは生誕200年を迎えるわけだが、そのブルックナーは、フランクが交響曲作曲時は、7番の交響曲を作曲していた時期に重なる。
フランクは66歳にして始めて書いた交響曲。
第2番には行かなかったところもまた、慎ましいフランクらしいところ。
宗教的な感動が背景にあることを抜きに語れないフランクとブルックナーの音楽、ここ1~2年は多くの作品が録音されるものと思われます。

全曲を通じ共通の動機が使われていることから、循環形式と呼ばれる、しっかりした構成をもった音楽。
以前より書いてますが、中学生の時に初めて聴いて、第1楽章で形を変えて反復されるカッコイイ動機に惚れ込み、年をとってからは、第2楽章のイングリッシュ・ホルンの旋律が心に侘びさびのようにしみるようになった。
明るい終楽章の冒頭、やがて全曲を回顧するかのような雰囲気のあと、歓喜の中に終結する。
もっと弾けていいと思うが、でもこのぐらいがフランクらしく、フランクたる由縁の終わり方。
コンサートでも、なかなか盛り上げにくいところも好き。

生国ベルギーのオーケストラの録音は、存外に少ない。
ベルギー出身のクリュイタンスも、この交響曲の正規録音はない。
このあたりも前から思っていた、残念な部分。
少年時代に移住したフランスのオケのものはたくさんあり。
パリのオケばかりでなく、各地のオケによる録音もいろいろあって、フランクの交響曲で、フランス各地のオーケストラめぐりをするのも楽しい。

ボルドーのオーケストラによるこのCDもそのひとつ。
1853年を起点とし、その後、改編や合体をくり返し、ボルドー・オペラとも兼ねる存在となり、1988年にはナショナルの冠がついた。
そのときの音楽監督がアラン・ロンバール。

ロンバールの経歴を過去記事から
1940年生まれ、フランス国内での活動から、1966年のミトロプーロス指揮者コンクール優勝(ちなみに、飯守泰次郎は、このとき4位)。
その後、バーンスタインの助手をつとめ、メトなどで活躍し、オペラ指揮者としての才覚もあらわす。
71年からは、母国ストラスブール・フィルの音楽監督となり、エラートとの契約も成立し、当時、オーケストラ録音にこぎ出したエラートの看板コンビとして、大量の録音を残しました。
 その後は、ボルドー・アキテーヌ管弦楽団、そして、いまは、スイス・イタリア語放送管弦楽団の指揮者として活躍してます。

ストラスブール・フィルとの70年代の録音の数々は、そこそこ聴いたけれども、パリのオケとも違うちょっとドイツっぽいオケを駆使し、またエラートの鮮やかな録音も手伝い、切れ味のいい、かつ明晰な演奏が印象に残っている。
ボルドーとの演奏は、このフランクしか聴いてはいませんが、カルメンやオテロ、マーラーなどの録音も気になるところ。
 このフランクの演奏は、テンポをいきなり動かしたりして、あれれ?と思わせるヶ所が散見されるが、案外に渋い仕上がり。
ストラスブール時代のキレのよさは影をひそめ、ややモッサリ感があるのが以外だけれど、オケがローカルな味わいがあり、2楽章など曲の良さをしみじみと実感できました。
フランス南西部のボルドーのオケは、この時期まだ鄙びた雰囲気を出していた。
もしかしたら、もっとスタイリッシュな演奏だと思われるストラスブールでの旧録音もなんとか聴いて比較してみたい。
ロンバールはやはりオペラの指揮者なんだろうか、不思議な指揮者ロンバール、今回のフランクを久方ぶりに聴いて実感。
超ベテランとしての存在を今後示せるか。いかに。

それにしても、フランクの交響曲は、指揮者とオーケストラによってさま変わりしてしまう正解の演奏のない作品だと思う。
カラヤン、バレンボイム、コンドラシン、ヤンソンス、バルビローリあたりが好き。

