表参道ヒルズ
今日は気持ちの良い晴天。午後に勝手に時間を作り、事務所がある三田を出て、歩きまくり。麻布・六本木・乃木坂・南青山を抜け表参道まで約5キロを走破した!最初はその気もなかったが、せっかくだから話題の「表参道ヒルズ」を見学。学生時代に違和感と共に、表参道の景色として馴染んでいた「同潤会アパートメント」がSCになった。地下も巧みに使い空間を見事に演出したSCが出来ていた。
平日ながら、自分も含めて皆、何をしているのだろうか?というくらいに人が多い。有名・無名のブランドを配したテナントは左右のスロープを回遊しながら、楽しめる。飲食エリアも充実しているが、手狭すぎて混雑がおびただしい。あれでは、温めるだけの調理しか出来まい。ブーム後のことを考える必要があろうか?呑み助の私には、日本酒バーもある。全国の地酒がそろっていて、手頃な値段だ。カウンターは7~8席で満杯。すべて女性。しかもすごい美人が夕刻から日本酒をひとり飲っている。おっおー・・・。
3時間以上に渡って歩いたが、きれいなおねいさんと元気なオバサンしか目につかなかった。私のようなくたびれたオヤジは、その存在が恥ずかしい限りのトホホである。
東京の、この国の歪んだ階級社会を垣間見る思いがした。
自分が学生時代の20数年前は、街はみんなのものだった。一様に東京だった。 今は、東京でも電車で数分の距離が、エリアによってまったく異なる人種の集う街が出来上がってしまった。本日のエリアは、セレブや高所得者のエリア、渋谷は若年中心の野蛮なエリア、新宿界隈は中・韓のメッカ、池袋は雑多で危険なエリア、丸の内から東京駅は高給取りのサラリーマンエリア・・・きりがないくらいに明確に色分けできる。自分の所属するエリアが、自分の社会的立場の物差しになってしまう。悲しいことだ。こんな東京に誰がした。
南青山で見つけた野良猫。彼女(たぶん)は、自分の帰属エリアなんぞ気にせずに羨ましい限り。声をかけると、見つめ合うことしばしであった。
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