札幌 ①
3年半ぶりの札幌。道内での仕事が途切れて、この3年半というもの、行きたくてしょうがなかった北海道。自然・食・街、そして人、どれをとってもすばらしく、四季おりおりに味わいたい。
食に限れば真冬が一番。例のごとく、仕事で行ったのに、食べて飲んでばかり。どこで仕事をしたっけ。
札幌駅は激変した。3年前工事中だった「JRタワー」と「大丸」が完成し、「そごう」は「ビックカメラ」を中心とするテナントビルとなった。
そのビルに「札幌ラーメン共和国」なる流行のラーメン・スタジアムがある。おそらく「ナムコ」のプロデュースであろう。ここの良いところは、道内だけのラーメンにこだわったところ。
道内各地の個性あるラーメンが食せる。「札幌」は夜必ず食べるから、他のにしようということで、私は珍しい「遠軽」か「中標津」にしたかったが、大勢に流され「函館」塩に決定。
「あじさい」は、函館でも食べたことがあるが、透き通ったすっきりスープがキリリと美味い。
昆布ダシがともかく効いていて、スープの美味さは絶品。麺は硬めのストレートで相性良く、
バラ肉のやわらかなチャーシューもとろけるおいしさであった。幸せの一杯。
今週半ば、日本中が暖かな陽気に包まれたが、札幌もプラス気温で多かった雪もだいぶ溶けた。時間があったので、札幌のコンサートホール「キタラ」近くの中島公園を散歩した。 それでも、ここは雪が多く、薄曇の太陽が淡く光って美しかった。こんな景色を見ると、チャイコやシベリウスの1番が頭の中で鳴ってしまう。
雪祭りが終わって、静かになった札幌は、宿泊も安くなり居心地が良い。
でも最近は道が誘致していることもあって、中国・韓国の団体旅行者がかなりいて、そこに遭遇してしまうと賑やかなものだ。大通りを歩いていたら、団体に囲まれてしまって、日本にいる気がしなかった。また雪が珍しいから、雪合戦をしてしまい、自分達のバスに投げたりして運転手を困らせてしまうこともあるらしい。
JRタワー38階よりの眺め。北大のポプラが寂しい。しかし、ここからの360度眺めはすばらしい。日の沈む壮絶なさまも展望できた。夜景もさぞすばらしいだろうが、夜景は悲しいことに、その「ネオンのたもと」からしか眺めることが出来ない自分が情けない。
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