ロンバール過去記事

「幻想交響曲」

「ツァラトストラはかく語りき」

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小田原駅近接の商業施設、minaka小田原。



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2021年1月 9日 (土)

ハイドン 交響曲第95番 デイヴィス&コンセルトヘボウ

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お正月の松が取れましたが、同時に首都圏に緊急事態宣言。

昨年の緊急事態宣言では、宣言前夜、スーパーなどから食料品がなくなってしまう勢いでしたが、今回は大丈夫。
しかし、飲食業界は、まるでねらい打ちされたみたいで、もう少しどうにかならなかったのだろうか。

ということで、今日は、おとなしく、交響曲の父、ハイドンを聴きます。
新年にふさわしいと思ったもので、少しでも新しい年らしくね・・・・

次の懐かしいジャケット画像は借り物です。

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 ハイドン 交響曲第95番 ハ短調 HobⅠ-95

サー・コリン・デイヴィス指揮 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団

                (1980.12 @コンセルトヘボウ)

コリン・デイヴィスのハイドン、ザロモン・セットは、70年代後半から2曲をA面・B面に1枚1枚発売されたシリーズでした。
CD時代になってから聴いたのですが、レコード時代の18世紀の風景画のジャケットも美しく、そして懐かしくて、上記画像を探し出しました。
 ハイティンク時代のコンセルトヘボウが一番好きな自分ですが、フィリップスレーベルはハイティンク以外の専属指揮者とのコラボレーションをいくつも企画してくれました。
そんななかのひとりがデイヴィスで、このハイドンとストラヴィンスキーが代表的な名盤です。

コンセルトヘボウ・オーケストラの柔らかくもシルキーな音色と、穏健かつ端正なデイヴィスの音楽作りが見事なハイドンを聴かせてくれる、このザロモンセット。
デイヴィスらしい熱さや、音の厚みもここではハイドンの音楽に寄与していて、聴いてて納得の瞬間がいくつもありました。
そしていつもと同じく、フィリップス録音の木質感と重厚感あふれるすばらしさはここでも安定の響きで、分離もよい。

時代の変遷期であったゆえに、古楽奏法や室内オケ的なコンパクトな演奏とはまったく一線を画した、王道をゆく演奏。
これはまた、デジタルへの移行中という時期とも符合するかと思います。

あえて、ザロモンセットのなかの唯一の「短調」の交響曲を選んでみたけど、ほかの番号でも全然よかったんです。
これまでブログに書いてない番号だったこともあるので。
でもしかし、この曲は短調に支配されてるわけでもなく、むしろ短調と長調の対比が20分余りのコンパクトな4つの楽章のなかで味わえる、存外に素晴らしい交響曲と感じました。
序奏がなく、いきなり始まるのもいいし、ザロモンが弾く前提のヴァイオリンソロや、チェロのソロもはいることも、聴いていて素敵なアクセントに感じる。
モーツァルトの短調に通じるような、ちょっと感傷的な雰囲気のメヌエット、終楽章ヴィヴァーチェの集大成感も短いながら好き。

曲も、演奏も、録音も、ともに味わい深いハイドンなのでした。

Hamamatsucho-2

内外ともにきな臭いことばかり。

音楽が救いだ。

ザロモン・セットは、手持ちはあと、ヨッフムとブリュッヘン。
アバドは完成しなかったのが残念。

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2020年11月11日 (水)

パッフェルベル カノン バウムガルトナー指揮

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街がどんどん赤くなる季節。

そして世界もなんだか、どんどん赤くなる。

自然は止められないが、人間社会は止められる。

 今宵は、ちょー懐かしシリーズ、久々に聴いてみた、です。

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 パッフェルベル 「カノンとジーグ」

  ルドルフ・バウムガルトナー指揮 ルツェルン祝祭弦楽合奏団

        (1968)

正直言って、中学生以来です、この有名な曲を聴いたの。

17世紀ドイツのバロック。

聴いた当時は、バロック音楽も現代と同じ楽器で、同じような双方で演奏されてたから、やたらとロマンティックで情も込められた演奏だった。
何十年ぶりに聴いた当時の演奏。
ちゃんと聴くの半世紀ぶりだろうか。

