白河ラーメン
久方ぶりに福島に出張した。といっても栃木の北部、今は合併して「那須塩原市」がメインであったが、車をちょいと飛ばして、福島の最南端「白河市」まで足を伸ばしたわけ。何故って、ラーメンが食べたかったからという純粋(?)な気持ちからなのである。
福島は「麺王国」である。会津を中心とした「蕎麦」に、高名な喜多方のほか、白河、郡山の「ラーメン」なのだ。蕎麦は個性派ぞろいでまたの機会にするとして、ラーメンは概ね「醤油ベース」のさっぱり、まろやか系が主流である。東北の最南端で、玄関口にあたる白河のラーメンは以前から大好きで、数店を食したが、いずれも心和ませる醤油のホンワカ味で、いつかまた食べたくなる後をひくラーメンである。
今回は郊外にある「朝日屋食堂」。ここは地元でも人気店で1時を回っていたが、そこそこのお客さんで賑わっている。写真の通り、店の構えも正しく雰囲気豊かである。
欲張りな私は、チャーシュー・ワンタンメンをオーダー。スープをまず、一口含むと幾分醤油味の勝った鳥ガラや昆布のおいしさが拡がる。白河ラーメンの特徴である「手打ち縮れ麺」がそのスープとからまり、本当においしい。ワンタンは隠れているが、フワフワの薄い生地で繊細な食感。レンゲに乗せてほお張ると、アツアツのスープと一気に口に入り込み、ヤケドするほど危険。でもこれがまたうまい。肉厚の脂身のないチャーシューも昔ながらにおいしく、麺やスープとの相性抜群。
女性4人がきり回す店で、心も体も暖まる一杯であった。外へ出ると雪も凍る寒さ。さあ次はいつ食べに来ようか?
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