なにも感じなかった。
しかし、懐かしさと、どこか思い出したくない記憶をたぐってしまうような、嫌な気もしたし、当時の日常を思い出されるような感覚でもあった。

そう、いまや現代楽器でも、古楽奏法での演奏様式が通常となってしまったなかで、隠れキリシタン的な聴き方である、60~70年代のバロック音楽の演奏。
しかし、妙に不思議な快感を覚える自分。
若い世代には、共感不能な感覚であります。

これ聴いて、カノンのあとにジークがあったことにびっくり。

いまでも、パッフェルベルはよく知らないし、きっとこの先、ムーディな音楽のひとつとしてあり続けるんだろうな・・・
どんな人か、ちょっと気になるパッフェルベルさんでした。

MAGA!!

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2020年1月30日 (木)

グラズノフ 「四季」 デ・ワールト指揮

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梅の花もほころんでまいりました。

寒いんだか、暖かいんだかわからないくらいに、ここ関東では気温の変化が大きいこの冬です。

雪国には雪も少なく、あるべく季節感のメリハリがなくなってきてしまった感があります。

音楽ではちゃんと四季を。

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  グラズノフ バレエ「四季」

   エド・デ・ワールト指揮 ミネソタ管弦楽団

       (1993.1 @オーケストラホール、ミネアポリス)


チャイコフスキーの西欧風ロシアロマン主義と、恩師R・コルサコフら、5人組のロシア民族主義、その双方のDNAを受け継いだような存在のグラズノフ(1865~1936)。
とくに、チャイコフスキーが拓いたロシアのバレエ音楽の意匠を引き継ぎ、ライモンダと四季、有名なふたつの作品、さらに8曲の交響曲でも、ロシアと西欧の融合というグラズノフの音楽の傾向は顕著です。

 過去にアンセルメの演奏で取り上げた内容を修正しつつ転載。

1899年、プティパの依頼により作曲され、翌年、マリンスキー劇場にて初演。
35分ほどのバレエ音楽で、その名のとおり、4つの季節を、それもロシア特有の四季をほのぼのと描いた作品。

1~2分ぐらいのディヴェルティスマンの連続する、ある意味めまぐるしく変わりゆくその表情ある音楽たちの集積でもあり、特定の物語を持たないので、チャイコフスキーのような個性的なドラマ性とは遠い音楽でもあります。
でもそれが、演奏会や音盤だけで聴く場合に、そのメロディアスなサウンドや、甘味さ、優しい郷愁などが、ある意味人畜無害なピースフルミュージックとして楽しめるものでもあると思います。

「春夏秋冬」ではなくて、「冬春夏秋」という構成で、「冬」から始まるのが、いかにも、ロシアならではの風情であり、作曲者の感性であります。

第1場:厳しい閉ざされた季節のなかにも、霜や氷、雪などを幻想味ゆたかに表現してる「冬」

第2場:ほのぼのとやってくる「春」は、小鳥や花の世界で、たまらなく美しい旋律が続出。

第3場:北国の短い「夏」は、春との境目が緩やかで、恵を予感させ、さらに緩やかな夜も舟歌を歌って楽しげ。

第4場:実りの「秋」は、祭りの秋、豊穣の秋だ。爆発的なバッカナーレがあります。
だが、しかし、最後には、冬の横顔もチラつきだしながらも、さらに夏も回顧しつつ晴れやかに幕!

いい曲ですよ。
「秋」の音楽は、どこかで聴いたことがある、たしか、ディズニーのアニメで、ミッキーマウス作品だったかと思うが、勇壮な場面で巧みに使われていたと記憶します。

 自然豊かなミネソタ州の州都、ミネアポリスのオーケストラが奏でるグラズノフ。
マリナーの後を受けて、1986年から1995年まで首席指揮者を務めたデ・ワールトの指揮とともに、珍しいレパートリーだと思います。
バレエ音楽というよりも、生真面目にシンフォニックに演奏した感じで、CDで自室で楽しむのに、録音の良さもあって、これほどふさわしいスタンダードなものはないと思う。
もっと歌いまくったり、ガンガン鳴らしてもいいかもしれないけれど、そういうときは、スヴェトラーノフやアンセルメを聴けばいい。
夜にぼんやりしたいときとか、昼食後に少しまったりしたいときなどに、この素直で、クリアーな演奏はありがたいものです。

まだまだグラズノフは、いまいち知らない作曲家です。
交響曲も5番と8番しか知らないし、あとヴァイオリン協奏曲ぐらいで、ライモンダも聴いたことないもんだ。
ぼちぼち、ショスタコーヴィチを見出したシンフォニストとしてのグラズノフの交響曲にチャレンジしてみようと思う。
セレブリエールの全曲盤が管弦楽や協奏曲も含めた全集で、異常に安くなってる!
または、尾高さんか、ヤルヴィか・・・うーむ
 こんな風に、探求と鬼集、いくつになってもやめられませんなぁ~

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夕方に撮ったので、ぼけぼけだけど、赤いのも。

春待ち遠し、でも、怖いよ新型ウ〇イ〇、堪忍にて・・・・

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2016年3月18日 (金)

J・シュトラウス 「酒・女・歌」 シューリヒト・ボスコフスキー・グシュルバウアー

Hirayama

もう散ってしまった今時分の河津桜。

ピンクが濃くて、桃の花みたい。

なんか官能的でもあります。

背景が青空じゃなくて、これが暗い夜空だったりして、しかも、暖かい晩だったりしたら。

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  J・シュトラウス ワルツ「酒・女・歌」 op333

    
       カール・シューリヒト指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団

                            (1963.4 @ウィーン)

       ウィリー・ボスコフスキー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

                            (1965.10 @ウィーン)

       テオドール・グシュルバウアー指揮 NHK交響楽団

                            (1988.1  @NHKホール)


3つの演奏を聴いてみました。

処分整理のなか、ふと見つけたビデオ起こしのDVD。
N響アワーのなかでの、懐かしいグシュルバウアーの指揮ぶり。

ウィーン生まれ、ウィーン少年合唱団出身のグシュルバウアーだけど、ウィーンの楽壇とは少し距離があって、ドイツやフランスでのポストしか持てなかった。
よくいわれるけど、オーストリア系、それもウィーンっ子は、指揮者の場合、ウィーンでの活躍がなかなか約束されないということ。

そんなグシュルバウアーも、もうすぐ77歳。
巨匠の域に達した姿を是非聴いてみたい。
柔和な指揮ぶりのなかに、思いのほか強い意欲を込める。
そんなグシュルバウアーが妙に好き。
ロンドンフィルを指揮したウィンナワルツ集の音源もありますな。

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J・シュトラウス(1825~1899)の44歳、壮年期の作品。
恋多きシュトラウスの甘くも、晴れやかなワルツ。

酒・女・歌。。。何が悪い、楽しいじゃないか!

そんな風な想いを明るく、あっけらかんとして歌いこんだ曲。

どちらかというと、人生を楽しく過ごすためのツールとして、まず音楽があって、そこには美味しい酒と食がつきもの。
そしてなによりも、愛する女性がそこに共にあって欲しい、という、そんな日々を謳歌したいというワルツ。
いいなぁ、享楽的で。

いまのわたくしに欠けている3要素+MとTとH。

はて何でしょうな。

このステキなワルツを初めて知ったのは、シューリヒトの指揮。
コンサートホールのレコードでした。
前奏をカットして、簡潔に、シンプルに、でも、とてつもなく粋に、小唄のように演奏した達人の極意。

 ウィーン出身の人たちが、意外や、すっきり、あっさり、スタイリッシュな演奏に向かう。
そんな典型が、ウィリー・ボスコフスキー。
ヴァイオリン片手に、ニューイヤーコンサートの顔となったボスコフスキーだけど、その音楽は、しなやかでありつつ、とても現代的だった。
思えば、W・ウェラーも、いま活躍するホーネックも、みんな淡麗系。
濃厚なウィーンの味と裏腹に。

面白い傾向だと思います。

さてはて、3種の「酒・女・歌」を聴きつつ酩酊中。

あと2週間で、いろんな節目を築きたい。

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2015年6月23日 (火)

ベルリンフィル次期首席にペトレンコ

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祝福も込めて、夏でもこんなステキなイルミネーションのプリンスホテルと東京タワー。

5月始めに決定打が出ずに、1年以内にと、先送りとなったベルリン・フィルの次期首席指揮者選考。

ところが、思いのほか早く、決着をみることとなりました。

じっくり検討してると、他の楽団に、有力者を持ってかれてしまうし、現ポストを延長してしまう指揮者も出るからでしょうか。

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決定されたのは、キリル・ペトレンコ。

その報に、昨日接し、正直驚きましたね。

ティーレマンと、ネルソンスに絞られた感があり、この1年の客演指揮者も含めた中から選ぶものとばかり思ってました。

ペトレンコは、ここ数年、ベルリンフィルに客演が続いていて、その人柄も含め、音楽造りに賛同を得ていたようですが、5月の選考会の直近の演奏会をキャンセルしてしまい、レースから脱落かとも思われてました。

しかし、いまは、実にいい選択ではなかったかと納得してます。

①まず、42歳と若いこと。
ベルリンフィルは、若くて清新な血が常に必要に思うから。
フルトヴェングラー、カラヤンの伝統を持ちつつ、アバドとラトルによってもたらされた新風を引き継ぐのは、やはり若い力です。

②オペラの実力者であること。
西シベリアに生まれ、オーストリアに移住したあとは、オペラの下積みから叩きあげたカペルマイスター的な育ち方をしたペトレンコ。
マイニンゲンの劇場、ベルリン・コーミュシュ・オーパーから、バイエルン州立歌劇場の音楽監督へと、着実にステップアップして、ついには、バイロイト音楽祭で「リング」新演出を、一昨年から手掛けている。
ベルリンフィルは、オペラ指揮者であることも肝要。

③近現代ものに強み
マーラーを始めととする後期ロマン派以降の音楽が得意。
ベートーヴェンやブラームスは未知数
まだ、若いから、オーケストラと手を携えて、王道のプログラムを極めて欲しい。

④メジャーレーベルと未契約
DGかワーナーか、どこのレーベルが獲得するか。
わたくしは、どことも契約せずに、我が道を行く式になりそうな予感。
自主レーベルを運営する楽団としても、商業色のないシェフはありがたいかも。
 バイロイトは、今年で降板してしまうけれど、このたびの祝報で、録画とライブ録音もされるのではないかと推察。

まだ就任まで3年ありますが、こうして、あれこれ妄想してますよ。

今日は、ペトレンコの音源をいくつかツマミ聴きしてみました。

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スークの「人生の実り」「冬の夕べの物語」「夏の物語」。
コーミシュオーパーのオーケストラから、スークの緻密な世紀末サウンドを見事に引き出してます。

2013年と14年のバイロイト・リングから
ネット放送を録音したもので。
音楽が浮き足立つことなく、実に堂々としてるし、歌手が歌いやすいと思われる間の創出。
そして、沸き立つオペラティックな感興。
躍動感と、颯爽とした音楽の進行に、全体を見通す構成力。
ちょっと硬いけど、初めてリングを指揮した人とは思えない初年度。
2年目の方が、もっといい。

しかし、大指揮者の時代は遠く去り、名指揮者も次々に世を去り、大物不足は否めない。
でも、こうして、若い指揮者たちが次々に台頭してきて、名門オーケストラが、それをしっかりすくいあげて、新陳代謝を繰り返してゆく。
さらに、かつての名門に加え、わが日本も含め、オーケストラとオペラ界は、世界中がつながり、実力がアップ。
オケも指揮者も、国籍関係なし。
そんな音楽界になりましたな

過去記事

「スーク 人生の実り」

「スーク 夏の物語」

「バイロイト ニーベルングの指環 2013」

「バイロイト ニーベルングの指環 2014」

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2014年8月20日 (水)

メンデルスゾーン 交響曲第1番 ヘンゲルブロック指揮

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この夏は、富士山がよく見えました。

低気圧の影響で風が強く、雲もかかってましたが、ふだんの夏だと、気温の上昇で遠景は霞んでしまって、まったく見えないのです。

毎日、風が強いのも、今年の夏の特徴かも。

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   メンデルスゾーン 交響曲第1番 ハ短調

  トーマス・ヘンゲルブロック指揮 北ドイツ放送交響楽団

                 (2011.3 @コングレスハレ、リューベック)


残暑に負けないように、さわやかな音楽を続けて聴きます。

1825年、15歳のメンデルスゾーンの作品は、そんな若書きとは思えないくらいに充実した内容の交響曲であります。

4つの楽章できっちりと古典の流れを汲みつつ、自在さもあって、そこここに、初々しいロマンの萌芽が見受けられます。

この曲の作曲時点では、ベートーヴェンの第9のさなか。
ただし、1924年初演の第9を、メンデルスゾーンが、当時の情報網からして知っているとは思えませぬ。
 シューベルトは、「未完成」ぐらいまでの時点。
ウェーバーは、あらかたのオペラを書き終わり、最後の「オベロン」にとりかかっていた頃。

こんな風に俯瞰してみるとよくわかるメンデルスゾーンの立ち位置。

完全に、初期ロマン派の存在。
でも、もう少し視点を広げてみれば、古典派の末裔、かつ、純正ロマン派の狭間の存在のメンデルスゾーンが見えてきます。

その存在すべてを馥郁たる、たっぷりとしたロマン主義で解釈すると、交響曲は、サヴァリッシュやハイティンクの演奏が理想的。
軸足を、少し戻して、1番という作品の立ち位置を考えた場合に成り立つのが、今宵の演奏、ヘンゲルブロックの指揮によるもの。

この演奏は素晴らしい。

はつらつとした活力と、伸びやかな歌心。
それらを、現代楽器によるピリオド奏法により、完璧に導きだしてます。
豊かなスピード感と、鮮やかな歌い回し、キレのいいリズム。
 疾風怒涛的な終楽章は、こんな軽やかかつ、ビンビンの演奏で聴くと、ブラボー多発注意報が発令されそうです。

われわれにとって、ハンブルクの北ドイツ放送響は、ヴァントとの厳格なブルックナーの演奏のイメージが強くて、いまの首席指揮者、ヘンゲルブロックの指揮ぶりが、どうなのか、CBSということもあって、今後も、まったくわからない、そんな状況にあります。

でも、あの北ドイツのオケを、古楽奏法もいとわない、極めて柔軟な演奏スタイルに変えてしまったすごさ。
ピリオド奏法の陥りがちな、貧血ぎみのせわしさとは無縁のふくよかさと、柔らかさがここにはありますよ。
だから伸びやかなメンデルスゾーンにも、ピリオドがOKなのでした。

古楽の演奏から、現代音楽まで。
驚くべき広大なレパートリーと、それぞれに応じた演奏スタイルの選択。
これからの指揮者のあり方の、ある意味先端を走るヘンゲルブロックなんです。

オペラにおいてもヘンゲルさんは、無敵で、バロックから、ワーグナーまでを手掛けてます。
バイロイトに、早くも呼ばれ、新演出の「タンホイザー」を指揮したのは2年前。
鮮烈だけれども、ドラマと歌を大切にした、ごくまっとうな指揮でしたが、1年で降板。
 そうです、クソみたいなへんてこ演出では、指揮できませんよね。

まだ記事にしてませんが、一昨年あたりから思っていた、バイロイトの陳腐化と、普通のドイツの劇場へのなりさがりっぷり。
レコ芸の海外評でも、我が意を得たり的なことが書かれてました。

くそ演出では、いい音楽を奏でることができませんよ、まったく。
そのあたりは、また、夏の終わりに。

ヘンゲルブロックは、ドイツの期待の星だと確信します。
ティーレマンとは、まったく異なる個性ゆえに。

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2014年7月22日 (火)

フランク 交響曲 ニ短調

Hibiya

内堀通り、祝田橋あたりから、日比谷濠を。

お濠の水面の青空がきれいな、実は梅雨入りまえの写真でした。

西から、徐々に梅雨明けしてきて、本日は関東甲信越地方。

しとしと雨はなくなり、短期集中の豪雨が多かった。

嫌な降り方でしたな。

そして、暑い暑いを連発する厳しい夏があと2ヶ月もあります。

しんどいけど、がんばりましょう。

今日は、フランクの交響曲を。

この曲、好きなんですよ。
CD屋さん行くと、必ずチェックする作品でもあります。
最近は、そうでもないけど、結構集めましたよ。
全部で、22種類。

そんな中から、選択したのが2枚のナクソス盤。


Frank_neuhold_3 Frank_benzi

  フランク  交響曲 ニ短調

 ギュンター・ノイホルト指揮 ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団 

                        (1988.7@アントワープ)

 
 
 ロベルト・ベンツィ指揮 アーネム・フィルハーモニー管弦楽団

                        (1995.6@アルンヘム)


ナクソスレーベルの面白さは、まったく見向きもされない作曲家や作品にもまんべんなく目を向け、貴重な録音を継続してくれているところ。
 それに加えて、メジャーではない演奏家や団体も次々に登場させてくるところ。

ナクソスから録音デビューし、メジャーレーベルや自主制作も行うようになったオーケストラもあります。

このフランクの交響曲の2種の演奏は、ベルギーとオランダのオーケストラなところが気にいって、もうだいぶ以前に購入したものです。
 フランク(1822~1890)は、ベルギーのリエージュ生まれ。

Frank

フランダースフィルのあるアントワープ(アントウェルペン)と、オランダのアルンヘム、そして生地リエージュとの位置関係は、こんな感じです。

フランスでもなく、ドイツでもない、ベルギーとオランダは、ルクセンブルクと合わせて、ベネルクス三国と、世界史で習ったわけですが、文化的にもとても近いものがあると思います。
ただ、どちらかというと、ベルギーはフランス寄りで、オランダはドイツ寄りかな。

でも、どちらの国のオーケストラも、いかにもヨーロッパ的で、華やかさよりは、中間色の豊かな、くすんだ音色のイメージがあります。

ですから、フランクその人のイメージともぴったり。

ナクソスさん、やりますな。

フランダースフィルは、ヘレヴェッヘが指揮者となって録音も増え、来日もこなして、メジャー級の実力を発揮してますが、この録音は、オーストリアのノイホルトが指揮者時代のもの。
実に渋い演奏です。
霧がかかったような教会のある中世の街並みを思わせるような渋い響き。
フランク好きとしては、ゾクゾクしてくる第1楽章の始まりです。
録音も、ちょっとパリっとしてないところが、逆にまたいい感じです。
2楽章のイングリッシュホルンも、ほどよい渋さで聴かせます。
パリ管のようなあの艶やかな音色は聴くことができませんが、このフランダースの管の音色はとてもいいですね。
3楽章もさらりと流しつつ、淡々としてます。
ノイホルトさん、意外とテンポもよく、スタイリッシュな指揮ぶりなんです。
 そういえば、この指揮者は、激安リングの人でしたな。

そして、フランダースフィルは、いま、エド・デ・ワールトが音楽監督。
ワールトが若い頃にコンセルトヘボウと入れたフランクは、廃盤久しいですが、このオケで是非再録音してもらいたいですね。

 さて、もう1枚は、アルンヘム。
アーネムと呼んだほうがいいのでしょうか?
この録音当時は、まったく無名のオケだった。
そのあと、コバケンとジークハルトの録音によって、その素晴らしさと実力が知られるようになったオケです。
たっぷりとした厚みと、ふくよかさを感じるオーケストラです。
 ノイホルト盤よりも3分も長い演奏。
ベンツィは、若い頃は天才指揮者とか呼ばれていたけれど、ポストや録音に恵まれず、むしろ珍しい作品やオペラの録音に珍重されるタイプでした。
器用なんでしょうね。
このフランクは、かなり入念な指揮ぶりに感じます。
強弱のバランスに細心の注意が感じられ、音楽の表情はとても豊かで、いろんな音が聴こえます。
こざっぱりしたノイホルト盤と、大きく違う印象を受けますが、カラヤンほどのウマさはありません。
 辛口白ワインのノイホルト盤に対し、濃口の赤ワインを出されてしまい、少し戸惑ってしまうベンツィ盤。
まぁ、これはこれで面白い演奏ではありますね。
なにより、オーケストラがいいです。

このようにして、オーケストラを通じて、各国の各街々を地図でみたり、画像でみたりするのも、実に楽しいことです。

フランク交響曲・過去記事

 「バレンボイム&パリ管」

 「バルビローリ&チェコ・フィル」

 「コンドラシン&バイエルン放送響」

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2013年12月27日 (金)

BEATLES in CLASSICS ベルりンフィルの12人のチェリスト

Bay_quwater_2

おもちゃのお家。

それぞれに明かりが灯って可愛いものだ。

横浜ベイクォーターの大きなツリーの足元ですよ。

寒波来襲、寒い日が続きそうです。

雪も多くて、厳しい年末年始となりそうです。

Beatles_bpo_1

   The Beatles In Classics

    1.Yellow Submarine         2.Let it Be

    3.Something                   4.The Fool on The Hill

    5.Help                           6.Yesterday

    7.Michelle                      8.A Hard Day's Night

    9.Norwegian Wood        10.Here, There and Everywhere

   11.Can't Buy Me Love    12.Hey Jude

       ベルリン・フィルの12人のチェリストたち

                           (1982)


言わずとしれた、天下のベルリンフィルのチェロ奏者たち、12人のアンサンブルです。

1972年の結成ですから、もう40年超ということになります。

カラヤンの治世からずっと、ひとつのオーケストラの中のアンサンブルとしては異例のことかもしれません。
しかも、今も昔も、ギンギンのヴィルトォーソぶり。
それでいて、繊細で、艶やかで、緻密。

メンバーは40年を経て、すべて入れ替わっているけれど、きっと、指揮者の交代による、ベルリンフィル本体の音色の変化に合わせて進化し続けていることでしょう。

Bpo_cello


このCD録音時のメンバーをCDジャケットから。

カラヤン時代の終わりごろ。
当時の映像などでもお馴染みの顔ぶれで、なんだか懐かしい。

ビートルズ・ナンバーが12曲、これでもかというくらいに、ブリリアントに、そしてクラシカルに演奏されてまして、聴いてて、これほんとにみんなチェロかい?と思ってしまいます。

編曲が、ちょっと硬くて、もう少し、くだけてていいのかなとも思いましたが、これはこれで、むしろ新鮮なのです。

これをカラオケにして、ビートルズを歌っちゃうと、わたしなら、オペラアリアみたいになってしまうことでしょう。
今度、車の中の密室で、やってみよっと。

というわけで、個別にどうこうコメントはいたしませんが、ポールも来日して、ビートルズイヤーともなった今年、この懐かしいCDを聴いてみて、とても気分がよろしいです。

彼らのHPにあった映像から、東日本大震災の追悼演奏。

ヴェルディの「聖歌4篇」から、「アヴェ・マリア」です。

心のこもった美しさ、泣けます。

Bay_quwater_3

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